関節リウマチの治験薬の投与開始である。
次からは通院での注射だが、一回目だけは念のため入院ということだ。
一階で入院手続きを済ませ、病棟にあがると、病棟のダイニングでちょっと話を聞かれた。
まずはダイニングからの眺めが感動!
17階の病棟だったので、大阪市内を一望できるロケーションの良さ。何とも絶景。
その後、10時頃に通されたのはシンプルな個室。
窓も大きい!…そう、絶景かな!である。
夜景が期待できるなとほくそ笑むのであった。
さて、入院スタイル(パジャマ)に着替え、のんびりしていたが、とにかく腹が減る。
そう、空腹時採血のために10時間の絶食だったのだ。
普通なら「朝食抜き」程度だからたいしたことないのだが、私は1時半に起きてタヌキの弁当と朝食を作るので、その時間にちょこっと夜食(弁当の残りおかず等)を食べるのが常だ。
その日もタヌキの弁当を作り、朝食を作ってから出ていた。
ってなわけで
早く血をとってくれ~!!
なのだった。
検温と血圧チェックなどをしていると、治験コーディネーターさんが待ちに待ったスピッツ(真空採血管)を8本ほどもってやってきた。
ところが採血が問題なのだった。
私は採血者泣かせの血管の持ち主なのだ。
ただでさえ分厚い皮下脂肪で血管が出にくい上、血管が細く、血管が逃げる?らしい。
さらにステロイドを使うようになってからさらなる皮下脂肪のせいかさらに血管が出にくくなったような気がする。
まずは部屋担当の若い看護師さんがブスリ!
あえなくアウトであった。
すぐさまベテランの看護婦さんが呼ばれ、腕を温めて血管を出しやすくするためのホットパックまで登場。
いざ1発でとおもいきや、…押したり引いたり…
私「逃げますか?」
看「逃げますねえ」
紆余曲折の後、やっと血管に針が刺さった。
後は真空採血管に次々と採血されていく。
とまあ、こんな具合に採血が終了したのが11時ちょっと前
診察の予定まで間があると言うことで、空腹な私は地下一階の売店(ファミマ)に駆け込んだ。
まあ、昼食まであとちょっとなのでジュースとブラウニーを入手して部屋に戻って間食で一息ついた。
その後主治医が訪れて診察と説明をしていった。
さらにその後、関節の状態を客観評価するとかで別の医師が来た。
関節の状態を慣れた手つきでチェックしていく。
要は腫れと、押して痛いかどうかのチェックである。
そして昼食。病院食としてはなかなかおいしい方であったので一安心。
お膳を片付け、お茶をすすっていると、今回の入院のメインイベントの「治験薬の注射」が医師(また別の医師)とともにやってきた。
私にとっては静脈注射より怖い皮下注射である。
それも3本!(あらかじめわかってはいたが…)
左腕を出し、身構える。
一本目…痛い
二本目…痛い
三本目…やっぱり痛い。
皮下注射はやはり嫌いだ~!
とはいえ副作用等で治験が中止にならない限りは当分皮下注射とのおつきあいである。
観念せねば。
さて、4時間後の採血までは全く暇。
ということで、私は昼寝をすることにした。
寝不足だから簡単に寝られる。
ぐっすり寝たあと、バイタルチェックと採血。
今度ははじめからベテランさんがホットパックを持ってやってきた。
やはりで内肘は血管が出ないので、手の甲の血管を使ってあっさり採血が終了。
これであとはのんびりするだけだ。
持参したインスタントコーヒーを入れて飲んでのんびりテレビを見ていると
日が暮れてきた。
待望の夜景である!
夜景を楽しみながらゆっくり夕食を食べ、お茶をすする。
食事の支度も片付けもないとなんと夜の長いことか!
家事に追い回されないゆったりとした時間の流れを楽しみ、消灯前に寝てしまった。
が…、習慣とは恐ろしいものだ。
3時ちょっと過ぎに目が覚めた。
ま、長時間睡眠時用の頓服を飲んでいたのでまたすぐ眠れた。
そして朝…。
痛み止めが切れている時間なので相変わらずあちこちが痛い。
まあ、治験薬もそうはすぐ効いてくるものでもないから仕方ない。
痛み止めを投下してしばらくごろごろ。
朝食を食べて診察を受けて10時すぎに退院。
一泊二日ごろ寝の旅であった。
あとは薬の効いてくれるのを待つばかり。
早く効いてくれ~!
なのである。
(どこの病院?というご質問にはお答えできません、ごめんなさい。)
(治験の詳細はこちら http://www.bms.co.jp/pdf/rd/chiken/IM133-001.pdf )

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