一日中泣いてパニくって木を切って

刈草を90リットルのゴミ袋に二つ。
同居人の主人の姉がため込んで山にしているのを思い切ってゴミに出したら…その刈草だけ収集拒否された。

市役所に文句をいっても埒があかない。

その辺から調子がおかしくなった。
泣きじゃくり、ぼーっとし、昼食もとらずに主人に電話でやつあたりしていた。

娘にだけ食事をとらせたのが奇跡に近い。

高校入試の願書を出しに行った息子が帰ってきてからもパニックが収まらない。

数学と英語を見てやる約束をしていたのだが、どうにもならない。

問題の印刷されたプリントを見ると体がこわばる。
ゴミだらけの庭がなんともならないこと、台所(主人の姉と共用の変則的生活)の整理がうまくいかないこと、オーブンが出せないこと、炊飯器の内ブタの端がネズミにかじられてご飯が乾燥するようになってしまったことなど、一気にアタマの中に吹き出してきて完全なパニック状態。

夕方までぼーっと…し、
亭主の仕事を多少手伝い…

日が暮れてからはもうろうとしながら強硬手段にでてしまった。剪定すらされずぼうぼうになっている庭の木を片端から手のこで切って切って切りまくり…

納戸に押し込めてあったオーブンレンジの箱ををあてもなく
引っ張り出した。引っ張り出したら泣けてきた。誕生日にケーキを焼いてやれなかった、クリスマスも…

夜中になってどうしても切る気になれない大株のバラだけを大きな植木鉢に移してみた。

何ものどを通らない。
コーヒーだけを飲む。

このままでは日常すら危うい…
正直、ちょっと入院した方がいいのではと思い始めている。


「入試」…前の夫が入試に異様に執着し、かつ塾講師であったのでさんざ仕事を手伝わされた。手伝わないと「もう終わりだ」「お前を殺しておれも死ぬ」「一家心中だ」…だった。


折しも入試シーズン、塾講師が関わった事件もあったなあ。
そのせいもあるだろう。妙にパニくりやすくなっている。


本当は息子の勉強くらい見てやりたいのにそれができないのが悲しい。


私…大丈夫だろうか?


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中央線が前をよぎる 私は身を固くする。

13年前だっただろう。前の亭主が貯蓄ほぼゼロ、新聞屋の社宅住まいの時に突如新聞屋を辞めた。叔母と伯母のススメで、援助してくれるというのでやめたのだが、夫の実家との関係で援助話は露と消え、残るは「2週間で社宅を出なければいけない」ということと「それまでに亭主は職を探さねばならない」ということだった。

当然、職もない人間に借りられるアパートなどない。職が先だ。亭主はのほほんと構えている。


当時息子が1歳半。住みかも決まらない私は働きにでるにでられない。そんな頃、確か、市役所への年金か何かの手続きをするべく、バス代も節約と、息子を背負って徒歩約3キロの道のりを市役所へ。用事は済ませたものの、もう帰り道足に疲れがきていた。


折悪しく、小雪がちらついてきた。傘は持っていた者の冷え込む中、これからどうなるんだろう?生きていけるのだろうか?引っ越し費用すらない。この時代に「宿無し」になるなんて…生活費すらあと1ヶ月分持つんだろうか?という有様である。

あまりの惨めさに涙が流れてくる。

中央線の踏み切りが鳴り、足を止める。
このまま足をすすめれば惨めさから逃げられるよな…
そんなことをふと考えてしまい、いけないと身を固くする。

眠り込んでいる背中の子のぬくもりが、踏切内に進もうとする私の足を止めてくれた。

中央線は行き過ぎて行った。
結果的には余命3月もなかった私の父が手をさしのべてくれて私も息子も今、生きている。


でも「職の不安」が少しでも脳裏をよぎるとき…そのときの中央線の踏み切りの映像がフラッシュバックして私をパニックに陥れる。

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非ASとASの人間関係の問題と感覚過敏等の問題って分けて考えて欲しい

アスペルガー関連のサイトをのぞいていると、大体において「大変だけどがんばってます」「もうダメ、たえらんない」「我が子が理解できない(するのが大変)」…なんてのが並んるのが多いです。


なぜそんなに嘆きが多いのか?
「がんばるぞ…」もわたしにはちょっと嘆きに感じられちゃうます。


実は私には理解不能の世界です。
それは家中アスペルガーだから…。

息子がアスペルガーとわかってまずはじめに思ったのは「ラッキー!」次に思ったのは「なだれで私も診断受けられちゃうかも!それってもっとラッキー」

今の亭主もAQ40の強者だし(必要ないので診断は受けてないけど)、娘はといえば生後3ヶ月から「ひもフェチ」やってる怪しげな子だし、半同居中の主人のお姉さんは人の顔を見ずに延々話し続ける人だし…実家の母と言えば「親子って一番近い親戚だから適当になかよくしないとねえ」などと真顔で言う人だし…と、でもね、家中そうだと、たいした問題起こらないんだよねえ。


無用な「かんぐり」なんてのは全くあり得ない世界だし、「ことば」は裏の意味なんかないので字面通りうけとって何ら問題なし。

どの程度相手の目を見て話そうか…なんて悩みも持たなくてすむ。

ちょいっとばかり疲れてたりで脳みそのご機嫌がななめなときに音声過敏になったり、視覚過敏が出てきたりというのをどうコントロールするかとかとか、ペースが乱されちゃったときや、なにか新しいことをはじめるににちょっとパニくりやすい自分の脳みそをどうなだめるかといった問題だけが問題になるわけです。


あとは聞き間違え・言い間違えの大爆笑があるだけ


アスペルガーであるとわかってよかったのは、私にしろ息子にしろ娘(こいつはまだ1才半なので疑診の段階…限りなく怪しいけど)にしろ、「人にこうだよ」と説明できること。

特に知覚過敏について、説明できることはものすごく大きいです。一番理解されにくいものだから。

小学校の運動会でよくあるでしょう。前の人の肩につかまって輪をつくったり行進したり…あれ、手をふりはらいたくなるほど嫌なんです。くすぐったくて死にそうになる。

それを説明できるのってやっぱりラッキー。

対人関係においては自己評価が低くなる、抑鬱傾向が出やすい等の二次障害の有無の方が影響が大きいのではないかと思うので、これで「アスペルガー」そのものを語らないで欲しいなあと思いもします。


だから非アスペルガー対アスペルガーの人間関係の問題と、感覚過敏やパニック等の問題って分けて考えて欲しい


今日はそんなこと、考えました。


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自閉症スペクトラム指数からさらに考える。

自閉症スペクトラム指数:AQ(日本語版)なるものを見つけたという話しは既に別の記事 に書いた。

ところでこの自閉症スペクトラム指数というもの、自閉症が正常圏をも内包する連続的なスペクトルとして捕らえることができる可能性のより一層の進歩を示すものとして重要であると考えられる。

アスペルガー症候群・広汎性発達障害など知的発達の遅れのない自閉圏の障害の診断の目安となることは言うまでもないことであるが、上記に当てはまらない健常圏内においても、この数値、ある程度の利用が可能なのではないかと思われるのである。

家族間・社内等で起こる潜在的ストレスに関するものに応用可能なのではないのかと私は考えてしまうのだ。

そもそも、家族間においても会社等の社会においても人間関係が存在する以上、「合う・合わない」というのは大いにある。いわゆる「相性」である。

相互にストレスが生じづらい関係は「相性がいい」ということになるのだろう。これは興味や関心や趣味の一致性とはあまり無関係ではないかと思うのである。

さて、ここで我が家におけるAQの数値であるが、私が45、夫が40、息子が38である(娘はまだ小さいので測れない)。典型的な総員アスペルガー家庭である、そしてAQの最大のスコア差が7である。アスペルガー独特の現象は当家に置いては多々生じる。しかしながら。自慢じゃないが、当家において対人ストレスは非常に少ないように思うのだ。「居るのがごく自然」という感覚である。

だが、各種アスペルガー関係の掲示板等を見ていくにつけ、ストレスの高い人間関係に悩んでいる人の多さに驚いてしまう。

掲示板を二つ三つ紹介しておこう
配偶者の会井戸端掲示板
(社)自閉症協会の掲示板
疾風トホホサーカス団の掲示板


そこでちょっと考えてしまったのだ。AQスコア差の少ない間では相手の反応理解にストレスが少なく、逆にスコアの差の大きい同志では相手の反応の理解に関してストレスが高くなるのではないだろうかと。


もちろん、アスペルガー症候群の者に生じがちな二次障害の有無によってもそのストレスの多少は変化するであろうが、基本的にはスコア差の問題に帰着する可能性は否定できる者ではないだろう。


念のため、私は単なるアスペルガーしょうがいを持つ者であって専門家ではないということを書き添えておく。

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フラッシュバックの嵐

昨日は朝からフラシュバックの嵐に見舞われた。

担当医によると、もともとアスペルガーの記憶パターンは単発の画面の累積型で、非常にトラウマティックなため、フラッシュバックが起きやすいのだそうだが、こと、昨日はひどかった。

抑鬱もひどく、罪悪感にも悩まされ、一日中布団かぶって寝ているか泣いているかという非常に非建設的な1日を過ごしてしまった。読もうとおもっていた書籍に目を通そうにも、意識がまるで読む方に向いてくれないのであるから始末に悪い。

深夜、亭主が帰ってきてやっと多少落ち着きを取り戻すに至ったが、不安定さがなかなか抜けない。

同じPTSDの原因を抱えている息子とちょっと深夜まで話し込んでしまった。前の夫のDVが原因なので息子の記憶とも相当重なるのである。

先週から薬が変わったが、3環系の抗うつ剤なのでまだ聞き始めていないのではと思うのだが、とにかく憂鬱である。

明日はまともに過ごせるんだろうか?
焦りは禁物とはいえ、早く抜け出したい。

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参考書(3)自閉っ子こういう風にできてます

自閉っ子、こういう風にできてます!
自閉っ子、こういう風にできてます!
ニキ・リンコ 藤家寛子/花風社

アスペルガー症候群の当事者であるニキ・リンコさんと藤家寛子さんのお二人が花風社の担当者との対談形式で自閉を語る本。

自閉者の内面世界が非常にいきいきと描かれていると感じます。特に「各種の感覚過敏」というか身体感覚について詳細かつ生々しく記されていること、自閉者の感じ方などについて詳しく記されているので、「自閉者にとってどのような環境が負担になるのか」、「自閉者が陥りやすい情報不足と情報過多によるパニック」について実地例を含めて理解するには非常に貴重な本であると思う。

自閉者の陥りがちな「誤解」や「お笑い行動」も記されているので気軽に手にとって読むことができる本でもある。

三つどもえの障害について一応の理解の後に読んでみるとよいだろうと思う。

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タヌキがはれて…

某歯磨き粉のCMを見ていた息子が騒ぎ出した

 「え!!!!タヌキがはれて血が出るってどういうこと??

 「タヌキ」はあきらかに「歯茎」の間違いである。


ここで血を吹き出し「いてて」「いてて」と飛び跳ねるポンポコダヌキを想像してしまったのは私である。

今日も平和だ。
思い話題を書きすぎたのでたまにはこういうのもいいだろう。

ある面、アスペルガーというのは想像力過多であるのかもしれない。


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アスペルガーの子を持つ非アスペルガーの親御さんへ

アスぺルガーの子を持った
非アスぺルガーの親御さんへ




嘆かないで下さい。
普通であれと責めないで下さい。


あなたのお子さんは多くの人とちょっと物事の理解の仕方が普通の子と違うだけなのです。


時として、あなたにとってあなたのお子さんの言動・行動は非常にわかりにくいかもしれません。

でもそれはお子さんにとっても同じなんです。
親のあなたの素のままの話しは、アスペルガーの子にとってとってもわかりづらいんです。


でも、あなたの期待にこたえたいんです。
あなたの期待にこたえ、あなたの笑顔と愛情をせい一杯受け取りたいんです。

あなたのことばを理解したいんです。あなたといっしょに微笑んでいたいんです。


でもお子さんは小さくて、親であるあなたのほうに合わせることはまだできません。


親であるあなたがお子さんのわかる言葉で語りかけてくれないと、あなたの期待にこたえられない自分を自分でいじめてしまいます。


嘆かないでください。
別にアスぺルガーであることは不幸なことではないんです。


あなたに嘆かれたらあなたのお子さんは頼るところをうしなってうろたえてしまうでしょう。


アスぺルガーの子だってやはり孤独はそうそう好きなもんじゃないんです。


アスぺルガーであることで、不便なことは多少あります。


まわりの音、匂い、見えるもの…ちょっとしたことで不安になります。


そしてアスぺルガーでない人のほうが多いから、外に出ると「わからない」ことも多くなります。


アスぺルガーでない人との関わり方がわからなくてどぎまぎします。そして時には衝突を起こします。


それはアスペルガーの子にとって、とても悲しいんです。


あなたが支えてくれればお子さんの不安や悲しみは軽くなるでしょう。


あなたがまわりのことばを翻訳してくれたら衝突をおこさないまわりとの関わり方がわかるかもしれません。


お願いです、忘れないでください。


あなたのお子さんが安心して頼れるのは親であるあなただけなのです。


あなたのお子さんはあなたが好きだとあなたにうまく伝えられないかもしれないけれど、あなたが好きなんです。


たいていの親がそうするように
お子さんを愛してあげてください。
お子さんを守ってあげてください。
話しを聞いてあげてください。



そうすればあなたのお子さんは幸せな子でいられるんです。



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ひと月ぶりにパニくる

昨日は一月ぶりにおおいにパニくってしまった。

薬かえたせいかなんだか眠い日だったけど…

亭主が電話で「場所のデータと会社の名前をエクセルでまとめておいてくれればいいのに」とのたまったことが引き金でフラッシュバックの嵐が吹き荒れ、ほとんどパニック状態でバタリとソファに体を鎮めたらもう意識がもうろう。

「怖い」「怖い」と叫んだか、ぶつぶつつぶやいていたような気がする。(うっすらとしか記憶にない)


ちょっとね~、元夫がらみでデータに場所が入るのデータベース制作で嫌な記憶があったんだよね~。それからやりたくないのに徹夜でエクセルでデータ処理させられたことも…


当時は必死なだけだったようにおもうけど…怖かっんだろうな。うん、怖いからやらざるを得なかったんだろう。


いわゆるDVのうち、「モラルハラスメント」の一種で、肉体に危害が加えられる訳じゃないけんど、元亭主は「これができなきゃ一家心中しかない」「できなきゃ会社やめるしかない、そしたら終わりだ、死んでやる」なんていってたわけだから、心の底では「怖かった」んだろう。そして、当時の私は「怖い」という感情を外に出せなかったんだろう。


考えてみたら「死んでやる」って刃物出すことも多かったな~。「私が何とかするから」「手伝うから」と止めに入り、仕事を手伝う(殆ど私がこなすことも)…というパターンだた。


考えてみたら脅されてたんだよねえ。


今も、「今の亭主」の仕事のサポートって結構しているけど、脅されてやっているわけではないし、時と場合によっては断れるものねえ。


違うけど似ている状況でフラッシュバックが強烈に出て恐怖感が一人歩きしてくれたようです。




一夜明けて…大分落ち着いた。
昨日のは何だったんだろ?という気もする。

メカニズムがわかれば納得して症状も…というわけにはいかないようだ。

20日くらい戻った気がする。
こういう「思い出していなかった恐怖」がこれからまだまだでてくるのかなあ?



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人と違うこと…私を助けたもう一つの障害+α

なんだかまわりの大勢の人と違う考え方をする、まわりから浮いてしまう。


アスペルガーの人の中には、こういったことで悩み、自己評価を低くしてしまう人が多いようだ。


ところがどっこい、私は人から浮く、人と物事の見方が違う…そういったことを受容することが比較的容易であった(というか不自然でなかった)。


この要因に私の抱えるもう一つの障害がある。これによって「モノの見方が異なること」「いろんな見方が存在すること」が私にとって「当然のもの」として理解しやすいモノになっていたのだ。

私は幼少期斜視であり、片眼視があった。そのため片眼は弱視である。視能訓練等もし、多少視力の回復は見られたモノの片眼視は治らず、眼位は小学校高学年に手術によって治したが、眼位を治したことにより『複視』となった。

複視とはなにかというと、ぶっちゃけていえば、ものが二つに見えることである。つまり、私には全てのものが二つに見えているのである。従って明らかに「見えるモノ」が他人とは異なるのである。さらに「左右の視界」が異なる画像を捉えていることが「実感」として簡単に理解できる(右視野で見えているモノが左視野には入ってないのだからあたりまえだ)。

健常人は脳で画像が合成されてしまって立体感・遠近感のある画像一つに見えるらしいが私の脳はそういう認知をしてくれない。「普通の立体感・遠近感」というものがどういうモノであるのか私は知らない。たぶんその影響であろう、真正面から湯飲みに急須で茶を注ごうとするとき、ぼーっとしているとこぼしてしまうことが多々ある。(これは実際上困るので予防手段を取っている)。では私が遠近の判断がまるでできないかというとそうではないし、「立体」と平面の区別がつかないわけでもないのだ。


私は思考においても「視点を変える」という芸当が健常人より得意らしい。それはたぶん「視点が変われば見え方が違う」というごく当たり前のこと(但し健常者にはその視機能特性から実感はわきづらい)ことが目の障害のおかげで単純に「実感」として感じられるからであろう。


そしてそれは「人と見方・感じ方が違う」という「アスペルガーの特性」を「特性」として受容することへの心理的抵抗感を相当度に軽減してくれていたのだと思う。

「人となんて違って当たり前、他人と私って見えてるものが
そもそもちがうんだもーん」である。


プラスαの部分は「風邪」である。ガキの頃から体が弱く、小学校入学後もやたら風邪で学校を休んでいた。


この風邪が私にとっては難物で、「扁桃腺」までならまだメジャーだが、私の場合はすぐ「気管支炎」「喉頭炎」に突入する。高熱が数日続くのはザラだ。こうなると学校を休むのも一週間十日はザラで2週間に及ぶこともある。学校に行き始めても1週間や十日はさらに医者がよいが続く。下手すると冬中風邪ひいている。


クラスの他の子は滅多に風邪をひかないし、普通1~2日の休み、長くても数日しか休まないし、それが「普通」らしい。


どう見ても自分は体の方も「普通じゃない」ようだ。
小学校の頃は目医者がよいと風邪のおかげで年間60日以上は学校を休んでいた。

ひっくるめてみて、やっぱり「普通」とはいえそうにないし、視機能のことだって「明らかに珍しいコト」だ(こっちの方がよほど珍しく、○十万人に1人のオーダーらしい)。そして明らかに不可抗力である。そういうわけでアスペの皆さんが「普通」に悩むような「普通でない」とか「周りと同じか」っていうことには、たぶん「普通の?」アスペルガーの人よりは多分にこだわり損ねてしまったのである。


かくして、私は、自己評価を低くなるとかの人格形成上の二次障害とは「普通のアスペルガーの人」の場合よりは縁が遠くなったようである。


ま、私のありのままを受け入れ、私の過ごしやすいような環境に置いてくれた親の影響も少なくはないだろうがこれはまた別の機会に書くことにする。


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