保育所?

前回の受診時に主治医から、「今は生活行動すらたいへんな状態だし、子育ての負担を減らしてしっかり休養をとれるように、子ども(1才半)を保育所に預けたら?」との提案があった。

なかば反射的に「準備の大変さ」をもってあまり気が進まない旨伝えるが、「準備が何とかなれば入所できるのでは?」「家庭児童相談所へ一筆書くのでまず相談を」と言われ、一時は多少その気になり、家庭児童相談所とやら(子育て支援センター)に相談し、保育所見学まで行ってきたが、やっぱり日がたつにつれ何となく気が進まなくなってきた。


多分間違いなくこの子もまたアスペルガーであろう娘を保育所に入れてどうなることやらというのもある。意外に高い保育料のこともある。やっぱり準備のことを考えると気が重くなるのもある…


そして何より私が「これからの娘との時間」を楽しみにしているということがある。庭で一緒に菜園作りを楽しみたい。ミニトマトがいっぱいなったら喜ぶだろうか?花を一緒に植えて咲くのを楽しみにしたり…などという楽しみが保育所に入れることによってほぼなくなってしまう。


ついでに…前の結婚の時に長男を保育所に入れる寸前で前の夫の転職でボツになった非常に辛かった時期を思い出しもする。(フラッシュバック起こったな…医者行ってフラッシュバックのネタをもらってどうするんだ?)


ま、それはともかくも、女性の医者や保育士ってのは自分自身が子どもを保育所に預けるのが当たり前の世界に生きているからホイホイ子どもを預けることを勧めるのかなあと、ふと思ってしまった。


幼児期前期(1~3才)の集団保育の必然性って私にはあまり考えつかないんだよね。幼稚園すら最低限の二年保育でいいと思っているクチなもので「大変なら預けたら」というのにノレないんですねえ。


それと、保育所に入所させる際の「準備」とか入所後の「毎日のやること」をコンスタントにこなす自信は全くない。「着替え」「汚れ物用の袋」「連絡ノート」「毎週の昼寝布団の持ち帰り」アスペルガーの不便さ丸出し状態の今、整理することがとことんできない状態でこれはできませんです。


さらに、限りなくアスペルガーっぽい我が娘…小さいときから集団に放り込むことが彼女のためになるのか…というのが気になってもくる。

ってなわけで
やっぱり保育所に入所させるのはやめることにした。


うん、しんどいけどね…
私自身がしんどいことだらけの現状だけど、だからといって娘を保育所に預ければ解決という具合に安易には行きそうにないと、まあ、そう思うのですよ、はい。


ホントにしんどいときに一時保育を利用するくらいの方がいいのかなあ…と今は思ってます。


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アスペルガーの音声過敏 スーパーのBGMが嫌い!

アスペルガー症候群はしばしば感覚過敏を伴う。

私の感覚過敏として、「どうもいかん!不便だ」と思うものの一つに音声過敏がある。

人の声が入った歌だ。

もちろん、好みの音楽を聞くこともあるし、歌詞の含まれているものだってある。しかし、聞くつもりでない時の人の声の入った音楽はどうも苦手だ。


他に集中したいときなどは好きな曲すら聞きながらはしない。



で、嫌なものの代表格がスーパーのBGM!!


売り場ごとに煽り用のさまざまな音楽が流れている。「サカナサカナサカナ~」をはじめとして、最近はその手の曲がっひじょうに多くなった気がする。


これがいけない!!


調子の悪いときには思考停止に陥り、買い物忘れが多発するだけでなく、無意味にあっち行ったりこっち行ったりとスーパーの中をウロウロ…。ああ時間の浪費である。


ひどいときは買い物を断念して出てくることも。


「スーパーよ!私にものを買わせたかったらBGMなくしてくれ~」と言いたくなる。


ま、調子の良いときは大丈夫なんだけどねえ、この調子の善し悪しの落差って大きいんだよねえ。


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い…痛い

のたうち回る系の痛みが数日前からしばしば襲っている。

久しぶりに痛み止めサポちゃん(座薬)の出番が登場…あー、なさけな。

痛い痛い、痛いぞ~。


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なじむ・なじめる・なじめない・なじまない

アスペルガー症候群のもののうちいったいどの程度が「周囲となじむ」という感覚を有しているのだろうか?


おそらくはアスペルガー症候群者諸氏においては「周囲から浮く」という感覚を「周囲となじまない」と置き換えて理解しているだけで、「周囲となじむ」という感覚を持つものは少ないであろうと思われる。


今回はこの「なじむ」という感覚について考えてみる。


多数派の世界には「周囲となじむ」という感覚があるらしく、これは非常に好ましいものとして受け取られているようである。


これはこの「周囲となじむ」という感覚が、すなわち「あいまいな集団への帰属感覚」として捉えられていることにより、帰属感覚による安心感ともつながる事によるものであろう。


このため、多数派に於いては「周囲となじめるか」という問題は非常に大きな集団対人関係上の課題と捉えられることになる。「周囲となじめない」はすなわち、「集団のなかで不安感をもったまま過ごさなくてはならない」ということになり、非常なるストレスを多数派の人々にもたらすのだ。


つまるところ多数派の人々は常に「周囲となじみ違っている」ということになる。


「周囲となじめない」ことにより、不安・うつ等を引き起こすことも多くあるようである。これはアスペルガー症候群者における「周囲から浮いてしまう」ストレスとは明らかに別なものである。アスペルガー症候群者のそれは「なじまない」であって「なじめない」


また、多数派の集団は「周囲になじんでいない」とおぼしき人物に対し、「なじむ」ようにといろいろと働きかけをしたくなるようである。「いっしょにいるよう声かけをする」「共同の行動に誘う」、こどもであれば「ちょっかいを出す」ということもあろう。


それはアスペルガー症候群の人間にとって大抵は迷惑以外のなにものでもない働きかけである場合が多いが、彼ら多数派が「なじむ」ことに多大なる(アスペルガー症候群者から見れば過剰にしかみえないかもしれない)価値を見出しているために生じる現象なのである。


我々アスペルガー症候群者にとって問題なのは「その働きかけ」にどう対応するかであるが、その働きかけに対しては適当に同調行動をとる・微笑む等、「なじんでいる」感をアピールした方が無難である。


そうしなかった場合「帰属への拒否」と解釈されかねないのである。


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庭が片づいてきたら…

1月31日にゴミ収集トラブルからパニくってどうにも止まらない衝動で小雨のなか庭の木を切りまくり、(詳細はこちらと息子のレポート)その後、その勢いで庭の整理をしまくり、ついでにそれで勢いづいた夫が庭の片づけを大幅に手伝ってくれた(…ってより、完全に主導権とられた感じ)ため、庭はだいぶさっぱりし、春には家庭菜園と花壇として復活できそうな雰囲気になってきた。


今日になって、それから半月もたっていることに息子のブログを見て気がついたのだが、アレは一体何だったんだろう?と考えるに、どどめの鬱な状況にアスペルガー症候群的パニックが重なったのだろうと思う。


とにもかくにも、まあ、気分の方もかなり落ち着いてきた。リスパダール増量がうまくフィットしたのか、それとも庭の状況が変わったせいか、それは不明(ま、両方だろうな)。


「焦り」がかなりマシになった気がする。
頓服のペゲタミンをここ10日間ほど飲まないですんでいる。


アスペルガーでも比較的「パニックで凍る」ことが多いので、本に載っているようなアスペルガー症候群的なパニック(注:パニック症候群で言うそれとは違うもの)で「なにかやらかす、まわりに当たる」は私はあまり起こさない方だと自分では思っていたのだが、心理状態がとことん不安定なときはやっぱり起こすのねえ…って感じですね。


今回の一件で、不安になったのは同様にアスペルガー症候群である息子が「自分がパニクったら何かやらかさないか?どうなるんだろう??」と心配してしまい、もっと先の予定だった精神科の予約を早めに取ってくれというというおまけがあった。


昨日外来だったけど、しばらくは同じ薬でいってみようって話しになった。



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今日の聞き間違えた衣装

アスペルガー症候群ではしばしば聞き間違えが多発する。

本日の当家の聞き間違え大賞は息子であった。

父 :家のまわりがキレイかは家相にも関連する…

息子:え、ハロウィン?ハロウィンって秋じゃ?それに家まで仮装するの?

家相→仮装

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アスペルガーの感覚過敏 ジェンカが嫌い!

アスペルガー症候群では感覚過敏が多くあるという。

そのうちの接触過敏に関してだが、私も息子も…そして娘も肩に触られるのが「異様に嫌い」らしい。

「らしい」と書いたのは、定型発達の人がそうでないようであるらしいということから、我々アスペルガー一家で「そうである”らしい”」としか言いようがないからである。

これ、実は小学校の運動会で非常に困る代物なのだ。

なぜなら、「ジェンカ」というフォークダンスの一種や、それに類する「前の人の肩に手をおいて円形になる」というような苦行がよく運動会では使われるからである。

「なるたけ軽くさわって」「さわるふりだけしといて」と後ろの人に頼んだりできればまだいいが、そうでないと妙に体をくねらせたり肩をすぼめたり、それ自体定型発達の多いなかでは妙に目立つ行動をしてしまうことになる。

私も息子もアスペルガー症候群の診断がついたのが既に小学校から離れて以降だったので残念ながら「かなり目立」っただろうなあと思うし、からかいの対象にもなってしまった後の祭りである。

娘の場合、1才にして、既に肩に触るとすぐ首をすくめて逃げる体制であるが、小学校の運動会の魔の手がおよぶ前にアスペルガー症候群の診断がつきそうなので(もうあやしいって息子と私のの主治医にいわれてるもんね)、ジェンカで困らないようにしてやれるのではと思っている。

アスペルガーで「魔のジェンカ」の人って結構多いのではないかなあ???


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参考書(4)教師のためのアスペルガー症候群ガイドブック

教師のためのアスペルガー症候群ガイドブック
教師のためのアスペルガー症候群ガイドブック
著者:バル・クミン /ジュリア・リーチ
出版社:中央法規出版
サイズ:単行本/153p
発行年月:2005年03月


主に小学校・中学校教師対象の参考書籍となろう。
米国書籍の訳書となるので、環境が違うことは考慮せねばならないが、それでもなおかつ参考になるところは大きい。

アスペルガーの子どものもちやすい「行動の特徴」「困難さに伴う生活行動の傷害」に対する「対処法・介入法」などの多くが箇条書き・対応表として書かれているので非常に分かり易い。

特に「アスペルガーの視点に立つ」という方向性を構造的に打ち出している部分は非常に分かり易く、対処法に困難を感じている教師・親等の支援者にとって非常に役立つものだろう。

ただ、この本はあくまで「アスペルガー障害」に対する「問題行動の克服」というような感じの表現が多く目立つので、読むときにその点抵抗がある場合もあるかもしれない。しかしその点を差し引いても価値のあるものだろうと思う。

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通院医療費負担制度が適用できそうだ

薬価が高いのか、結構通院費が高くつく。
どうやらパキシルが高いらしいが…

おまけに通院往復の交通費が1080円
2週間分で合計約6000円ほどになる、これってかなり堪える額だ。

なんとかならんかと相談してみたら、通院医療費の負担精度が使えそうだということで、次回診断書をもらって申請することにする。

薬は…というとまた増えた。

アモキサン×3
リーゼ5mg×3
パキシル20mg×1
リスパダール1mg×3
ドラール15×1
ハルシオン0.25mg×1
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不穏時にベゲタミンB

ちょっとこのところひどかったからなあ…
でも薬のむと寝てばかり居るような気もする。


制度が4月から変わってちょっと負担増になるらしいのがちと残念ではあるが…


喘息+アスペの息子の分もあるので、医療費が馬鹿にならない当家ではこの手の制度は使い倒さなくてはならない。

しかし、アスペルガー当人にとっては、この手の制度の申請などが実はかなり不安っつうか、負担なんだよね。
先に何が転がってどんな手続きを要求されるのか、段階ごとに聞いてみないとわからないというのはどうも精神衛生上よろしくないものである。

成人の場合、本人が申請するしかないわけで、これだけでかなり気が重いのである。

手続き全体像と手順ががわかるようなリーフレットかなにかがあれば相当気が楽なんだが…と思うのである。


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息子のメガネ 超アスペルガー家族的モノの紛失方法?

先日来、息子が「メガネがない、メガネがない」とわめいていた。まあ、メガネ無しで生活できないほど目が悪い訳ではないので生活上はたいした問題はない。

しかし、我が息子、ちょっとしたクセがある。何かにつけてメガネを外したがるのだ。

メガネをかけたままトイレに入れない…これが一番顕著である。落としそうな気がして怖いそうなのだが、一年前メガネを作って以来ずっとである。また、めしを食うときもメガネをかけたがらない。

ってなわけで、あっちこちにメガネをおいてしまうため、どこにメガネがあるのか不明…大抵はトイレの近くから発見されるのだが、今回はだめだった。


ところが、今回妙なところから見つかった。
長距離トラック運チャンやってるパパが昨日電話をかけてきた。


「おい、俺のカバンの中にメガネが二つあるぞ、あいつのじゃないか?」

父ちゃんも「AQ40」のアスペルガーの可能性大の強者である。週初め出かけるときは毎度大騒ぎしながら「アレをいれわすれないように」「これを入れ忘れないように」、「アレをここにこう詰めなくちゃ」と確認を繰り返しながら一週間の荷物詰め作業という大事業をとなる。

つまるところ、「老眼鏡を入れ忘れないように」という考えにアタマを支配された父ちゃんが、自分のメガネを荷物に突っ込んだ後に、さらに手近にあった似たようなフレームの「息子のメガネ」をカバンに突っ込んだことが今回の騒動の原因であったようだ。

お年玉はたいてメガネを新調する羽目にならなかった息子はほっと胸をなで下ろしたのであった。

やれやれ


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