デジタル耳せん新モデルMM2000が発売に!
早速購入してためしてみたのでそのレポート第一報
このブログでも紹介ていたキングジムのデジタル耳せん、今まで私が使っていたのはMM1000というものだが、そのデジタル耳せんの新バージョン、MM2000が、2018年11月9日に発売になった。
デジタル耳せんとは、300HZ以下の周波数の音のみノイズキャンセリングの原理で消してくれるという機器である。人間の声の成分は300HZ以上の範囲の音が多いのでちょっと小さくなるかな?感はあるが、車内アナウンスなどは十分聞こえる。
一応書いておくが「耳せん」なので音楽を聞く機能はない。
地下鉄のホームや空調音がでかいところ、でかい冷蔵機器のあるところなど、低周波成分の多発するところに出かけるときに愛用していツールである。ざっくりいえば聴覚過敏対策ツールである。
このあたりは前にMM1000買った時に書いた記事に突っ込んで書いてあるのでそっちをど~ぞ→第一弾 第二段
聴覚過敏についてはこっち→http://asdlife.net/blog-entry-643.html
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数年前に書いたMM1000関連の記事でやれコードがうざいだの、コードたよりなくてぶっちぎりそうで怖いだの、公開の場で文句をたくさん書いておいた甲斐があったのかなかったのか、それはわからないが、一体型になって普通のbluetoothイヤホンと同じような形になった。
そして騒音カット性能もアップしている!
- MM2000 -25db 騒音を約95%カット
- MM1000 -20db 騒音を約90%カット
これね、音圧レベル(db)の数値の違いは1.25倍なんですが、カットする音圧(簡単にいうと音のエネルギー量)にしたら実は約1.8倍なんです(ここいらの詳しい解説は省きます、音響屋さんや測定機器さんのサイトに詳しい解説しているページがたくさんありますので)。つまりかなりの性能アップなんです。
おまけに防塵・防滴仕様(完全防水ではありません)
電源はUSB充電のリチウムイオンバッテリー式になり最大駆動時間は50時間とちと短くなった(MM1000は単4アルカリ乾電池1本で100時間)
そしてコードは丈夫なファイバー入りになったという。
価格は...メーカー希望小売価格が¥8,500+消費税と、お値段はちと高くなった。
でも...性能と使い勝手アップのほうが大きそう....
我が家のMM1000のたどった道
我が家ではいままでMM1000を4台買っている。
彼らはよく働いてくれた。2台は狸穴猫が不注意でコードぶっちぎったためその命を終え、1台はイヤホン部分に水がかかって成仏するに至った(何回かは復活したんだけどねえ)...というわけで、現存は一台。
ラスト一台も二年経つので、暖房機シーズン前にそろそろもう一台買おうかな...と思っていた矢先の新モデル発売だったので、迷いはないw。
発売当日、某モールで検索し、勢いよくカートにいれ、勢いよく購入ボタンをおした。
MM2000がやってきた
ワクワクしながら待つこと3日。
MM2000が我が家にやってきた。
おや、パッケージがちょっとだけ高級っぽくなっている。
ま、ここはあまり機能には関係がない。
開けて見ると...
増えたのは充電用USBケーブルとウレタンイヤピース。
ポーチはMM1000についていたのよりも少し高級っぽいものになっている。
充電用のUSBケーブルは短いA-microBタイプ(コネクタ形状はアンドロイドのスマホやモバイルルータなどで多いタイプ)、平形のごついケーブルで丈夫そうだ。
イヤピースはシリコン製4サイズとウレタン製が付属している。
ウレタン製もためしてみたが、フリーサイズと書いてあったもののどうみてもM(汎用市販品ではいろいろサイズがある)、一応ためしたが、きつかったのでシリコン製の前から使っているサイズに戻した。
遮音性の高いウレタン製も魅力ではあるので、Sサイズ買ってためしてみたいとは思う。
一体型なのでケーブルが短くすっきり
ケーブルも丈夫そう
本体と一体型になったことだけでも明らかにコードぶっちぎりのリスク(絡んだり引っかけたり...)は低くなったのだが、さらにコード自体もちと太めの丈夫なものに変更されている。
MM1000と台所の相性は悪かった
実のところケーブルがあっても、動かない時にはたいして困らなかった。ポーチにストラップつけて首からぶら下げておけば上着にポケットがなくても大丈夫だしそうしていた。
だが、私のようなそこつな奴が移動のある作業をしながら使うには、長いケーブルには引っかけるという問題がつきまとう。ケーブル引っかけ問題と水はね問題がある台所作業とMM1000は相性がよくなかった。
大太鼓やらティンパニといった低音が大好きなタヌキ亭主が、台所のすぐ脇の6畳ほどの土間でブルックナーやマーラーなんかを聴きだすと...デジタル耳せんを使いたくなる。
結果...3台のMM1000がその犠牲になった。
だが、この問題はMM2000では全て解決されていた。
- ケーブル一体型で引っかけや絡まりが生じにくい
- 丈夫なケーブル
- 防塵・防滴仕様
これはもう嬉しいとしかいいようがない。
一体型になって出てきた問題は「落としそう」「なくしそう」であるが、ま、これはちょいと対策を考え中。
装用した感触からいうとさほど「落としそう」とは感じはないのだが、外出時に雑踏を歩いてるときに使うとなるとやっぱり気になるもんね。
-5dbの差はけっこう大きい
さて、ノイズキャンセリング性能方面に言及しよう。
静かな室内では差がわかりにくい
冒頭でちらと書いたが、db(音圧レベル)ではなく、カットする音圧で比較すると性能はかなりアップしている。
とはいえ、空調なし、あるいは空調機器が優秀な室内だとMM2000とMM1000の違いは感じられない。
そりゃそうだ...もともとが60dbの環境であれば
- -20db:60db→40db
- -25db:60db→35db
どっちも結果はかなり静かだから快適さに差は出にくいだろう。
さらに...今書いてるパソコンもかなり静音化しちゃったし、最近脳みその調子もわりといいので、多少は自動のフィルター機能も働いているようだというのもあるにはある(ちなみに私の音過敏の程度は体調その他でかなーり変わる)。
やはり轟音機器に近いところだと効果を実感できるかな...と、寝不足したうえでワクワクしながらためしてみた。
身近な轟音機器の代表格といえば、電車、そしてスーパーやコンビニの冷蔵・冷凍機器である!
スーパーの冷蔵機器vsMM2000
まずは徒歩圏の某ローカル大手スーパー。
しばらく前にリニューアルされて冷凍・冷凍機器の壁面配置が増えたので音響環境としては悪化していた...つまり、寝不足の時には少し早足で通過したくなる場所へ突入。
MM2000の圧勝でした。MM1000でも問題ないくらいには騒音がカットできていたけれど、冷蔵機器の運転音がごっそりなくなりましたね。
イートインコーナーで読書できちゃいそう。
大和路快速モーター音vsMM2000
所用で奈良方面に出かけることがあったので使ってみる。
大和路快速は車両が古い...JR西日本211系...まあ、昭和の末に作られた快速用の電車。停車中の音も走行音も車内もかなりうるさい(娘が小さいとき、某駅を大和路快速が通るときに遭遇するとよく耳塞いでいた...車両かわってません、そして近鉄の準急では娘は耳ふさぎはしなかった)。
王子の駅で乗り換えるとき、反対側のホームにその大和路快速が止まっていたのだが、不快なモーター音はごっそり消えてくれた。
乗車時に使ってみると...ちと静かすぎるので乗り過ごさないかどうかちと不安になる。ちなみに車内アナウンスは聞こえたので目的の駅で降りることはできた。
ただ、駅や車内のアナウンスの聞こえ方はMM1000より若干小さく聞こえる感じ。
まあ、駅員さんや車掌さんの声質によっても変わるし、聞きもらしたくなさってのも時によって変わる。
そんなわけで、場合によって使い分けるのがいいかも...と思った。
※念のため書いておきますが、デジタル耳せんは、音情報が危険防止のために必要なとき(車の運転中など)は使用してはダメですよ~!
(取説にも明記されています)
デジタル耳せんMM2000使用感まとめ
さっくりまとめちゃいます。
ケーブル一体型は楽ちんで安心
5dbの差はけっこう大きい
残したい音や環境よって使い分けもいいかも
ってなところです。
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