【ニュースから】 発達障害:成人は置き去り

ちょっと気になるニュースを見つけた。
2007/08/22の毎日新聞の大阪版の夕刊記事。

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「発達障害:成人は置き去り 「診断の経験ない」5割、「就労できず在宅」3割」<毎日新聞>

http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20070821ddf001040002000c.html



いつ記事が読めなくなるかわからないので、かいつまんで要約しておくと…

大阪の支援機関によると、発達障害の疑いがあり、日常生活に支障を感じている人の5割が診断を受けたことがなく、3割が就労できずにいるということです。


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値自体が本人や家族が「発達障害の疑いがある」と考え、相談に行った人からの割合だからこうなるけれど、「発達障害」というものそのものについて知識がなく、かつ、自分や家族が気がつきにくい知的障害のない就労している人のケースでは、診断を受けていないケースはもっと高率にのぼるだろう。


記事ではまた、発達障害者に関して、

「周囲から「自分勝手な人」などと誤解されがちで、職場になじめず、頻繁に職を変えざるを得ない人が多い。」

とも。


発達障害自体に関する認知が不十分なので、気がついていない人も確かに多いはず。特に成人で、就労しているとなると尚更である。

(結構特定の業種に発達障害が多いような気がするんだよなあ…あまり横のつながりがない職種とか、企業内であっても1人でする仕事が多い職種とか…)


日常あまり不便を感じていなくても、人知れず対社会関係に悩んでいたりする人も多いだろう。


鬱になったり解離性障害などの病状を起こしてはじめて発達障害ではと気がつくケースも多いのではと私は思う。


もっと発達障害に関する世間の認知が広まることを願ってやまない。



それにしても…

こういうのって全国版で報道してほしいものだわ~。

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これなら手軽 AQ(自閉症スペクトラム指数)自動計算機があった!

まあ、こんなモンがあったとは。

せんだって見つけたのですが、AQ(自閉症スペクトラム指数)を簡単にチェックできるツールがありました。↓


http://www.the-fortuneteller.com/asperger/aq-j.html


質問の答えをラジオボタンをクリックでチェックするだけで自動でAQの値を計算してくれます。

AQ自閉症スペクトラム指数日本語版の元のソースがPDFファイルで印刷しなきゃ使えないので面倒くさいと思っていた方、朗報です!

占い系のサイトの方が作ったもののようですが、これなら手軽にAQのチェックができますね。

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関係ないと思っている人でも、何となく居づらくなって職場を転々としたりする人や、協調性がないと周囲に言われる人って、結構自閉症スペクトラムの範疇に入る人が多いと思うんですね。

気軽にチェックしてみて、自分の特性がわかるといいですよね。
(まあ、正式な診断は医者に行かなきゃだけど…)


そうそう、AQのボーダーラインは33でした。
AQ値が33を超えると自閉症スペクトラムの可能性が高いということでした。一応書いておきますね。




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非ブログ版「アスペルガーライフ」を引っ越しました

慢性作りかけのままのアスペルガーライフ(非ブログ版)を引っ越ししました。


http://asperger.maminyan.com/

URLが短くなったでしょ。


何で独自ドメインなんだ…ってのは思いきりお軽い事情です。

実は最近、アフィリエイトの関係で独自ドメインを取得しまして、レンタルサーバーを借りました。で、サーバースペースがたくさん余るので、もったいないからサブドメイン使って、ついでに移転しちゃったという訳です。

アフィリエイトサイトの方は移転に準備がかかるけど、「アスペルガーライフ」は独立性が高いし、アクセス気にしてないので手っ取り早く移転できるってわけで一番先に移転完了というおまけつき。


というわけです、はい。



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お盆休み台所パニック

それは寝ている間に起こった。


正確には関節炎の痛みがひどいので痛み止めを飲んで一寝入りしている間に起こったのだが…


お盆休み初めの12日、そんなわけで昼寝をしている間にタヌキ(亭主)が台所の配置をいじったのだ。


かねてより使いづらかったオーブンレンジの位置を、廃物利用の年代物のミシン台を台所に持ち込んでその上に置いた。


ただでさえ広くない台所に一つ物を持ち込んだ訳で、とにかく、使いにくい!
その上に動きにくい!


当のタヌキは「いいことをしてやった」という雰囲気である。


ところが私はというと、完全にパニックを起こしてしまった。
寝て起きたら配置が変わっていたというのもまずかった。


とかくアスペルガーは急激な変化に弱い。
私は特にその傾向がある。


台所を早く何とかしないとと言う方向に頭が暴走、
夕ご飯を作る方向に全く頭が働かない。


「台所が~」とつぶやきながらウロウロ。
息子が「明日何とかしよう」というのも耳に入っているのだが頭に入らない。


完全にパニック状態。

これ以上頭が暴走したらまずいのでと頓服のセルシンを飲む…が、あまり効かない。


何とか息子に促されてかなり遅めに夕ご飯を作ったが、食事をしてからも台所の配置の事が頭から離れない。


息子は「明日何とかしよう、手伝うから」を繰り返す。

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翌朝、海を見に行くといってタヌキが娘を連れて淡路島に出かける。


息子は「午後から手伝う」といって部屋にこもる。
私はというと台所が気になって何も手につかない。

昼ご飯も作る気力がない。


私の頭の中は「台所~!!」なのだ。

やっと午後になって台所の配置をある程度使えるように変えた。


途端に頭が落ち着きパニックから脱出。


息子曰く
「やっぱり台所の配置が原因だったね」



予定外の配置変更の上に「台所の配置」に対するこだわりが
今回のパニックを誘発したようである。



わかっていてもどうにもならないんだよね~。











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相手の身になって…自分と置き換えて考えること

子どもの頃から、あちらこちらで表題のように言われて育ってきた。


特に学校でだ。

大体叱責の言葉と一緒だったようにおぼえている。

大抵言われても意味がわからない。



「○○」と言われたらどんな気持がするの?


「はあ、別に…」


「自分が相手の立場だったらどう思うか考えてみなさい」


「特になにも気にしない」


とまあ、かみ合わない。


かみ合わないのはまあかみ合わないのだが、
叱責されているわけで、こっちは頭の中は混乱する。


何でそんなに怒っているのか?
わからないままに叱責され続けることも多かった。


さて…


定型発達者の感じ方とアスペルガー症候群者の感じ方は相当違う。


違いを無視して「相手の身になって考えろ」とか「自分に置き換えてみればわかるはずだ」と叱責されても、何も意味をなさない。


特に「自分に置き換えたら」「何とも思わない」ことも多いのだ。


アスペルガー症候群の児童がこういった叱責を受けることは多いだろう。


教師の叱責が「本当にわからない」瞬間である。


「人に身になって考えろ(…そうすればわかるはずだ)」
「自分と置き換えて考えろ(…そうすればわかるはずだ)」


前提は「同じ感じ方をする」ことである。

でも、同じ感じ方をしないのである。


教育現場では、是非「同じ感じ方をしていない」という前提で
叱っている理由を「説明」して欲しいと思う。


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療養日記2007-08/05

ひと月ぶりの療養日記。


はっきり言ってここひと月、あまり調子がよくない。

先月初めの大掃除に端を発し、どうも6月あたりにできていた活動ができないでいる。


Wizerdの引っ越し以来続いている家の片付けもまだまだ終わらない(いつ終わるのやら)


掃除や片付けのことと仕事のことをうまくこなそうと何とか頭を働かせようとするのだが、頭がストライキを起こす感じである。


おまけに掌蹠膿疱症性骨関節炎の方の具合がはかばかしくない。痛み止め飲みっぱなし状態で、うっかり薬が切れると激しい痛みに襲われる。
痛みがなんとかおさまっていてもどうも全身のだるさが残る。
おかげで活動度はますます下がる。


こんな中、家の方はというと、電気の配線切り替え工事をして、2日ほど工事があったり、エアコンを買いに出かけたり、エアコンの工事がきたり…

おまけにお盆前に開かずの部屋を何とか片づけきらないといけないという重圧が…


さらに通院が月二回に増えたので出かける回数も増えた…。


よく考えたらいろいろあった。
これで調子がいいわけないのであった。
肩の痛みがだいぶ全体的な不調の足を引っ張っている気もする。


先週は訳のわからんことでパニクリ、一回夕食を作れない事態に陥った。(なぜパニくったのかやっと思い出した…家の片付けだ)



で、1日の月曜に診察を受けに行ってきた訳だが、「薬増やすか微妙ですねえ」ってことで変薬はなし。
ま、波もあるってことで無理しないようにとの指示。



肩の痛みが治まればもう少し調子がよくなると思うんだけどなあ。



あ、そうそう、WAIS-Rの結果について、「やっぱり数値気になる」とだだをこねてきたら、以外にあっさり「じゃ、次回にまとめておいて説明しますね」と言われた。

次回が外来が楽しみである。


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