情動的言動にすぐ反応できないということ。~タヌキの例~(2)



(1)があるからには最低限(2)もあるわけで、会話事故?の話はつづく。


暑いさなかに暑苦しい話で申し訳ないが「防寒着」にまつわる話である。


前にも書いたがタヌキは去年の秋、紙の配送の大型トラックから足を洗い、パンの配送(4トンロング)へと転職した。


で、今の会社の社長はというと結構社員思いの社長だ。


車の装備も大型車並みで乗り心地重視。
制服もちゃんと洗い替え分まできっちり支給されるし、質も結構いい。


そのあたり、社長がしっかりしているのが表れている。


で、秋に転職して、しばらくたった頃、防寒着の支給があった。
なかなか暖かそうな防寒着で、作業性も良さそうだ。
結構いい素材の防寒着であることは見た目にも明らか。


で、問題は…この防寒着で起こった。


厳寒の頃、夕方、帰って来るなりタヌキが言う。


「社長相手に…やってもたわ!」


会話事故だ。


本物の交通事故でないからいいが、かなりひどいらしい。


========================


帰り際の出来事である。


社長:狸さん、その防寒着あったかいやろ!

 狸:はぁ、僕暑がりなもんで、作業するのはこのくらいの
   気候がちょうどええんですわ!
   僕ぅ、通勤のときしか防寒着 着ないんですわ。

社長:(無言…目が点、口あんぐり)

 狸:それじゃ、失礼します~。
   (家に向かって自転車をこぎ出す)



=========================

社長としては、社員に冬場の作業中暖かくして 快適に作業して欲しいと、奮発した防寒着である。
いわば社長自慢の防寒着…。


社長の「その防寒着あったかいやろ?」には多少の自慢と、寒い中がんばっている社員への気遣い、そしてそれを認めて欲しいといった気持ちが織り混ざっている。

なのに、作業中の暖かさを意図して支給された防寒着をタヌキは通勤のときしか着ていない(…それはまあ、個人の勝手としても、)それを言ってしまっては…社長としてはなんて言っていいのかわからないだろう。


で、二の句が継げない社長は目が点に…というわけだ。


タヌキ曰く、


「社長の顔つきが信楽焼のタヌキそっくりになった」





…そうだ。


(タヌキはおぬしだろうが…)


自転車をこぎながら、社長の顔を思い出し、徐々に


「事故っちゃった」


ことに気がついたらしい。

==========================

この話を聞いて私が腹を抱えて笑ったのは言うまでもない。


社長の気持ち(情動)にうまく反応できず、話を自分に引き寄せて、防寒着に関連する自分の状況を語り出してしまったという例である。


終業間際で疲れていたんだろう
”ありがとうございますプログラム”がうまく作動しなかったようだ。


うーん、残念!


===================

さて、アスペルガー者はこの手の会話事故が多い。


で、会話事故を防ぐことは難しい。


となると、被害を最小限に食い止めることに精力を費やす方が効率がいい。


そこで「ありがとうございますプログラム」なのである。


とりあえずこれをインストール、機会があるごとに使用しておけば

万一上記のような会話事故を起こしたときでも。

だいたいは、
「なんか変わっているけどいい人」
で評価をおさめることができるからだ。


このほかにタヌキがが常時装備しているプログラムがいくつかある。


「せわしく動くプログラム」(一生懸命に見えやすい)
「申し訳ありませんプログラム」(殊勝に見えやすい)
「とにかく笑顔プログラム」(いい奴に見えやすい)

などである。


確かに、会話事故をおそれるより、ある面、”激怒される”という被害を食い止める方が効率がいい。
情動的言動にうまく反応することを考えるのはある面アスペルガー者には無理があるもんなあ。


会話で、「自分に引き寄せすぎない」ことに注意するのも重要だが、普段のイメージ作りも重要だ。


とまあ、こんなところで今回のお話は終わり。

=================
7/4追記

タヌキによると「すぐ気がつく」のだそうだが、覆水盆に返らずなので素知らぬ顔をするしかないらしい。

それと私の記憶違いで、厳寒ではなく初冬のの出来事だったようだ。

後日談はタヌキブログに本人談が掲載された。






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情動的言動にすぐ反応できないということ。~タヌキの例~(1)


アスペルガー者は会話の裏の意図に気づきにくいと言われる。


特に情動的言動には弱い…と思う。


で、どういった現象が起こるかというと、結構実態はお笑いなのである。


さて、今回の実例はうちのグレーゾーンタヌキ(といってもAQは私と同じ値をたたき出すが)である。



数日前、狸から、「またやっちゃった~」と電話がかかってくる。
何かと聞くと、ちょっとした会話事故らしい。



さて、その様子ご紹介しよう。



タヌキはパンの配送をしている。
ある日の昼頃、雨上がりの積み込みの倉庫での会話

===============
1)

 上司:タヌキさん、晴れてきたでぇ、暑なるデ~
 
 狸:ああ、助かりますわ~、昼から屋根ないとこやから!

 上司:…(いぶかしげな顔つき)

 狸:(繰り返す)昼から屋根ないんでたすかりますわ~。

 上司:…(無言…目が点)


補足説明をしておくと、屋根のない配達先では、雨が降ると、パンの番重(トレー)にカバーをかけたりカッパを着たりと、いろいろ面倒らしい。


で、この会話には伏線がある。

================
2)

その前日終業間際、倉庫内で片付けをしていて

 上司:暑いなあ、狸さん、大丈夫か…?

 狸:暑いですわ~もう熱中症寸前ですわ。

 上司:ちゃんと水飲みや!

 狸:ありがとうございます。

================

はっきりいって2)の会話に問題はない。
問題は、この2)が前提となる1)である。


1)で上司の意図は「暑くなるから気をつけなさい」という意味・意図である。


が、タヌキは、雨のときの面倒さが朝から気になっていて、「昼から晴れないかな」ばかり考えていたらしい。そこで、「晴れて良かった」という自分の思いをしゃべってしまったのだ。


さらに「伝わってないかな?」と思い、自分の思いを繰り返してしまったのである。


=================

これは相手の発言の裏の意図を見抜けないで間抜けなやりとりになった一件だ。


相手の「気遣い」という「情動」が会話に入っていることに気づかなかったという例である。
特に情動がベースにある会話は「気がつきにくい」のだから困ったもんだ。


タヌキの1)の返し方は、考えようによっては「自分のことしか考えていない」「自己中」な返し方である。




さて、タヌキは普段、外に出たとたんに「ありがとうございますプログラム」を起動している。


会話のあちこちに「ありがとうございます。」を放り込むとうまく会話が成立するという、まことにありがたいプログラムである。


だが、今回の上司の「暑なるな~」は、直後に「ありがとうございます」を入れると会話として変な感じになる。


そこで生来のプログラムが作動してしまい、

「助かりますわ~」という、前日の会話を考えたら定型者ではあり得ない、まこと「自己中」的な返事が出てしまったということなのだ。



さらに、追い打ちをかけたのが「繰り返してしまった」という点でもある。


あああ…。


(いくらなんでも繰り返すなよ…といいたい)


===============

ま、後になって気がつくところがタヌキなのだが、やはり会社では「変な奴」と見られているに違いない。

===============
さて、模範解答を作成しておこう

 上司:タヌキさん、晴れてきたでぇ、暑なるな~
 
 狸:そうでんな、水分補給に気ぃつけやな あきまへんな…。

 上司:気ぃつけてや!

 狸:ありがとうございます。

===============

自己中と見られることが多いアスペルガー者であるが、実は会話で「相手の裏の意図(特に情動的もの)が瞬発的に読めない」「会話の伏線をすぐに思い出せない」

というただけのことも多いのである。


とまあ、そういう会話事故?のお話でした。







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つづく

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アスペルガー症候群の「字義通りにとらえる」の例 久しぶりのその2



さて、

「その1」はどこにある?というつっこみにはこちら
http://maminyan.blog5.fc2.com/blog-entry-63.html



今日は夕食の準備が遅くなったことから何事も押せ押せって感じになってしまった。

夕食後のデザートタイム(今日は優雅に国産さくらんぼ)のあと、娘にシャワーをさせていないのに気づき、(忘れるなよそんなこと!>自分)あわててシャワーの準備。食卓は放置。

服にこだわる娘の着替えをあわてて娘と一緒に用意して、。

「お皿、さげておいて!」

そう息子に声をかけ、
食卓の片付けは息子に任せた(押しつけた?)…つもりだった



大失敗である。


確かに、食卓の皿すべては台所の流しに運ばれていた。

が…、炊飯器はテーブルの横においたまま、
テーブルの上はと見ると、南京豆(タヌキの好物、食後、酒を飲みながらいつも食べている)の薄皮が散乱、からしやショウガやケチャップのチューブは片付けられないまま放置されていた。


しまった…


多少最近は融通が利くようになってきたようにおもっていたので、息子が字義通りにとらえる事にかけては右に出るもののいない奴だってことをすっかり最近忘れていた。


(つまり、息子にわかる細かい表現ってのをあまり私が気にしなくなっていた)



息子はきっちり言われたとおり「皿」を下げてくれていたのだった。



あああ…もう笑うしかない…。




=============

後で息子とこの件について検討。


 猫: 「食卓の上片付けて」ならわかる?

 息子:炊飯器は忘れそうだ

 猫:あれとこれとって全部言ったらさすがにわかるよね

 息子:そりゃね、喜んでやるかは話は別だが

 猫:「食卓の上と炊飯器片付けて」なら

 息子:まあ、わかるが、「出したもの全部しまって」でもわかるぞ


ふむ、検討すればわかりやすい表現が出てくるもんだ。

「逆」はわかりやすいなあと感心。

ま、「気が利く」にはほど遠いが…あはは。






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久々の
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第2回アスパラガスの会ミーティングのご案内

広汎性発達障害自助組織、アスパラガスの会からのお知らせです。
近畿ローカルですがご容赦を。


★第二回アスパラガスの会ミーティングのご案内


日時 2009/07/25(土) 午後2:00~3:45(受付は午後1:40~)

ところ JR大和路線、近鉄道明寺線 柏原駅近辺某所(公共施設)
(お申し込み後、7月15日以降順次詳細についてメールでお知らせします。)

今回のテーマ  『コミュニケーションって何?』

参加費 100円(備品費、資料代)


詳細は下記からどうぞ。

パソコン版
http://asperger.maminyan.com/asparagus/entry.html

携帯版
http://asperger.maminyan.com/asparagus/m/entry.html

参加資格は基本的に成人広汎性発達障害当事者としますが、ご家族、医療関係者の参加も受け付けます。その旨お申し出ください。


以上お知らせでした。

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アスペルガー者をめぐる「困難」について(4)-困難を認識することの困難-

えっちらおっちら4回目。
早く終わらせないと…アスパラガスの会の案内も出さなきゃならないからなあ…。

第1回第2回 第3回

=================================

大人のアスペルガー者が持つ、もう一つの困難について考えてみる。
実は今まであげなかった「重要な一つ」があるのだ。


それは表題にもしたが、「困難を認識することの困難」である。

診断がつけば、認識しにくい感覚面や、予測力の困難なども、自分が困ることに関しては認識がしやすくなる。


しかし、


特に「周囲」や「家族」が困ることから間接的に困った事になるといったタイプの困難は極端に認識しにくいのではないかと思うのだ。


自尊感情が普通に育ったある面幸運なアスペルガー者は、却って自らの存在で周囲が困っているということを認識するのを拒絶しやすいだろう。

また、

自尊感情が不安定なアスペルガー者でも、自らの存在によって周囲が困るといった事実にを受け入れるのは、また困難だ。なぜなら、一旦であっても、さらに自尊感情を奪われることになるのだから。


そして、言葉数の多いアスペルガー者においては、コミュニケーション能力に関して、実際はコミュニケーションがうまくいってなくても、「自分はコミュニケーションできて
いる」と、思ってしまっている場合があったりする。


周囲との違和感はあったが、自分は今までいろいろ工夫してやってきたのだからという自負もある。


そして…(これ重要だと思う)…何より想像力に障害がある。

こういったことすべてから、


「周囲に関わる困難」を認識するのに多大な「困難」を伴うのだ。

ついでにいうなら、年齢もまた、困難を受け入れがたくする。


心理面のフォローが十分でない場合、特に「周囲(や家族)が困る系の困難が」受け入れがたいのと、社会サイドの困難への対応、対策がしっかりしていない現状では、さらに困難を認識するのに困難を伴うことは当然といえば当然である。


認識できたとして、次にせねばならないのは、アスペルガー者本人の自己改革である。
だが、「障害」を受け入れるだけならまだしも、周囲との調和を図るべく自己改革しなければならないというのは、ある面過酷な課題である。


大人のアスペルガー者が、自らの持つ困難を認識し、自己改革をはかることはかくも難しい。


やはり家族や医療関係者の支援なくしてはできないことだ。


特に医療サイドには、この自己改革のきっかけを作ってほしいとも思う。
と、同時に、現在職に就くなど、「社会適応」できていても、「家庭内適応」できていないケースがあることを念頭において、適切に診断を下してほしいとも思う。
(ぶっちゃけ言って、根幹が脳の機能障害なのだから、社会適応を診断の基準にするのはどうかと思うのだ…おまけ)



といったところで、各種支援の重要性を力説して本稿は終わる。


終わり







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自分ですら
きちんと認識
できてるのか不明
ってね。

関係ないけど
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アスペルガー者をめぐる「困難」について(3)-ありがちな誤認から-

さあ、歩こう。

というわけで、続き、第3回いきま~す。

第1回第2回

==================
教育が必要であることをちょっと具体的に考えてみたい。


対人スキルでネックになる誤認をあげて例を挙げて考えてみよう。


「人の身になって考えなさい」
「自分がされていやなことは他人にしない」

という、昔からよく言われている(そしてアスペルガー者もそ
れを多数回いや、耳にタコができるほど耳にしているはず)言
葉である。


ただでさえ「人の身になって(自分と立場を置き換えて)考え
る」は感覚的に苦手である。
ま、その件に関してはちょっとおいておくにしても、


「人の身になって(自分と立場を置き換えて)…」も「自分が
されていやなことを…」


それが通用するのは「感じ方が同じ」場合にしか成立しないの
だから、定型発達者にとっては「正しい認識」であっても、アスペルガー者にとっては「誤認識」となってしまう。

そしてひたすら、この誤認識に基づく対応をしようとすることは大いにある。


…というか、その可能性が非常に高い。
(それだけ耳にタコができている…私もだが)


その結果、本人の意図とはまるで違う評価


「人の気持ちを考えていない」
「人の気分を逆なでする」
「冷たい」


などの評価を周囲から受けてしまうことも多々ある訳だ。

これをどうにかするには

アスペルガー者は、定型発達者に対応する時はむしろ

「自分にあてはめて考える」ことをやめて、
「定形発達者の感じ方、目線で考える」ということをしなけれ
ばならない。


「自分に当てはめての言動」→「不評を買う」

          ↓

「定形者の感じ方をベースに考える」→「平穏・好評価」


と、言動・行動パターンを変えればいいわけだ。


ここに支援者にサポートしてほしいポイントがある。


「定形発達者はこう感じることが多い」
「定形発達者はこう考えることが多い」


という情報を提供してほしいということだ。


この情報があるとなしでは大違いだ。



が、前にも何度か書いたように、定形発達者の感じ方、目線と
いうのは、定形発達者にとって当たり前過ぎるので定形発達者
は誰も分析してくれない。


仕方ないので、私などがこのブログでぼちぼち分析などをして
いるわけであるが、資料が足らん、実例がたりない。正直、ど
こまで通用するか、こちとら一当事者であるから、自信もない



ま、それはおいておくとしてももうちょいと問題がある。


言動・行動パターンを変える際には当然、アスペルガー当事者に心理的な負担がかか
る。

なぜなら自閉圏者の特性として「変化を好まない」というのもあるからである。

ついでに「なぜ、私だけがそれをやらねばならないのか?」といった疑問・葛藤も生じる。


ここに医療カウンセリングやピア・サポートといった支援の必要性が生じてくる。

とにかく、「定型者には当たり前でそれで正しい」方策が、アスペルガー者の足を引っ張ってしまうから「誤認識」となってしまうという不可思議な現象がごろごろ転がっていて、杖(定型者に関する知識)なしで歩くのは危ないといったことがあるのである。


適切な対人スキルの教育が必要である所以である。

が、そんな体制(特に成人対象)はどこにもないが…ってのが大きな問題ではある。


次回に続く





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ま、その…
誤認だらけだっtり
するかなあ。
…って
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ただ、ただ、悲しい。

連載の途中だが…また別件を書いてしまう。


臨床心理士が著者のあるブログの自閉症スペクトラムに関する記事をたまたま目にした。

http://do-nntokoi.seesaa.net/article/121742797.html

読んでいたら、ただ、ただ悲しくなった。
涙があふれてきそうになった。


こうも理解されないものなのか?

滅多によそのブログにコメントなどしない私が、思わずコメントを書き込んでしまった。

「あなたを傷つけたのならごめんなさい」そういう言葉が返ってくるのだろうか?

著者はとても正直で優しい人なのだろう。

そう思う。

が、この記事に私は、自閉症スペクトラムの目線に定型者がたつことの困難さを強く感じてしまう。



道は遠い。

だが、歩もう。






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最後のは
自分に対する
エール。

で、エール代わりに
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アスペルガー者をめぐる「困難」について(2)-どんな支援が必要か?-

とんだWizerd騒ぎで連載が遅くなったが続ける。

第1回はこちら

====================


さて、困難すなわち、困っていることにはサポートが必要である。
それが障害ゆえなのだから支援は必要だ。

足の不自由な人に杖や車いすが必要なように、
目の不自由な人に点字が必要なように、

想像力・社会性やコミュニケーションにおいて不自由なアスペルガー者にも支援が必要である。


では、どのような支援が必要かだが…



1)アスペルガー当事者本人の困り感を解消する接し方をすること。

2)障害によってもたらされる様々な不利益とその原因を理解するよう指導すること。

3)それを解消するための本人の持つべき知識を明確にし、知識を身につけ、運用できるよう指導していくこと。

4)本人が2)3)の段階で「はまる」だろう葛藤に寄り添い、認知を助けること。

5)障害に関して家族が持つべき知識を明確にし、知識を身につけるよう指導していくこと。

6)家族の心理的なケアをすること。

7)(職場等で上司等やジョブコーチが)アスペルガー者の「困り感」、「受けやすい不利益」を理解し、それを軽減するよう、環境調整をしたり、本人に働きかけたり、周囲とのコーディネートをはかること。


こんなところだろう。


こう考えていくと、「教育」に近いかもしれない。
また、最後の問題は社会福祉活動として解決されるべき問題だ。


まあ、アスペルガー者が「困ったちゃん」として、職場をはじめあちこちで排斥されてしまうのは、「社会」がいまだアスペルガー者の存在に対する対処法を知らないからに過ぎないと思う。


対処法さえ確立してしまえば、「上司などが、上手く指導し、コーディネートすることで上司自身の社会的評価が上がる→支援がさらに進む」などの、好循環が生まれていくはずである。



さて、医療に期待できることはそれまでの誤認識、認知の偏りの訂正課程における心理的フォローと、アスペルガー者の起こしがちなトラブル事例の社会へのフィードバックである。


葛藤がある以上、ストレスが生じるだろうし、それは小さくはないだろうから、心理的なフォローがあった方がいいだろう。これは医療カウンセリングの領域だ。


さて、もう一つの社会へのフィードバックについてだが、

アスペルガー者にもっとも接する機会の多いのは「精神科の医師」だろう。

アスペルガー者にどういった誤認識、認知のゆがみが生じやすいのか、具体的にはどういった現象となるのか、それを集積していけるのは「医療の場」をおいてほかにないだろう。


「できるのは診断までで成人アスペルガー者に医療ができることはない」


よく聞く話だが、そういうことは全くない。


医師・医療関係者のネットワークを通じて、アスペルガー者が陥りやすい誤認識、認知のゆがみの情報などを集積し、社会へ、テキストとしてフィードバックしていくことこそが医療の担えるアスペルガー者支援の役割ではないだろうか。

しかし、もちろん、これには診療報酬などは出ないから、各種「学会」の自主努力や、公の機関がやったり、また資金面など公から補助する必要があるのはうまでもないだろう。


次回に続く





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まあその…
とりあえず
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というわけには?




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久々のWizerd騒ぎ。

連載の途中だが、ちょっと事件が…
というわけで、別の話題を一つ。


2年前まで同居していた夫の姉。Wizerdは、2年前足を骨折して以来、「段差のある家にはもう住めない」といって一人でマンション暮らしをしている。

骨折騒ぎと引っ越し騒ぎの時は大騒動だったわ。
(詳しくはWizerdで検索をどうぞ)

で、同居しなくなって当分Wizerdの話なんてないだろう…と思ったら甘かった。


昨日夜八時過ぎ、どんどんと玄関を叩く音がするとミチャポンが言い出した。


ドアチャイムとドアホンが壊れているので、叩くしかない。
かすかに聞いたような気がして表に出ると…誰もいない。

え…、と思いながらドアを閉めると、裏口から「●●さーん」の声。

どっかで聞き覚えのある声だ。
と思ってよく見ると、野口さん(仮名)というWizerdの友人がたっている。

すわ、Wizerdに何か?
と、思って、身構える。

「4時頃からずっと電話しているけどでぇへんねん、何か聞いてる?」

「いいえ…」

「○実ちゃん(Wizerdのこと)一人ぐらしやし、心配でなあ」「携帯にも松山さん(仮名)がかけてくれたんやけど、でぇへんねん、管理人さんも聞いてないいうし、鍵あけられへんし。妹さんとこにも連絡してないかなあ、うちら妹さんの電話まで知らへんし」


「ちょっと電話してみますね」

で、Wizerdの妹(夫の下の姉)に電話を入れるも留守電につながる。

根「出ませんね~、どうしよう」

野「ちょっと○実ちゃんとこかけてくれる?」

猫「あ、はい」

猫「出ませんねえ」

そうこうしているうちにWizerdの妹から電話が入る。

「猫さん、電話した?どうしたん?」

「いえね、○実お姉さん(Wizerd)が電話にでぇへんって、近所の方が心配してみえてるんです、お姉さん、旅行とかなにかきいてません?」

「○ちゃんなら、旅行行くっていってたで」

「あ、そうなんですか、ああ、良かった。」

「んじゃ、よろしくな~」

==========

猫「旅行いっているんだそうです、すいませんでした、ご迷惑おかけして」


野「ああ、それなら良かった」


野口さんは「ああ、よかった」を繰り返す。


猫「その~松山さんに連絡しましょうか…」


「いや、みんなスーパーの前の電気屋さんのところに集まっているから、私、すぐいいにいくわ」

電気屋の前に(明るいからか)近所のWizerdの友人何人かが集まっている模様。


「ほんとうにすいません、ご迷惑おかけしました」

私は平謝りに謝りながら野口さんを門まで送る。


===================

実は2年前も同じようなことがあった。
Wizerdがまだ携帯をもつ前。

Wizerdは8時過ぎの電話には一切でない主義である。
それこそこだわりである。それが問題になった。

あのときはWizerdの妹が「○ちゃん電話でぇへんねん」と、様子を見に行ってくれと私の電話が鳴った
Wizerdの上の弟の嫁さんと、タヌキと私の3人で夜、Wizerdの部屋に足を運んでベルを押すも出ない。

しばらくしてWizerdからの電話でやっと連絡がつき、無事を確認。
結局、Wizerdは部屋の中にいたということがある。

================

まあ、ともあれ今回も無事は確認できたわけだが、おまけがくっついていて、タヌキにしこたま怒られた。

実は4月に鍵を預かって、タヌキにそのことを言ったはずなのだが、タヌキはそのことを聞いていないという。

縁起でもない話だが…下のような主張をする。

狸「○実ちゃんが、中で死んでたらどないするつもりなんだ。携帯の番号知っていて鍵も預かっているとなると、知らないでは済まないぞ」

猫「はぁ…」

狸「旅行の時くらい一報入れるよういっとけ!!」

狸「週に1回くらいはミチャポンつれて様子見に行かないとダメだ!!」

狸「一日に一回ワン切りさせるようにいっとけ」


狸は2年前、「△ちゃん(Wizerdの上の弟:故人)に鍵預けてあるし、管理人さんもいてるんだから私のことはほっといてくれ」とWizerdに言われたのを根にもっている。

そのとばっちりがこっちにきた感じである。

===============
Wizerdの思考回路は単純だ。間違いなくこうである。

近所に言ったら

「誰それと旅行いったってわかるからやらしいやろ」
「言ったら土産買ってこないとあかんやろ」

この二つの理由で、近所に言わずに出かけたのだろう。

===============

とにかく狸は吼える。

そうはいってもねえ…ワン切りは面倒だろうし、習慣化しないような気がする。
旅行の時くらいの連絡が関の山である。

で、文明の利器、象印の見守りポットの導入を考える私であった。
しかし月3150円は痛いなあ…とも。
どうせWizerdが出すはずもなく…。

ああ、私はいったいどうしたらいいの?

高齢者の一人暮らし問題は頭が痛い。





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疲れました

一つぼちっと↑
これで元気が…
あ、だめっすか。








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アスペルガー者をめぐる「困難」について(1)-困っているのは誰だ?-

さて、久々にアスペルガーネタ連続ものでも書いてみよう。
梅雨どきの割には脳みそは動いているぞと。

というわけで4回ほどおつきあいを。

====================


どんな支援が必要ですかと問われて困るという話はしばしばネットや書籍で目にする。

私自身、「聞かれたら」と考えると、うーんとうなってしまうところがあったのでこの話題は持ち出さなかったのだが、ここ数日、ちょっと考えがまとまってきたので、文章にしてみる。

さて、アスペルガー者が障害故に持っている「困難」とはいかなるものかと考えてみるに、おおむね次の4つに分類できるのではないだろうかと考えついた。


1)本人が意識上で困っている事
…単純に本人がつらい事。違和感など。片付けが苦手、知覚過敏、自尊感情の保ちづらさ、作業能率の悪さ、孤立感など。


2)本人が意識下で困っていること
…予測不能な事態に弱いこと、並列処理が苦手、温度変化や疲れに鈍感など。

  →診断がつくことによって意識化可能になってくる。

3)家族の困っていること
…アスペルガー者が家族のサポートを得られないことにより、体調や心理状態をいい状態に保てなくなりやすいといったこと。

  →(親)「こうあってほしい」像と異なる事からくる親子関係が悪くなる。

  →(配偶者)主にコミュニケーションが定型的でない事からくる心理的疲弊。
   家事責任の回避(に見える言動)による配偶者の負担の増大。
   ”いわゆる”「思いやりのない」態度による、配偶者の心理的疲弊
   上記のようなことのため、夫婦関係がうまくいかない。

4)周囲の困っている事
…アスペルガー者が社会的に不利益を被る原因になること

 (例)
  →コミュニケーションがとりにくい。
  →周囲に腹立ち、不安感、不快感を与えてしまうことがある。
  →自分の方法に固執して融通が利かない。
  →指示された仕事しかできない。
  →仕事を一人で抱え込んで報告等が不足する。
  →チームワークができない。
  →周りが忙しくしているのに自分だけ必ず定時に帰ってしまう。
  →自分のこだわりを他人に押しつける。


このように、アスペルガー者の「困っていること」は直接本人が意識できる事だけでなく、間接的な「困難」であることも多い。


すなわち、間接的なサポートが支援になりうるということである。
というより、むしろ、間接的支援こそが支援の多くの部分を占めるのではないだろうか。

そうだ、だからこそ、「どんな支援が必要ですか?」と問われると困ってしまうのだ。


これは、他の障害にはあまり見られない、支援のありようだろう。
障害自体が、社会性やコミュニケーションの障害だからこそ、支援も社会的にならざるを得ないのだ。


次回に続く





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