療養日記2006-11-30 アスペルガー向けのPTSD治療って??

療養日記

正直調子の悪さもここに極まれりである。
風邪からきた気管支炎も酷かったが、そのせいもあってなにも動けないのも気になり、精神的にも相当まいっている。
昨年冬頃の調子の悪さが相当ぶり返しぎみ。

記事のコメントもいっぱいいただいているのにあまりお返事書けない状態です。
ごめんなさい>コメント頂いた皆さま。

コメントは調子が良くなったら記事にて反映させて頂きたいと思います。


さて薬はというと

アモキサン75ミリ
レキソタン15ミリ
リスパダール4ミリ
パキシル20ミリ
ハルシオン0.25ミリ
(1日量)
頓服としてセルシン5ミリとベゲタミンB

フラッシュバックと恐怖感の発作が激しいのでリスパダールが増量、テグレトールは耳鳴りがやはり関係ありそうなのでストップになった。

朝、全員を送り出したあと、「(怖くて)何もしたくな~い」の波が襲ってくる。

どうも秋冬にかけてただでさえ冬眠注意状態なのに加え、「寒さに弱い」私が激烈に寒い(なにせ築ン百年なもんで屋外用の防寒着きて腰と首にカイロ装備して台所に立つのである)台所に立たざるを得ないのも悪化に悪影響を与えているような気もする。

これだけ薬飲んでりゃそれなりに眠いのは仕方ないにせよ、例えねむったとしても悪夢はいただけない。

で、これ書きながら思ったのは「フラッシュバック」について。
私の場合、PTSDで、命に関わるような体験はじめいろいろと恐怖感をかんじた体験から恐怖感と共にフラッシュバックがおきるわけだが、アスペルガーであることがフラッシュバックを起きやすくなるという特質があるのでPTSDの治癒に関しては非常に不利なわけだ、

アスペルガー向けのPTSD治療って普通のPTSDとちょっとちがってくるのかなあなどと考えてしまうのである。

なにかいい手がないものか…

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成人期の支援ネットワーク作り事業のイベントに行って来た

アスペ・エルデの会の成人期の支援ネットワーク作り事業のイベントに行って来た。

午前・午後両方行く予定でいたが、体調不良により午後のワークショップだけの参加(体調不良は大嘘・単に午前中寝呆けていただけ…最近睡眠障害もむごいが)

縹さん・みっちゃん・それから名前は知らないが当ブログの読者さまに会えたのは何となくうれしかった。

斜め前の席に私の主治医が座っていたのには「ぎえぇ」でした。(だって、自助会とかはもう少し調子よくなってからにしなさいっていわれてたんだもんね…おまけにあさって外来だ)

さて、内容報告といくか…

と、いいたいんだけど、ワークショップっていったいなんなんだぁ?の世界でした。

自分のいいところ・改善すべきところ認識して…というワーク、なんかよくわかんなかった。
リラクゼーションの方法…まあ、過緊張対策なんだろうけど…ちょっとありきたり。

当事者が困っていることといえば、なんといっても一般の世間にでてうまくやっていくことに他ならない。その辺の当事者の考えというものをもうちょっと聞いてみたかったように思う。

まずは当事者の「世間との狭間で」困っていることの意見の集積みたいなことをやる機会があったらなあと思った。

これにはやはりまずは当事者を中心に据えて支援者がインタビュアーになるようなインタビュー形式のような形がまずは必要なのではないだろうか。

もうちょっと少人数に分け、テーマをあらかじめはっきりさせたの分科会形式が必要のような気がする。

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発達障害者はなぜ「身勝手」といわれなきゃいけないんだろう?(2)

発達障害者はなぜ「身勝手」といわれなきゃいけないんだろう?(2)

10月28日のNHKの「おはよう日本」で発達障害の特集があり、その中で「偏屈者宣言」なるものをした沖縄のADHDの精神科医、後藤健治氏が取り上げられたわけだが、その放送をきっかけに、

発達障害者はなぜ「身勝手」といわれなきゃいけないんだろう?
という疑問が私のアタマに渦巻くことになったのは前稿(発達障害者はなぜ「身勝手」といわれなきゃいけないんだろう?)で書いたところだ。

そこで、後藤氏のブログでご本人に直接尋ねてみたところ、氏の見解をご回答いただいたので紹介しておこう。

 多数派は「お互い対立しない」ことだけを非常に重視して生きています。本当のことを言うよりも自分を主張するよりも優先していると私は観察しました。そういう多数派の価値観に照らすと、自分を平気で主張出来る発達障害が自分勝手であったり身勝手に見えたりするということだと思います。
文化の違いの問題というのが私の見方です。


(後藤氏のブログより引用)

後藤氏のブログの該当記事はこちら


かいつまんでしまえば、
後藤氏は発達障害者のわりと平気で「自分を主張する」という部分を取り上げて、多数派の衝突回避傾向から多数派に身勝手ととられると考えておられるようだ。

これはこれで現象の側面を的確に表したものであろうと私は思う。

しかし、しかし、しかし!!である。

珍しくも!当ブログで前稿に大量のコメントをいただいたこと、そしてそれが定型発達者の「衝突回避傾向」以外の部分を取り上げたものが大半であることなどから、少なくともアスペルガー症候群に関しては、「身勝手」(当然、「わがまま」とか「自分勝手」も含む)と定型発達者が思う現象は一つの要因によるものではなく、多岐にわたったものがその要因であると言えよう。


コメントを読んだり書籍を調べたりしていて、おぼろげながらわかってきたことはアスペルガー症候群者が「自分勝手」と言われる現象には次のようなものがあげられるのではないだろうか


・協調行動にかんするもの
・共感性に関するもの
・こだわりに関するもの
・アスペルガー症候群者の主張しかたに関するもの
・察することができないことによるもの
・(定型側の)感情のフィードバックをアスペルガー症候群者ができないことに伴うもの
・自分のために使う時間の多寡に関するもの
・定型側がアスペルガー症候群者の感情(感覚?)を理解できないことによる誤解的なもの

まだまだあるのかもしれない。
もうちょっと本質にせまるべきものもあるかもしれない。

どうやら「家族」など狭い人間関係で、この「身勝手」という問題は大きく浮き彫りになってくるようにも思う。

とにかく、やはりアスペルガー症候群者の行動を見る定型発達者側の心理というのが大きく関わっているように思えてならない。


まだまだ生の声が聞きたい
「アスペルガーのここがわがままだ!」
「こうしたら身勝手だと言われた」
というような話を知りたい。




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療養日記2006-11

現実の私の生活能力は極限まで落ち込んでいる。
秋になってからまた少しぶり返しぎみ。

朝、2時~4時、かろうじて弁当(or朝食)つくって(作れないことも最近増えている)亭主を送り出し、その後また寝て6時45分に再起床、勝手に朝飯を食らう息子を横目に弁当をつくって(これも最近さぼり気味)送り出し、次は娘の朝食を準備、娘を起こして食事をさせ、保育所に送り出すと9時ちょい過ぎである。

その後洗濯機を回し、朝食を取るが、そのあたりで不安感というか、恐怖感というかが襲ってくることが多い。それで眠ってしまう。
2時くらいまでに起きられれば御の字
問題は眠ったが最後?夕方まで起きない場合があるということだ。

ここひと月、風邪も引きっぱなしで眠らなくても寝こんでいることも多い。

基本的に出かけたくない、誰にも会いたくない。
買い物に出るのもおっくう。

また夕方になると焦りと鬱の波が襲ってくる。
5時に娘を保育所に迎えに行き、7時くらいまでが家の事情でばたばたするだけのほとんど無意味な時間。その後かろうじて夕食の準備をし、食事をして片づけ終わると12時を回っていることもままある。

1日にまともに頭を動かしていられる時間は二時間が限度という感じ。
頭脳出力10%という感じである。

投薬状況は以下の通り

アモキサン75ミリ
レキソタン15ミリ
リスパダール3ミリ
テグレトール200ミリ
パキシル20ミリ
ハルシオン0.25ミリ
(1日量)
頓服としてセルシン5ミリとベゲタミンB

正直、かなり多いな。

バリバリ動けないのがなんとももどかしい。
8時間とは言わない、1日5時間バリバリ動きたい。


昨日、障害者手帳の申請をしてきた。
二ヶ月程度で来るようである。
申請用の診断書見ると結構ひどい状態だなあ…と我ながら感心

いつになったらまともな生活できるんだろ。

十二、三年年くらい前の、お菓子作りと料理が趣味で、年中図書館に行って本を月に50冊は読み、園芸にいそしみ、そして近所の友人を家に呼び年中お茶していた私はどこにいったのかと思う。

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