Wizerdのこだわり

さて、骨折入院中のWizerd(詳しくはこっち)だが、先週はなかなかのこだわりぶりを見せてくれた。


寄る年波にはと重量級の体格には勝てず、多少高血圧ぎみで軽い降圧薬を飲んでいるWizerdであるが、入院中となると、普段の薬をどうするかという問題が生じる。


…って、生じるわけないじゃないのさ。


ふだん降圧薬をもらっているクリニックから紹介状もらって、血圧の方の治療状況は既に入院中の主治医に連絡済み。同じ降圧薬を入院中の病院で出してもらえば済むことだ


…というわけで薬のストックが切れそうになったとき、入院中の病院の薬剤部から


「同じくすり出しますよ」
といわれたそうな。


だがしかし、ここでちょっとだけWizerdの気に合わないことが生じてしまった。


成分的には同じ薬だが、メーカーが違うのしか入院中の病院では取り扱っていなかったのであった。


そこでWizerdが悩んだのか悩んでないのかは、はかり知れないが、結局、
「メーカーも同じ薬じゃなきゃどうしても気になる」


ということで、入院中の病院で薬をだしてもらうことをせず、私が近所のクリニックに薬を取りに行くことに。


ま、徒歩数分(自転車で1分30秒)のとこだから別にいいけど、Wizerd、成分同じでも気になるってのは相当なこだわりだなあとまあ、やはりこの人も絶対アスペルガーだと確信した私であった。

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これって睡眠障害?アスペルガーなせい?

最近の私は非常に寝穢い(「いぎたない」と読む)…つまりは

朝、起きられない!!


私の最近の生活はこうだ、夜11時ころ一旦床に入る。睡眠薬のおかげもあってかすぐ眠りにつく。

そして、未明3時前後に一旦起きる。おにぎりを作って朝飯をつくり、亭主を送り出す為である。

亭主を送り出してすぐまた再び床につく。

ここまではいい

問題はこれからあとである。

目覚ましを何時にかけようが、朝9時前後まで寝てしまう。

「保育所に遅れる!」という重圧もなんのその、目覚ましが鳴ったのすら記憶にないくらい寝てしまう。

今日で4日連続娘を保育所に連れて行くのが遅れた。


十分睡眠は取れているので昼間起きていることができ、日中は実は快適である。


しかし、しかし、しかし!!!


こう毎日遅刻続きでいいわけなく…私は悩んでいる。


ガキの頃から寝付きが悪く、寝起きはさらに悪い私は時折こういった「起きられない」に悩んできた。

睡眠時間もわりと長めでないと寝不足感がある。

大体8~9時間寝ると起きるのだが、世間様のペースはもっと短時間睡眠でないとあらゆる雑事がこなせないってな感じのようである。


おまけに日中~夕方の仕事(家事だが)のペースが現在ものすごくトロいのと、亭主の帰りの関係で「思いきり早く寝る」もできないのだ。


早く起きて日中昼寝をしてもいいはずのだが、それにもかかわらず朝寝てしまう。


アスペルガー症候群では結構睡眠障害かかえているという例があるという話しもちらほら聞くが、私ももしかしたらそうなのかもと、ちょっと最近真剣に考える。

何かいい睡眠コントロールの手段ってないのだろうか…

ああ…

来週も起きられなかったらどうしよう


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障害者手帳がやってきた

正確には「受け取ってきた」のであるが、まあ、とにかく私の元に障害者手帳がやってきた。

等級は2級となっていた。
私って結構重症だったわけね。
(主たる障碍:アスペルガーと従たる障碍:PTSDの重複で申請したのだけれど)

精神の手帳であるから表紙は「障害者手帳」の文字のみ。
いたってシンプルである。

さあて、この手帳でいったいどんなメリットがあるのか…。

実は私は夜遅くなって風呂に入り損ねる事が多い。
何で遅くなるのかわからないが(夕方からパニクル事が多いせいかもしれないが)とにかく生活上大問題である。

が、この手帳のおかげで私は風呂に入ることが簡単になりそうである。

自転車ですぐ近くの環境センター(ゴミ処理場だな)の付属の温水施設の風呂が半額で使えるのだ。

午前中に風呂に入りにいけるではないか!!
大いなる恩恵である。

携帯の電話代だけじゃなかったのね…って感じ。


医者からすすめられている肝心のホームヘルプサービスについてはまだ検討中である。

なんだか手続きがめんどくさそうだというのと、ヘルパーさんにきてもらっても何をどうしてもらったらいいのかわからない現状と、何かとものがしにくい我が家の環境があるからだ。

ま、とりあえず携帯の割引を利用し、今度いっぺん朝風呂に入りに行こうかというところ。


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Wizerdの骨折その後

二つ前の記事で書いた半同居の夫の姉Wizerdの骨折であるが、火曜日に足の骨をプレートとボルトと針金で固定する手術も無事に済み、リハビリを開始している。


最短手術後3日で退院という当初の話しはどこへやら、いつの間にか最短で6週間は入院ということになっていた。


かくて一週間が過ぎたわけだがWizerd、折れた骨をのぞいたカラダはいたって元気なわけである。当然クチも元気である。


老人会やら神社の社中会やら墓地組合やらと、やたらといろいろな役を引き受けているWizerdのところにはやたらと見舞客が多い。
その来る見舞客ごとににどうやって足の骨を折ったかの話しをアスペルガーらしくとうとうと微に入り細に渡って説明をし、さらにアスペっぽくリハビリの最中にも1人であーだこーだうまくいかない「言い訳」をとうとうと述べ立て、理学療法士に


「はい、Wizerdさん、黙って僕の説明聞いてね、話さなくていいからね」


などと言われている(--;)


当人は来月半ばには多少のヘルプがあれば普通に家で生活できる気でいる(っていうか、3月末までに年度末の〆をする仕事があるらしく、是が非でも戻りたいようである)が、そうはいかないとこっちは踏んでいる。

まあ、とりあえず介護生活は6週間先に延びたので若干ではあるが胸をなで下ろし、この間にこっちの生活を何とかしないとと思いつつ、私は洗濯物や何やらを持って病院と家とを往復する生活をしている。

つまるところ、私はWizerdの入院により仕方なくではあるが、脱ヒッキー生活をする羽目になった。体力的にはしんどいがお日様の下に出るのも悪くないものだなとちょっと新鮮である。

はじめはあれこれ揃えるものが多かったり用事があれこれあったり洗濯物が増えたりして動き回ってしんどかったが、一段落つき、とりあえずの平和である。

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救急車どっちらけ初体験

今日救急車に初めてお世話になった。


16時頃、昼寝から起き出したmichaponの様子がどうもおかしい。
とにかく泣く、泣く、泣く…


泣いては泣き疲れて眠るの繰り返し。
布団にくるまって泣くこと泣くこと、アスペ児らしく(疑いだけど)抱っこも拒否。

20時ころ、なんだかぼーっとして元気がなくなってきたのでさすがに心配になり夜間救急を探すが、私の住む地域には日曜の夜間の医療機関がみつからない!!


段々泣き方が弱々しくなってきたので焦りはじめ、仕方ないのでいざというときの119番に初めて電話をかける。
息子の喘息発作でも一度も救急車のお世話にならなかったのに~


で…地元の開業医で一軒受け入れてくれる医院があり、そこに行くことに。救急車の中でなぜか泣きやんだもののぼーっとしているmichaponになんだか心配になるが、救急隊員さんのチェックでは意識も脈も酸素も平常と、つまりバイタルサインはしっかりしているということ。




で…




結果がどっちらけであった。
腹部エコーをやって医者がこう言った。


「お母さん、おなかがガスと便でいっぱいですね、出てなかったでしょう?」


その通りだ…結局浣腸することになったが浣腸液を注入するのに看護婦さんが


「あら、入らないわねえ、かたいわあ」


というほどのつまりようだったようだ。


で、思いきり出すものを出したらmichaponは途端に元気になりニコニコ顔に。


あああ~



そういえば赤ちゃんの頃から便秘するとむずかるんだった…。
しばらくそういうことがなかったのですっかり忘れていた。


こんな事で救急車つかってしまってなんだかすごく申しわけない気分である。


明日イチジク浣腸を買って救急箱に常備しておこうと私は心に決めたのであった。

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たいへんだぁ!wizerdが骨折した!!

私が今日、市役所に障害者手帳を受け取りに行こうと準備していた時にそれはおこった。

いざ書類の準備を整え、さて、トイレに行って着替えようとトイレめざし、母屋に行くと、この寒空の中、母屋の裏口が開けっぱなしになっている。

いぶかしく思いながら入ると、半同居の夫の姉、wizerdが茶の間に座り込んでいる。

「いやあ、こけてしもたん、うごかれへん、腫れてへんかな」

「腫れてますよ…思いきり」…足首近くが思いきり腫れていた

「とっちゃん(夫の兄、wizerdの弟)に電話してもつながらへん…救急車でいかなあかんかなあ」

「全然立てませんか」

「うん、たたれへん」

「折れてるかもしれませんねえ」

「…、いや、えらいことなってしもた…」


裏口の敷居をまたぐとき、忘れていた新聞をとろうとちょっと急ごうとして思いきりつまずき、敷居のレールに足を強打しながら転んだらしい。こけてそのまま何とかはいずりながら茶の間にあがり、湿布をはって呆然としていたのだ。

我が家の敷居、老人に優しくない10センチは優にあろうという代物である。



結局夫の兄(リタイアして悠々自適の人)に連絡が付き、車で10分ほどの病院に連れて行ってもらう。

仕方ないので付き添っていったが、
重量級の体格ゆえ、車に乗るまでだけでも四苦八苦。

病院に付き、車いすにのって一安心…だが、診察の結果は案の定、足首の2ヶ所の骨の骨折で即ギブス固定の上即入院、来週の初めには手術することに。


敷居が与えた衝撃は重量級70余才の骨を破壊するに十分な衝撃だったようだ。


手術自体は2時間ほどで終わるもので、術後3日もすれば退院できるのだそうだが、私は頭がクラクラしてきた。


そうなのだ、退院後、ギブスを外すまで、松葉杖生活!!


おまけに我が家はバリアフリーどころかバリアだらけの築ン百年の家である。

ところで我が家とwizerdの関係、普段、台所を共用するものの、生活自体は全く別々にやっている。寝起き、食事から何から何まで別々である。

そんな中で重量級のwizerdが長期のギブス生活!!
あり得ない!というかほぼ不可能に近い!
トイレ一つ、えらく苦労するのに…
(昨年春、半月夫がギブス生活したのでもう実感!である)

掃除・洗濯・炊事・介護…っ全部私の肩にのしかかりそうな悪い予感が…
私自身がヘルパーがいるかって状態なのにもかかわらず…である。

ご当人はいたって楽天的に考えてこれを機会に介護保険で手すりの一つもつけてもらおうってなことを気軽に口にしている…

我が家の平穏はwizerdが退院するまでか…
ああ、たいへんだあ!!

絶叫するしかない。


たいへんだあ!


とりあえず、月曜になったら仕切直しで市役所に障害者手帳を取りに行って、ついでにこれからどうしたらいいか相談でもしてみるか…とほほ

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