「アスペルガー症候群 」カテゴリ記事一覧


その行動は「こだわり」なのか?-狸穴猫の幼少期の事件から-

自閉症児者の特徴として「こだわり」が挙がること多い。

やたら道順にこだわるとか、部屋の造作にこだわるとか、その他、定型発達者の場合にあまり見られないようなこだわりが自閉症にはあることが多いと言われる。

「こだわり」を活かせばいい...という話も多いのではあるが、いわゆる「こだわり」現象の中には、「知らないこと(未学習)による不安」や、「カンチガイ(誤学習)」といったものも多いように私は感じている。

特に生活上不都合の起こりやすいこだわりの場合、その傾向は大きいような気がする。

 

============================================

前置きはこのくらいにして、今日は私自身の幼少期の話をしよう。

 

私がまだ物心つく前の話だ。たぶん2~3才頃の話だと思う。

当時、私と父母は埼玉県草加市のはずれの、高度成長期によくあった平屋の建売住宅に住んでいたのだが、ある日母に連れられて東武伊勢崎線の松原団地駅の近くまで出かけた。

高度成長期のシンボルとも言える「公団団地」のさきがけである松原団地には市役所の出張所や郵便局、そして当時まだ少なかったスーパーもあったので、そのあたりへの用向きだったのだろうが、詳しい事はわからない。

何度となく笑い話として母の口から出てきたのは、私の行動で困ったという話だ。

行きの道はまあ何ごともなかったらしいが問題は帰りだった。

50年前は首都圏といえどまだまだ舗装路も少ない時代、ちょっと団地を離れると田んぼの中の砂利道というのどかな風景が広がっていたはずだ。その団地のはずれあたりで問題は勃発した。

母がさて帰ろうとバス停までの道を私の手を引いて歩き出し、しばらく歩いたあたりで私が頑として動かなくなったという。

原因はというと、母がいつもとは別の道を通ろうとしたからだという。

「おうちにかえれないからイヤ!」

と頑として譲らず、泣いて嫌がるので非常に困ったのだという。

途中までは手を引かれるままに歩いていたらしいが、ふと周りの風景が普段通る道と違うことに気がついたといったところらしい。

途中まで機嫌良く歩いていていきなり動かずでは、そりゃ母もビックリだったろう。

その道を拒否するならはじめから拒否しろよと私も昔の私に言いたい。

 

なんとかなだめすかして...と母は全力でトライ&エラーを繰り返し、ついに魔法の呪文をひねり出した。

「道路はつながってるから必ず帰れるよ」

まあ、厳密には正しくないが、首都圏の公道であれば概ね正しいといえる。

この魔法の呪文で納得した私はまたテクテク歩き出したという。

30分ほど動かなかったらしいのだが、あまりにあっけない結末が印象的だったのだろう。この話は母が私の「納得しないと動かない性格」を語るときに出てくるエピソードの筆頭である。

そう、普段通りの道順にこだわっていたように見えた私の行動は、単に「そこいらの道路」というものの概念、特徴がつかめていなかったために不安に駆られただけのことだったのだ。

 

つまり「未学習」によって起こった現象である。

 

歩くのを頑強に拒否するといったことはそれ以降全く起こらなかったという。

発達障害という言葉がまだ日本になかった頃の話である。  

 

自閉症児のこだわり行動」と呼ばれるものの中には結構こういった「わからないから不安」というケースも含め、「未学習」や「誤学習」が根っこにある行動も隠れているのではないだろうか?

「こだわり行動」と、ひとくくりにしてしまうと見えてこないものもあるかもしれない。

 

その後の私だが、幼稚園頃には何かにつけて道路地図を引っ張りだし、母の実家に帰省するときのお伴はだいたい道路地図帳だったし、小学生の頃は鉄道の路線図が大好きで時刻表マニアでもあった。

私にとって、地図はある種、安心の源なのかもしれない。

 

え、今?

今も好きですよ。地図は大好き。グーグルマップもストリートビューもよくつかいます。お出かけ前に地図を入手するのが手軽になったのでエスカレートしてるかもw。

 

 

=================================

最近のお出かけのお伴は地図+デジタル耳せん↓


キングジム デジタル耳せん MM1000 ホワイト

これがあると音疲れが少ないのです。

 

 

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第65回アスパラガスの会 参加登録開始のお知らせ

暖かいを通り越して暑い日があったり…、かと思えば肌寒い日があったりと、まあ毎年結構気候が不安定なのがこの時期ですが、体調管理がちと大変ではあります。

特に急に暖かくなると水分補給をうっかり忘れてしまいやすいですね。
気をつけなきゃです。

4月のアスパラガスの会は人数多めで、久しぶりに締めきり予定日の3日前に定員に達して締めきりました。
ほとんど宣伝らしい募集宣伝はしてないんですが、ここのところ何故かWebサイトのアクセスが増えてまして、それが影響してるんでしょうか…。

さて、次回のご案内です。 
 

第65回アスパラガスの会開催概要



とき:2016年月5月28日(土) 午後2時~午後3時45分

ところ:JR大和路線・近鉄道明寺線 柏原駅徒歩数分の公共施設

参加費:100円(通信費・資料代等)

申込期間 2016年4月25日(月)~2016年月5月15日(日) 

テーマ : 意思表示と交渉、どうクリアしようか?

定員:25名(先着順)
 ※定員に達しますと期日前で締めきることもありあます。参加登録はぜひお早めに!

エントリーフォームへはこちらから


自閉症スペクトラムの方では意思表示、交渉といったことで困ったという経験をされた方が多いのですが、コミュニケーションの障害といった見方もできますが、周囲に手助けを求めるのもやはり意思表示が必要。

となると苦手なら苦手なりに最小限の知恵はつけて対応できたほうが良さそうです。
皆さんでそういったところについて話し合ってみませんか?







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L字型キッチンはアスペルガーの敵?

そういえば去年…いや一昨年書き損なったなあということがあった。


アスペルガーで同時並行の作業が苦手で料理もどうもイマイチ得意ではないという話はしばしば聞くが、私は台所に立つのがわりとすきなほうである。

単純に食い意地が張っているのであれこれ調理の工夫をしたりするのも好きだ。
特に並行作業に困ったという記憶もない。

どうやって並行作業をしているのかというと、頭の中にエクセルのシートみたいな表を作っていたり、急ぐときは材料をすべて並べて忘れないようにするといった感じであるのだが、まあそこんところは本題ではないので省略して本題に。

ここ10年、すなわち私が狸穴に移り住んで以来、不思議なことが時々起こっていたのである。それはなにかというと…

鍋を時々焦がす!

ということである。

別に他の部屋に移動して鍋を焦がすわけではない。
すぐ横にいて別の作業していて焦がすのだ。

狸穴に移り住む以前はほとんど私は鍋を焦がすなんてことはしたことがなかったので、なんだろな~と思いながらも内心ちょっと凹んでいた。

で、思いついたのがキッチンの配置である。

狸穴以外は一列配置のキッチンだった。

そして狸穴はL字型キッチンである。

【図】2016kitchen.jpg

だいたいシンクの方を向いていて右側のコンロの鍋を焦がす。

「見えないものはとことん忘れやすい」ので、シンクを向いている時に後方になってしまい、視界からはずれてしまうことが原因のようだ。

まあ、原因がわかれば対策するのみだ…が、なかなか改善しない。

だがこれがなんともあっけなく解消したのだ。

 

一昨年ガスコンロを新しくしたとき、なぜかタイマー機能がついているものにした。

狸穴は昔使っていた竃(かまど)の上にガスコンロを置いているのでビルトインなどという近代的なものではない、昔ながらの二口ガスコンロである。で、単に掃除がしやすいガラストップでグリルが”ぐるりんぱ”のコンロならいいってだけで選んだのだが、タイマー機能や湯沸かし機能(沸騰したら勝手に弱火にしてくれる)がついていた。

その機能が目的ではなかったものの、せっかくだからとあれこれつかってみたらこれがヒット!

普通のキッチンタイマーよりも表示が見やすいし、ガスコンロそのものにタイマーが付いているのでキッチンタイマーと違って引っ張り出す面倒がないのですぐ使える。

タイマー機能を使い倒すようになってからほとんど鍋を焦がさなくなった!

 

そんなわけで我が家の鍋達にも平安が訪れたのであった。

 

いやー、いい道具ってホントありがたいですね~。

 

コンパクトにまとまるので良さそうに見えるL字型キッチンも「見えないものはない」のアスペルガー者にとっては思わぬ落とし穴になるのではないかという話でした。

 

 

▼こげ取りはこれが一番だと思うw↓

 


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謹賀新年-2016おせちほかもろもろ-

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 本年もアスペルガーライフblogをよろしくお願いします。

…といってももう新年も三日ですね~。

例年通りにおせちを作り、ここ数年恒例化している新年会を元旦にやり、一息ついたのが二日で今日やっと初詣にいってきました。

狸穴のおせち

というわけでおせち画像を一応アップしておきます(今年のはクリックすると拡大表示できます)。

2016osechi01.jpg

例年とメニューはほとんど変わりません。変更点は、年末に金柑を手に入れ損ねたので金柑の蜜煮は省略したのと、ローストビーフの購入をやめて手作りにしたくらいかな?真空調理のコツが多少わかってきたので炊飯器の温度調理機能を使って作ってみました。

写真の4段プラス左側のお重のスペア一段の計5段と、なぜか恒例化している中華おこわが新年会のテーブルに、新年会後にはきれいさっぱり12名(うち来客8名)の胃袋へと消滅しましたw。

うちのお客はよく食う客ばかりなので作る方としては作りがいがあります。

18日くらいからタチの悪い風邪をひいてしまい、このブログは放置状態だったのに「お正月なび(http://maminyan.com/shogatsu/)」の更新ラッシュをこなすのがやっとで、、あまり買い物には走り回れなかった年末でしたが、長年の断続睡眠生活から暮れの20日で足を洗えたので(超早朝出勤だったタヌキ亭主が暮れの20日定年退職したため)、今回のおせち準備は例年より睡眠不足度が低かったのでだいぶ楽でした。

タヌキの定年退職も実は一騒動あったのですが、それはまあもうちょっと落ち着いたら記事にしたいと思います。

さて、今年はどんなネタを書こうか…たまってる宿題のようにネタが積み上がってる状態ですが、ぼちぼちやっていきこうと思ってます。

 

新年最初に読んだ本はこれ↓

 


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第62回アスパラガスの会参加登録開始のお知らせ

師走も半ばに突入ですね。

11月28日の定例会(60回)、そして12月6日(61回)のアスパラスペシャルと何とか乗り切り、ホッとする間もなくお正月なびの更新ピーク時期に突入。タヌキ亭主の定年退職まであと10日であれこれ準備があったり、今年の年末は例年よりもせわしく過ごしています。
 

さて、次回の第62回アスパラガスの会のご案内です。
 

第62回アスパラガスの会開催概要



とき:2016年月1月23日(土) 午後2時~午後3時45分

ところ:JR大和路線・近鉄道明寺線 柏原駅徒歩数分の公共施設

参加費:100円(通信費・資料代等)

申込期間 2015年12月10日(木)~2016年月1月10日(日) 

内容 : 総会+フリートーク

毎年年始めの回は、活動報告と2月以降の各会のテーマ決め、そして残った時間でノンテーマのフリートークという構成です。
「これについて話してみたい」というテーマ候補がありましたらぜひどうぞ。


定員:25名(先着順)

エントリーフォームへはこちらから(第62回分)

 

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ASD者の聞き取りの苦手さと「言葉を意味として捉える」ということ

ASD者の聞き取りの苦手さの実態

ありふれた会話から

たいそうなタイトルをつけたが、私が年中やらかす聞き取りエラーについての話である。

以下は一昨日の晩ご飯後の茶の間での会話である。

 

ミチャポン:ママ~、宿題わからないから教えて~。

ミ:ママ~、聞いてる~!(怒)

猫:はいはい宿題ね、どこがわからないの?

 

字面だけ見るとどこにでもありそうな会話であるが、実は私の聞き取りエラー現象とそのぼろ隠しが隠れている。

 

脳内再生でボロ隠し

正直なところ、はじめの音が聞こえたところで「音が聞こえているかな?」程度の認識なのだ。

そしてミチャポンから「ママ、聞いてる~?」という苦情が言った時点ではっとして、「さっきのはミチャポンの声だったんだ」と認識する。

だが、まだこの時点でははじめの音声の意味は認識していない。

苦情がきたから返答をしなければまずそうだと思い大急ぎではじめの音声を脳内で再生する。

脳内再生された音声からはじめて意味を認識し返答をするという行動をした。

図にしてみるとこんな感じ。

 

saisei.jpg

認知のタイムラグ

上の図中、Bの音声はほぼリアルタイムで意味を認識しているのだが、Aに関しては音→声でまずタイムラグが生じ、さらに声~意味でもタイムラグが生じている。

 

寝不足などといった脳みその疲れがたまった状態だとこういった認知のタイムラグが発生することは結構多い。

 

聞こえているのか聞こえていないのか...というと脳内再生できるのであるから聞こえてはいるのだが、意味を捉えそこなっているのである。 

 

ミチャポンはさすがに10年以上私と付き合っているのでなれたもので「あーあ、また聞いてなかったでしょw」「ママまたぼけてるな~w」ってなところに落ち着くので家の中でやる分には取り立てて実害はない。

 

しかしこの現象、脳みそが疲れた状態だと。顔つき合わせて話している状況でも起こる。

 

音はきこえてはいるし、あまり聞き返すのも相手に失礼かとも思うので基本的には脳内再生で対応するのだが、頻発するとスピードが会話に追いつかなくなり、聞き返すことになる。

 

だいたい疲れている時ほどこの現象は起こるので、疲れた頭にむち打って脳内再生しまくったり、聞き返すかどうかの判断をすることになるので脳の疲れが雪だるま式に増えることになり、後で疲れがドッときてヘロヘロになるので、あまり無理はしたくない。

 

まあ、非礼のないように聞き返せばいいことだからさほど気にしているわけではないが、聞き返しが多くなると「話をちゃんと聞いてない」と解釈されるという会話事故も起こるので、ヤバそうなとき(頻発しそうとか、相手がむくれやすそうだとか…まあいろいろ)は「聞き取りが苦手」とあらかじめ言っておくという安全策をとることもある。 

 

聞こえているのに聞き取れないという現象

なんでこんな話を書いたかというと「聞こえているのに意味に変換されていない」という現象は意外に知られていないのかな?と思ったからだ。

 

  1. 音の認知
  2. 声としての認知
  3. 意味としての認知

 

この3つの認知に意識できるほどのタイムラグがないのが普通なのだろうし、私の場合に’してもタイムラグがないことの方が多い。

だが、タイムラグが生じてしまうこともあるのが自閉脳なのである。

 

「人の発した音声をリアルタイムで意味に変換する」は実は結構高度な活動である。

 

というわけで脳みそを楽にしておくことは非常に重要であるからして、この記事を書き終えたら私は脳みそのために昼寝をすることにしよう。

 



↓下記は高次脳機能障害の本だが、自閉脳と似た現象が多くてビックリ。

 


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アスペルガーと脳の疲れ(おまけ:狸穴猫式脳みその手なづけ方)

ASD者の脳は疲労しやすい

脳が疲れやすい...というのを自覚したのは確か中学生くらいの頃だった。

ラジオを聞きながら勉強するというのが流行りだした頃だったと思う。友人からラジオのおもしろさというのを伝え聞き、ながら勉強とやらがやってみたくなった私は、ある日部屋においてあったラジオのスイッチを入れてみた。

が、あっという間に私は挫折を味わう事になった。

ラジオから流れてくる音楽やトークが耳に入ってくると参考書の文字を追えなくなる、参考書の文字を頑張って追おうとするととラジオの音にめちゃくちゃイライラしてくる。並んでいる文字を目で追っても意味がストンと脳みそに入っていかないという現象は不快極まりない。

小一時間もしないうちにラジオのスイッチを切ったが、急激に理解のパフォーマンスが落ちている感じが続き、スイッチを切ったからといって即座に回復しないのが気になった。

変なところで負けず嫌いな気持ちがムクムクと湧き起こり、「ながら勉強くらいできるはずだ」と、その後何度かラジオを聞きながら勉強にトライするということをやってみたが、毎回無残に撤退するということを繰り返した挙げ句、

「私の脳みそはながら勉強に耐えられる仕様にはなっていない」

と悟った。

まあ、昔からながら勉強は効率が良くないという話はよく聞くし、別にラジオを聞く必要もないので問題はなかったが、脳の疲労、脳のパフォーマンスというものを意識するようになったのはこれがきっかけだ。

この件以降、いろいろ自分自身で実験してみたり、人から話を聞いたりしてどうも脳みそが疲れやすく、他の人が耐えられる刺激でパフォーマンスが落っこちる。環境の確保とともにチューニングが必要な脳みそだということがわかってきた。

元々身体が弱く、ちょっと寝不足をするとすぐ風邪を引いて寝込むといったこともあったし、目が疲れやすくて長時間本が読めないのに本を読むのが好きといったこともあったので、この上脳みそのパフォーマンスを下げてはお話にならないというわけで、以降、脳みそのパフォーマンスを落とさない方法、できれば上げる方法、下がった時にできるだけ早く回復する方法などを模索する方向に走ったわけだ。

 

ま、ここまでだとあまり役に立たない話である。

というわけで、現在私が脳みそのチューニングや脳みその疲労回復に使っている方法を公開してみることにする。

狸穴猫式脳みそのチューニング法

以下はあくまで私が私自身のためにやっていることなので合う合わないはあるだろうとは思うので念のため。

1)脳みそのパフォーマンスを上げる方法、下がるのを予防する方法

  • デジタル耳栓を利用して聴覚によけいな負荷をかけないようにする
  • パソコンの画面の色をかえるソフトを利用し、視覚によけいな負荷をかけないようにする。(昔はノートの紙の色にこだわっていた)
  • 腹式呼吸をしたり簡単な気功(タントウ功など)をする。
  • ときどき目の運動、首の運動をする。
  • きつめの五本指ソックスをはく(身体感覚がつかみやすくなるせいか何か楽)
  • ときどき普段やらない身体動作をあえてしてみる。
  • 寝る前に金魚運動やあべこべ体操や気功をする(睡眠の質の確保のため)
  • 睡眠時間を確保する。

  

2)パフォーマンスの落っこちを早めに自覚するためのマーカーにしているもの。

  • 足の指:足の指が縮こまるときは結構脳みそが疲れている。
  • 視界:いつもより暗いような気がするときはやっぱり疲れている。

  

3)パフォーマンスが落ちちゃった時の回復のための方法

 
  • 金魚運動、あべこべ体操、気功などをガッツリやって緊張をとる。
  • 視覚、聴覚をしっかり休める(アイマスクや耳栓をつかうこともある)。
  • 圧感覚を利用して体感の認知を楽にする。(重いふとんをかける、敷き布団を掛けてしまうのが手っ取り早い)

 

とまあ、手を変え脳みそのパフォーマンスの維持をしているわけだったりする。

 

限られたリソースなら効率よく使う工夫をしておいたほうができることは増えるし学習も楽になるのでいろいろ便利ではないか…というお話でした。

ちゃんちゃん。

 

↓下記は高次脳機能障害の本ですが、似てるんですよね。

 


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不登校と疲労についての一考察 -睡眠と感覚過敏から-

新学期がはじまって二週間…というわけではないが、不登校についてちと思うところがあるので書いてみる。

疲労型の不登校はないのか?という疑問

原因があまり定かでない不登校というのはそれなりにある。そういうケースって本人も親御さんも突破口が見つかりにくくて難儀するようだけど、実は疲労の問題が大きいんじゃないのかと思うのだ。

いろいろ見てると線の細かったり、姿勢がよくなかったり、これじゃ学校いって座ってるだけで疲れるだろうという気がするお子さんが多い気がする。

こと思春期にかけて起こってくる場合、家族関係とか友人関係などが影響して…ってな具合に解釈されやすいけど、単純に身体がおっついていないって場合も結構あるのではないだろうか(不登校になれば結果として家族関係とか友人関係にも響いてくることはあるだろうし、長引けば自己肯定感にも影響してくるだろう)。

進学、行動範囲の拡大に伴って負荷は増える

こと、睡眠の質が悪いとか、感覚過敏が強い人の場合、行動範囲が拡大すると知覚刺激の影響を受けやすくなって疲労度が極端に増すことも十分考えられる(電車も結構うるさいし空調音もきつい)。

中高生になり要求される勉強の量が増えると、机に向かう時間も増える。ここで姿勢の制御がうまくいってなければこれまた疲労が増すことになる。

疲労が蓄積した状態で学校の教室の喧噪や通学負荷に耐えられなくって不登校がはじまるってなパターンは結構あるかもと私は思ってしまうのだ。

聴覚過敏というのは聞こえてないワケじゃないし、視覚過敏は見えてないワケじゃない。本人にとってはそれがデフォルトなので自覚していない場合すらある。デジタル耳せん使ってみてはじめて自分の聴覚過敏を自覚したなんて人もいるくらいで、視覚についても同様だとするなら、隠れ感覚過敏族は結構いると思われる。

睡眠の質が悪かったりしても傍からはわかりにくい。

問題の根っこ

不登校への対処というと、どうしても心理的な方面に着目することが多いようだが、本当にそれでいいのかなあ?と思えてくるような話としばしばお目にかかるのだ。

まあ、こういうことを考えてしまうのは、私自身が不登校にはならなかったものの、体力や疲労というものがガキの頃から長年私自身の活動のネックでありつづけ、ずっと改善し続けたことだったというのもあるのかもしれない。

心と身体のどっちが問題の根っこなのか、考え直すとうまくいくケースももしかしたらあるんじゃないか?そんなことを考えてしまうのである。

 

 

 

 



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発達障害者における過度の関連づけや被害的思考を防ぐには

ここ数日ネットを賑わせているホリエモンこと堀江貴文氏への批判の件について、昨日障害者就労の問題からちと考えてみた記事をアップしたが、今日になってまた関連のおもしろい記事を発見。

 

「批判の9割は被害妄想」という記事に対して発達障害や統合失調症の視点から補足してみた(メンタル発達インフォ)

 

ちょっと引用する。

 

人間には自動思考というものがあります。自動思考とは、「○○であれば、△△である」という思考のことです。先日の堀江氏の「障害者差別問題」を例にすると、 生産性を上げろ、と言っている人物がいる ↓ 生産性を上げろと言っているということは、その人物は障害者を差別する考えを持っているに違いない(太字部分が自動思考によって導き出された考え) と考える人がいると考えられます。従って、発達障害や統合失調症がなくとも、妄想(勘違い)は起こりえます。人には誰にでも勘違いや妄想はありますよね。 (メンタル発達インフォより引用)

 

上記でメンタル発達インフォの荒川氏はの自閉症スペクトラムと統合失調症についての言及と、その他の被害的な勘違いについて述べられているのだが、私は荒川氏が「その他」に分類した「自動思考によるもの」にも自閉症スペクトラムの問題が反映しているのではないかと思うのだ。

 

自他の境界が思考に与える影響

自他の境界(自他の区分)が明確な人とそうでない人では、ある事象の自分への関連づけ方は大きく異なるだろう。

 

自他の境界が不明確になればなるほど、被害的な受け取り方をしやすく、自分と関連ある事象と受け取りやすく、人の言動をチェックせずに真に受けたり(ひいては騙された感も強くなる)しやすいと思うのだ。

このあたり、ちょっと前に記事自閉症スペクトラム児者における自他区分の問題について考えてみる(2)に、図解つきでぐだぐだ書いてあるのでよろしければどうぞ。

 

誤学習が思考に与える影響

もう一つ、被害的な考え方をしやすい理由として、誤学習があると思う。

誤学習はまあ思い込みの一種だが、何かの「やり方、考え方」での不便になりやすい思い込みと言っておこうか。

なかでも面倒なのが「正しいものは必ず1つ」というもので、理系分野などではそれが真理の追究といった方面に花開くこともあるので誤学習といえないのだが、社会的な場面に「正しいモノは1つ」を持ち込むと途端に様相がかわり、コミュニケーショントラブルの原因にすらなるので「誤学習」になってしまう。

本人にとっては「正しいことを主張、指摘した」つもりでも、傍から見るとどうみても「余計なお世話」だったり「関連つけすぎ→被害的」に見えてしまう、という現象が起こる。

このあたり、ちょっと前にツイートしてトゥギャッターでまとめてある。

 

トゥギャッターまとめ 「発達障害者が被害的になりやすい理由とその解決策について考えてみた」

これはもうちょっと詰めてそのうち記事にするつもりでいたのだが、まあまたそれはそのうちということで。

 

「ちょっとまて」の習慣化と自分の身体の明確化

正直いって、上に挙げたような「思い込み」の多発は不幸でしかない。

本人にとってみても怒ったり悲嘆に暮れたりすることが多すぎれば心身疲弊するだろうし、周りにとっても要らん手間がふえるわけで面倒くさい。

ということで、何らかの対策は必要だろう。

誤学習対策の「ちょっとまて」

これは習慣づけという部分が大きい。「ちょっと待て!本当にそう関連づけていいのか?」と立ち止まるクセをつけておく。そして、すぐに結論を出しすぎない。定型児ではほぼ教える必要がないものだが、判断を保留したほうがいい場合があるということは自閉症スペクトラム児には意図的に教えておいたほうがいいところだと思う。

 

自分の身体の明確化

身体感覚と認知は結構結びついていると思う。自分の身体が認識しにくい(コタツに入ると自分の足があるのかわからなくなるとか)状態では自他の境界を思考だけで認識することになり、身体感覚としっかり結びついている場合よりも判断エラーが起きやすくなるだろう。

私がボディワーク類をすすめるのはそういう理由でもある。

 

ってなところで今日はこの辺で。

 

 

勘違い…問題があったりなかったり…いろいろです。

 



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58回アスパラガスの会参加登録開始のお知らせ

皆様こんにちは。

次回第58回アスパラガスの会のご案内です。

第58回アスパラガスの会開催概要



とき:2015年月9月26日(土) 午後2時~午後3時45分

ところ:JR大和路線・近鉄道明寺線 柏原駅徒歩数分の公共施設

参加費:100円(通信費・資料代等)

申込期間 2015年8月24日(月)~2015年月9月13日(日) 

テーマ:自慢歓迎!みんなの恋愛談義(アンコールテーマ)

昨年初めて取りあげたテーマで、開催前は参加者があるのか?どういう流れになるか等、ちょっと心配しましたがフタを開けてみたら意外に盛り上がり、ぜひまた!という要望もあったのでアンコールテーマとして取りあげさせていただきます。
リア充の方もそうでない方も、ふるってご参加くださいませ。

定員:25名(先着順)

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成人ASD(自閉症スペクトラム障害)者のための自助会:アスパラガスの会 ご案内

アスパラガスの会は、大阪南部を拠点に活動する成人自閉症スペクトラム障害者の自助会です。1ヶ月に1回の集いを中心に活動しています。アスパラガスの会ホームページはこちら

第74回アスパラガスの会は2017年2月25日(土)開催です。
テーマ:私のこだわりポイント ここだけはキッチリしたい、これだけはゆずれない 参加登録受付中 2017年2月13日迄

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自閉症(ASD)児者の聴こえ方を疑似体験!

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この動画に関する詳しい説明はこちらの記事をどうぞ。

うわ!狸穴猫が本に登場してしまった
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狸穴猫のおすすめ(その2)
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