療養日記2008/09/20 臨時版

体調についてはご心配をおかけしている。


で、その体調のことだが大きな変化があったので、一応書いておくことにする。


実は自閉症の混乱等にある種のサプリメントが効くのではという話しは前々から興味を持っていた。
が、実際に試す事はなかったわけだが、最近のわたしはちと調子が悪い。


全体の体調(痛みとか)がひどいのもある。関係するのかしないのかはわからんが、自閉さん特有の症状にも悩まされていた。
ナニガというと、音声過敏がひどいのだ。


食事を作る…家族に出す…しばらくわたしは家族の喧噪をさけて中庭に用意した椅子に…

スーパーに行く…毎度買い物忘れをする…


ああああ…

で、

ちょっと以下のページを見てみて欲しい。

 http://blog.livedoor.jp/kuni3344/archives/50378672.html
 http://blog.livedoor.jp/kuni3344/archives/50548353.html

自閉症のご子息を育てているクニさんのサイトである。


さて、このページを読んだ後、わたしはスーパーに日常の買いものに出たわけだが、入ってすぐのところに、こいつが陳列されていた。ビールコーナーの手前である。





ご存じウコンの力である。
わたしは普段酒もほとんど飲まないので「飲んだら飲んどこ」ってなキャッチフレーズのこれが、あまり自分に関係あると思っていなかった。


が、記事を読んだ後である。
というわけで、ふと手に取り、値段を見る。1本188円也。ふむ、安くはないな。

一本だけかごに入れた私は、スーパーの中の薬局のサプリメントコーナーへ。

そこには、これがあった。



「ウコンの力」の顆粒バージョン、30袋入り2200円 成分はドリンクと同じ。

とりあえずひと月飲んでみるか。


で、

で、

で、


飲んでみたのだが、肝心の音声過敏にはとりあえずすぐ効いたという実感はない。


が、


みょうなところにきいてしまったようだ。


あれほど強烈だった掌蹠膿疱症性骨関節炎の痛みが日がたつにつれ薄れていく。

1日後(先週の金曜)には痛み止めを飲む感覚が少し伸び
2日目(先週の土曜)には痛み止め1日2錠で完全にコントロール可能に
8日目の今日、痛み止めは一日一錠を念のために飲んでいるという感じ


とにかく、体が軽い。


夕方6時頃になると必ず襲っていたいたあのだるさと痛みが…


ない!


夕方を通り越して、夜まで集中力が持続する。


こんなんでいいんだろうか?
なんか体が宙に浮いている感覚である。


少なくとも十数年以上ぶりの感覚である。


そこで気づいた。
出かけたり、何かしたりすることにすっかり臆病になっていた自分がいる。

常に「疲れ」「痛み」との天秤で行動するかどうか決めていた。





とにかく、本当にウコンの力のおかげかどうか、正確なことはわからないにしろ、体が格段に楽になっている。

体が楽になるにつれて、何となく脳みそもスッキリしている。


というわけで、今月初めの状況は一体何だったんだろう?
ってな感じである。


まずはめでたい。


lこの状態がずっと続いてくれることを祈るばかりだ。







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いつまで続くんでしょう?
痛みのない生活
続くことを
祈って下さいな。
で、ついでにぼちっと

いえ、失礼。





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アスペルガー者にとっての過集中というもの(3)

お待たせしてしまったが過集中について3回目。


第1回はこちら
第2回はこちら



アスペルガー者から過集中を奪ったらどうなるか?


例えば細切れの時間ばかりで動くことを余儀なくされるとか…。


しょっちゅう電話が入ったり、雑用を頼まれる会社でのデスクワークなんてのもそうだし、
乳幼児子育て中の主婦の仕事なんていうのは典型的なそれだ。


間違いなくイライラしてくるのではないだろうか。
パニックも起こしやすくなる。


私ならそうなる。


イライラしてくるだけならまだいいが、ミスが増えてくる。


あれをやったらコレを忘れる、コレをやったらあれを忘れる。


そして、自責感が強くなってくる。


過集中可能な状況で過集中的に仕事をこなしている効率と比較してしまうのだ。


非過集中環境で仕事をする効率は過集中的に仕事をこなす効率に対してあまりに低いレベルに留まるだろう。


私の体感的には1/10以下ってところか。


だからこそ、アスペルガー者は過集中的に仕事に当たった方がいい。


虚脱を防ぐことを考えて過集中を避けるより、自尊心の維持のためにもその方がいいだろう。


完全に過集中状態で仕事をしない場合でも、疑似過集中というかプチ過集中の積み重ねの方がいいだろう。


過集中を必要なものとして考えていく。
このことが、アスペルガー者の自尊心の維持にもつながっていくものだと思うのだ。


過集中しやすい職場・家庭。
そして過集中後の虚脱を許容する環境。虚脱時の自己コントロール。
それがアスペルガー者にとって必要なものだと思うのだ。


<一応終わり>






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療養日記2008/09/09

8月の末から、大きく体調をくずした。


8月29日の冷房のかけ過ぎがきっかけでそれは起こった。


8月30日、朝起きたら扁桃腺が痛い。
扁桃腺が腫れるとてきめんに掌蹠膿疱症性骨関節炎がひどくなる。
ついでに下痢もした。これもよくない。



私の場合、現在皮膚症状は強くない、骨やら関節の痛みがひどいのである。


普段はボルタレンの徐放製剤1日2カプセルで済んでいるのだが、それでは一日痛みをコントロールすることが難しくなってしまった。


…にもかかわらず、8月31日には扁桃腺の痛みもひかないのに薬を飲みながら加古川に「かつめし」を食いに行くという暴挙をやってしまった。
(だからやせられない…っと、加古川かつめし紀行はこちら


で、さらに悪化。

9月1日は一日へばっていた。

9月2日、この日は掌蹠膿疱症の方の診察に行く日。(行くのもしんどい)
風邪をひいた事情を言ったら、

「扁桃腺やおなかの風邪引くと調子悪くなりやすいねえ、早く調子回復する為にビオチン注射しときましょう」

と、ぶっとい注射(もちろん静脈注射だが)うたれた。


「痛みは我慢しないようにね、頓服使ってもいいから、痛みから逃げちゃいましょう、体力つかったらもったいないよ」

とのおまけ付き。
痛みのつらさに理解のある先生で何となくうれしい



が、問題の9月3日がやってきた。


薬を飲む感覚がつかめず、痛みのコントロールがままならない状態で迎えたその日、
夕方になるともう体が悲鳴を上げていてだるさと痛みで気分も最悪。


痛みがひどいとDV時代のフラッシュバックも襲ってくる。
(当時は診断もつかない状態で、良い痛み止めもなく、痛みをおして動かざるを得なかったり、治らない、動けないことをだいぶ前の夫にはなじられたりしたからなあ)


そんなときにタヌキからの電話…イライラしている様子。
で、何につけ私にケチを付ける。
翌朝、やたら早くでなければならない事と、空腹でイライラしてのいつもの八つ当たりである。


こちらは夕食を急いで作らなければならないことで若干メニューパニック。


さらに、こちらも精神的に余裕がないのでまともに対応してしまい、言い合いに。
「役立たず」のひと言でプッツン来て鬱系パニックに突入。


さらに時間がないので息子に買いものをためば、的外れな品を買ってくるのでさらにパニック増大。
(息子に言わせると「ヒステリックになる」だが)


タヌキが帰ってきて、夕食を出し、私は庭先で休憩。


息子が通りかかったので、買いものの話しになり、「なんでアンタはそうなのよ」となじってしまったら
帰ってきたことばがきつかった。もう、売り言葉に買い言葉なのである。


「そんな言うなら痛みをおして動けばいいだろ」


この一言と先ほどのタヌキの「役立たず」があたまをこだまして、死んだ方が良いような気がしてしまった。


で、「大パニック」発生である。(鬱発作かも)


今回は初めて自傷行為なるものにはしってしまった。
ま、切れない刃物だったのが幸いしてたいした傷でなかったが…。



翌日ぼーっとしながらなんであんな事をしたのかと自分に問いかければ、


やはり「痛み」である。


痛みがひどいのでどうしても鬱っぽくなってしまう。
なんにもできない自分に嫌気がさす。
フラッシュバックも起こりやすい。


というわけで、薬にサプリメント、睡眠の総動員で痛みの押さえ込みにかかることに。


八つ当たりタヌキの方は、最近仕事がきついのは何ともならないにせよ、空腹の
方は何とかなるので「夕方の空腹」を押さえるべく夕方のおやつ用の「バナナ」を持って出勤することに。


さて、そんなこんなで、数日。



痛みのコントロールがある程度きくようになったところで昨日が精神科受診日。


事情を話せば、


「あらあら…、みんな調子が悪かったんですねえ…」


ということで、とにかく痛みのコントロールの方に重点をおいて無理せずゆったりペースで生活するようにとの指示。


本来の脳みその調子とはちがった部分での増悪なので今回のところは変薬はなし。
ま、頓服は全滅していたので、たっぷりもらってきたが。


お薬一覧

 アモキサン75ミリ
 エビリファイ6ミリ(朝)
 リスパダール1ミリ(寝る前)
 ジェイゾロフト50ミリ
 トレドミン50ミリ
 ハルシオン0.25ミリ (寝る前)
 セパゾン2ミリ(寝る前)
 (1日量)
 頓服としてセルシン5ミリ


しかしまあ、今回の療養日記は掌蹠膿疱症性骨関節炎の悪化にPTSDによるフラッシュバックにメニューパニックに鬱発作にと、内容が充実


…してはいけないな。


ま、とにかく、今日現在、この文章が書ける程度には回復したってとこ。


そんなわけで、「過集中3」は次回ということで。
すいませんがよろしく。





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