【INDEX】定型発達者研究 記事一覧

定型発達者研究インデックス


定型発達者研究…亀の歩みで書いていたが、いつの間にやらたまっていた。まとめ読み用インデックスを作っておかないと、自分でも書いたものわからなくなる…というわけで、インデックスを作成してみた。


1.多数派は所属意識をもつことで安心する。

2.なじむ・なじめる・なじめない・なじまない

3.「普通にしろ」と言われること

4.定型発達者に自閉者がものを尋ねるということ

5.定型発達者はチーム感覚の維持で心理的安定を得る

6.定型発達者は自他の同質性の確認をせずにはいられない

7.定型発達者は感情的報酬を求める。

8.定型発達者は感情への対応優先の会話を好む

9.定型発達者の会話では気遣いや感情が他のものに優先する

10.定型発達者の「感情指向」配慮した会話の方法

11.定型発達者にとっての「察してもらうこと」の重要性

12.定型発達者における疑問文の分化とアスペルガー者の陥りやすい罠(前編)

13. 定型発達者における疑問文の分化とアスペルガー者の陥りやすい罠(後編)

14.定型発達者における「感想」のありようから

15.マイペースだってことで疎まれないためには?

16.定型発達者的『謝罪』の分化と文化

17.定型発達者はなぜ「世間」「みんな」を根拠に主張するか その1

18.定型発達者はなぜ「世間」「みんな」を根拠に主張するか その2

19.定型発達者の共通認識の成立に関する一考察

20.定形発達者は「態度・口調・表情」を通して「気持ち」が「伝えられた」気分になる

21.定形発達者における「協力する」ということ

22.定型発達者は「気遣いのやりとり」で精神的活力を得る

23.定型発達者的「気を使いたくない」とは?

24.定型発達者の表情読み取り能力と「察する文化」








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インデックスだけですが
その…
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おひとつ



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第8回アスパラガスの会つどいレポートアップしました。

第8回アスパラガスの会レポートアップしました。

レポートはこちら

ショートスピーチをしてくださったWさん、記録をとってくださったNさん、まとめてくれた奈良人ちゃん、
そしてご参加のみなさま、どうもありがとうございました。


次回アスパラガスの会、開催は、9/25(土)になります。
(参加登録は8/10からです。参加登録開始までしばらくお待ちください。)
お近くの皆さん、遠方の皆さん、こぞってご参加ください。


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療育は諸刃の刃?-療育と定形発達の親御さんにおける子の障害受容-

なんか過激なタイトルだ。


このところ、高機能自閉圏児の療育関連を調べていて、ふと思ってしまったのだ。


高機能自閉圏児の療育って、親(定型発達の)における児の障害の受容を遅らせる(滞らせる)要因になる危険があるかもなあ…と。


で、ツィッターでブツブツつぶやいていたことをまとめてみた。


決して私は高機能自閉圏児の療育を否定する考えではない。
むしろ、療育は必要なものだと考えている。


家庭での療育、各種機関での療育、いろいろあろうが、子の自閉的特質を理解し、その特質を受容し、子の持つ特質に無理のない形で、自分自身や社会との折り合いの付け方を教えていくことは、将来社会へ出るときに役に立たないとは思わない。



我が娘、ミチャポンも今年度一年の予定で、月一回の個別療育に通っている。

但し目的は定形の親御さんが考えるものとは大きく異なるだとう。

わが家は総員自閉圏なのでミチャポンがそのままでいるのは
至って自然である。だが、就学にあたって、集団行動の際に問題と
なりうるような「特徴・特質」をできるだけ明文化しておく必要がある。
総員自閉圏だと、どうしてもこの辺が甘くなる。
このため、客観的な第三者から見たミチャポンの特徴(特質)
情報というものを収集しておきたい。

実は目的はこれだけなのである。
だからちょっとわが家の話しは外しておこう。




さて、定形の親御さんにしてみても、「将来社会にでて困らないように」
「学校に入って困らないように」という思いはあるだろう。


療育のスタートはどちらさまも

「我が子の将来のために何かしてやれることはないか」

であると思う。


言ってみれば「愛」だ。
それはまず間違いないだろう。


だが、そこに落とし穴があると思うのだ。


特に親との対人的なやりとりが難しい状態から療育を開始する場合、


療育を開始する
 ↓
子が、表面的にある程度やりとりの仕方を学習する。
 ↓
親側のコミュニケーション欲求が満たされる。
 ↓
親側に「もっと普通の子と同様にできるのでは」という期待が高まる
 ↓
子に対し無意識に「もっと普通に」を要求してしまう。


このような経緯をたどることも充分あり得るのではないかと思う。


障害の受容から療育をスタートしたはずが、なぜか障害の受容に関して一歩後退してしまう。すなわち子の自閉児としての側面から目を背けてしまうということが高機能自閉児の親の場合起こりやすいと思うのだ。


療育によって、社会的に対応できる幅が大きくなるのはいいことだけど、そうした場合にあっても、


自閉児は自閉児なりの内面の葛藤を抱えているし、
自閉児なりの思考様式はある。



そのことを定型の親が無視してしまいやすい。


知的障害があったり、肢体不自由だったりするのと違い、表面的には非常に見えにくい障害なだけに、このような受容の逆行が起こりやすいのだとも考える。


もちろん、障害の受容はまっすぐに進むわけはない、スパイラルで進むと考えられるが、、療育の「成功」で親の「普通」指向が強まり、


「一見普通の子」


であることを家庭でも高水準で要求されてしまうと、自閉圏児の家庭での居場所がなくなってしまうように思うのだ。



高機能自閉圏児は意外に感受性が強い。
親の無言の要求すらもしっかり感じ取る。


親の「普通に」の要求が強くなれば、


過剰適応状態に陥ったり、
子は内心「普通でない自分」を責めたり、否定的に捉えがちになったり



というようなリスクが増大するのではと思う。


これは特性理解が不十分だから…などという気は毛頭ない。
子の特性を頭で理解していても、定形の親には定型発達者的「感覚」があり「ついうれしくなって」ということもある。


だからこそ、療育にあたっては、上記のような逆行のリスクをしっかり意識して、特にSST系療育においては過剰適応にならないように注意しておかないと、療育の一過的な成功が、必ずしも子の将来の役立たなくなってしまう可能性があるのではないかと私は危惧する。


私の危惧が全くの杞憂であることを祈ってこの稿を終わりにする。



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考えすぎ…
だといいな。

ま、
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定形発達者における「協力する」ということ

暑い…



さて、本題。


「協力して物事にあたる」


ごく当たり前の事のようである。が、これが意外に物議の元である。



さて、「大人のアスペルガー症候群」という書籍で、
アスペルガー者の困った行動として、会社で、皆が忙しそうにしているのに帰ってしまう…というのがあった。


大人のアスペルガー症候群 (こころライブラリー イラスト版)大人のアスペルガー症候群 (こころライブラリー イラスト版)
(2008/08/30)
梅永 雄二、

商品詳細を見る



何かと協力的でない態度をとるという問題行動の例として挙げているのだが、
この例で、泥沼にはまるとこういう会話になることもあるだろう。



「なぜ君は皆に協力しないんだ(怒)」

「え? 私、何かしましたか?」

「なんだその態度は?(怒)」

「なんだと言われましても…」

「もういい!(怒)」


なぜ、そうしてしまうのか…。
主な原因は2つだと思う。


 1.協力という言葉の意味内容の理解がが定型者の理解と違う。

 2.周りの様子に全く気がつかない。



1のケースの思考モデルを考えてみた。


アスペルガー症候群者の「協力」の理解は、
「各自あらかじめ分担した(された)仕事をこなすこと」
でしかないのではないかと考えられる、かなり静的な感じである。

(実は私もこの方が合理的だと感じてしまう)


これでいけば、



会社組織は上司が業務分担を決めて既に「協力」している状態。

分担が決められた業務に関しては全うしているので問題はない。

イレギュラー(割り込み仕事が入った、進捗の遅れ等)が起きた
ときの危機管理すべきは上司である。

上司から特に指示がないので「協力」している状態は崩れていない。

帰ろうとする。



という発想になっても不思議はない。




だが、定形発達者の考える「協力」というのはちょっと違うようだ。


何らかのイレギュラーが起きて忙しくなった場合、、
(自分に本来割りふられた業務を一旦停止しても)
自分にできることを探すか、または上司・担当者に聞いて
手伝える業務をわりふってもらい、(やれることがない場合、
つきあい残業をすることも含め)「部署一丸となって取り組む」
という体制の一部となる。


ことが「協力する」という事である。(かなり動的なイメージだ)


この理解の違いは大きい。


 アスペルガー症候群者側は「協力していないつもりはない」
 定形発達者には、「協力していないようにしか見えない」


といったねじれ現象が現実的に起こるのだ。



さらに…。


「一丸となって取り組む」が実はもっと食わせ物で、アスペルガー者にはなかなか理解できない概念だろう。(私も感覚的には解らない。)


ある集団が、同じ目的に向かって「意気込み」などの気持ちを一つにする…ということを態度で示しながら「気張った雰囲気」をキープしつつ目的に向かっていく。


ということのようである。


どうやら、その遂行後には定形発達者は何らかの快感・感動を覚えるようなのであるが、アスペルガー症候群者にはそんな感覚ないのであるからして


「なんでそんなに盛り上がっているの?」
「なんかやけにみんなで忙しそう?変なの?」
「そんなにみんな一緒でなくてもいいじゃない」



というのが本音のところだったりもする。


だが、


それが態度や言葉の端にでも出ようものなら、前述の「雰囲気」をこわす人間として、「協力的でない」と、批判の対象になってしまうわけだ。



この理解の違いにさらに、2の「気がつかない」が加わるのだから話しはもっとややこしくなるわけだ。
過集中に入ってしまっているときなんか、本当に気がつかないのだから始末に悪い。


さて、対策…。

といって、これにはとれる対策は限りがある。


1.周りが忙しそうになっているか時々チェックする。()
2.上記の理解の温度差を理解していたずらに定型者の集団意識を刺激しないようにする。
3.自分の仕事が早く終わった時点で、周りが忙しそうなら、「なにかお手伝いできることありますか?」という台詞を折に触れ使っておく。




気分的に納得できなくてもこれだけはやっておかないと、「嫌がられ」たり「排除」されることになる。

ひどい場合は、左遷、リストラなどという憂き目に遭うので充分気をつけよう。


仲の良い同僚や信頼できる先輩に「私ってどんくさくて周囲に気が回らないんです」とでも言っておき、「今日は帰っちゃ本気でやばそう」というのを教えてくれるよう頼んでおくというのも手には手だ。


おっと、忘れちゃいけない1項目。


4.過剰適応にならないように適当には定型者の枠外の行動もとっておく。

あまり合わせすぎるとストレスの元である。
適当には変な人行動をとっておかないと身が持たない。


これを実行するには悪い人じゃないけれどちょっと変な人というイメージを作っておいた方が便利がよい。


というわけで、定型発達者とは「協力」の概念が違うので、
多数派社会では「協力的」を演出しておこうというお話でした。


ちゃんちゃん。



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何となく
続いてますねえ
定型者研究

というわけで
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第8回アスパラガスの会無事終了

第8回アスパラガスの会の集いが無事に終わった。

スタッフ入れて総勢15名。
いつもどおりの挨拶の後、Wさんのショートスピーチ。
その後2グループに分かれてフリートーク。
いつもながらの不思議空間が出現。
例によって終了後はお茶で二次会。

ご参加のみなさま、お疲れさまでしたあ!

次回開催は9月25日の予定です。
(まだ場所とれてないので、明日場所取りに行ってきま~す)

レポートはいましばらくお待ちください。

================
二次会の店を出て速攻でスーパーに突撃。
夕食はざるそばに天ぷら(お総菜だわさ)でした。

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先にいきなさい~!  -ああ優先順位-

ちょっとさかのぼって6月26日、この日はヒイロの誕生日だった。


この日は朝からヒイロが大忙し…


なにせ、梅干し用の梅の買い出しに梅干しの下準備、
夕飯の焼き鳥パーティ用の鶏の買い出しと、3カ所も買い出しに回ってくれた。


本人焼き鳥が食いたいものだから、気合いが入っている。


さて、材料を切って串に刺すのは私とヒイロの共同作業ということで、
もも串、ネギマ、軟骨、ハツ、砂ぎも、レバー、手羽串、皮串と大量の串刺し作業をしていた。


つまらないのはミチャポンである。
串刺しなので、手伝うにはちと危ない。


で、自転車を玄関の中に入れて、ミチャポンのために普段自転車置き場にしている軒下をあけてやり、
そこで遊んでなさいということにしていた。
なにせ、茶の間はホルンを吹くタヌキに占拠されているため、テレビという手も使えない。


まあ、半時間ほどはおとなしく一人で遊んでいた
ボール遊びやり、縄跳びをやり…


それに飽きたミチャポンが台所のあがり口にやってきて座り、
縄跳びのを結んで片づけようとしていた。


つまり縄跳びを束ねて結ぼうと…。


何もしゃべらず、縄跳びの片づけに取り組むミチャポンだったので、
ヒイロも私も、気にせず鶏の串刺し作業を続けていた。


そこへ突然、ミチャポンが叫ぶ!

「おしっこもれる~」

ヒイロと私はぶったまげて叫ぶ。

「さっさと行け!」

ところがミチャポンは、

「だってなわとびがぁ…」

と、半べそに。

「とにかくなわとびおいて、さっさと行ってこい!」



「だってぇ、なわとび~」


と、パニくるミチャポンに


猫「なわとびは」そこにおいておいていいから」


ヒ「早く行け~!」




と、納得のいかぬ顔のミチャポンを何とかトイレに追いやってから考えた。


なわとびを結ぶのに熱中(まだうまくできないのでがんばっていたのだ)
していたミチャポンの頭では「なわとびを結ぶ」が重大事になっていて、そこに「尿意」という重大事が割り込んできたので、とっさに優先順位の判断ができず、混乱を起こしたのだろう。


とっさに優先順位がつけられないのは私もそうであるが、
今回のミチャポンのはかなりインパクトが強かった。


ヒイロの「本気」の話につづいて、ミチャポンも…
6月はあまり上品でない話がつづいてしまった、あああ~



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次回は
真面目な話を

というわけで
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定形発達者は「態度・口調・表情」を通して「気持ち」が「伝えられた」気分になる

梅雨もあけたようだ…毎日暑い。
ここらで一息入れようと思ったのだが、連載中にため込んでいたモノを放出せねば。


というわけで、本日なんと3発目。
さいごは久々の定型発達者研究といってみよう。


===================



叱責される…そういった機会を経験したことのない人はほとんどいないだろう。



自分が悪いと思えば「謝る」ことになるのだが、この「謝る」が、アスペルガー症候群者にとってはちょっと曲者で、真剣に謝ったつもりが…


1 「気持ちがこもっていない!(怒)」

とか

2 「おまえ、それで謝っているつもりか(怒)」


などという反応にあって、対応に苦慮した…というかうまく対応できなかったという人は少なくないのではないだろうか?


実際、私自身、何度もやっている。

さすがに成人後あたりから、自衛策を講じるようになったが、(自衛策については後述)なかなかやっかいなものだ。



さらに2のケースで「はい、そのつもりですが…」などと答えて、さらに相手の怒りを買うなんて事もあり得る。


1にしてみても、本音のところ「じゃあどうしろって言うんだ!」と言いたくなったりする。




ところで、実は先日NHK教育テレビの「できるできるできる」という小学校一年生生活科の番組をミチャポンと一緒に見ていてふと疑問に思ったのだ…


校長先生に挨拶するという場面でのお辞儀の仕方をやっていたのだが、そのまとめとしてだろう、


「……、ほらニコニコ気持ちが伝わった♪」



という歌詞の歌があったのだが、前半部分「……」の部分は、「丁寧なお辞儀の仕方」だったのだ。



それを聴いていて…


んん?「ニコニコ」っていったいなんだ???

ええっ??どんな気持ちが伝わったんだぁ???



頭の中はでいっぱいになった。

それから、ふらふらと「気持ちが伝わる」について考えてみた訳だ。


そういえば同じNHKの教育テレビの発達障害児向けの番組に「顔の体操」ってのがあって、その時に、

「気持ちが♪上手に♪伝わるように♪~~」という歌が流れる。

(どうもこの歌、聞いててきもちが悪かったんだが…)



となると…。



やっとここで気がついた。


「気持ち」は「伝わるもの」と信じられている!のだ。


詳しく書こう。

そう、定形発達者では


「顔面や声、態度に現れたもの」から「気持ちが自分に伝えられたか」を判断しているのだ。


そして、この判断回路はどうも完全自動化されていると思われる。
つまり、いちいち「この顔だから…」なんてことは意識して考えてはいない。


ここで冒頭の話に戻るのだが、謝罪するシーンで、



アスペA「申し訳ありません」
 ↓
定形 B「気持ちがこもっていない(怒)」



となるまでの時間はとても短いからである。(ほとんど瞬間技だ!)


さらに、何故か「気持ち」に関して「伝搬」があるという前提があり、


「こうに違いない」という脳内での判断に過ぎないものを、
気持ちが「伝えられている感じる」とこれまた脳内で解釈していると考えられる。


まあ、オール自動処理なら、これを「伝搬」と「感じ」ても不思議はない!


この前提を置くと

前述のAとBのやりとりのケースでは、


Bの中にデータとして格納されている「謝罪の態度・口調・表情」以外の「態度・口調・表情」をAがとっていたために


Bが「謝罪の気持ちが伝わってこない」と瞬間技で「感じた」のだ。




ところで、アスペルガー症候群者は、他人の表情から感情を読み取るのを苦手としている場合が多い(そのあたり、顔細胞だか、ミラーニューロンだかが関連しているらしいが、ちょっとその辺に突っ込むのはやめておく)。ついでに他人の顔に関心が薄かったりもする。


となると、当然表情と感情の関連について学習することも苦手なわけで、多数派での「ありがちな表情」というものを学習しないで成長することも十分あり得る。



アスペルガー者は「無表情」「不適切な表情をする」といわれるのはそういうところなのだろう。



だが、アスペルガー者側からしてみれば、真の気持ちとは別の解釈をされるわけで、


「表情を勝手に解釈されて、とっても困る!」
「一体、どうしろっていうんだあ!」
「人の表情にけちつけんなよ!」



ということになる。

控えめにいえば「誤解」
大げさにいえば一種の「冤罪」である。


この「冤罪被害?」を防ぐのには、2つの選択肢がある。


1、「表情等が必ずしも本当の気持ちと一致しない」ことを予め周囲に説明しておく。

2、定形発達者に対しては、定形発達者に判りやすい態度・口調・表情で接するようにする。(もちろん、トレーニングは必要となる)




私は、実際問題として1は難しいと思う。
なぜなら、定形発達者の脳内での情報処理が自動だからだ。



となると必然的に2という事になるのだが、あらゆるシーンで…なんてことはアスペルガー症候群者にとって、あまりにも負荷が高すぎる。



優先順位をつけねばなるまい。


実は上記の理由が明文化できる前に「表情による誤解」を防ぐ苦肉の策として、長年2を利用してきた。その経験から言えば、次の3つを押さえておけば、他は手抜きしても大事にはならないようである。


1「謝罪する」「叱責を受けている」場面

2「挨拶する」場面

3「感謝を表す」場面」




これさえ押さえておけば、他の表情に定形発達者の了解上のミスマッチがあっても


「ちょっと変わっているけど悪い人じゃない」


という評価・評判を手にしやすい。



さて、じゃ、トレーニング。


1ドラマ等で場面ごとの表情・口調・態度の研究をする

2鏡を使いながら再現

3実地で使ってみる



ということなるだろう。
慣れないうちは多少顔の筋肉が疲れるが、まあそのくらいはしょうがないだろう。



というわけで、多少尻切れトンボにまとめておく。


「気持ちをこめて!」という言葉は

「言葉にマッチした(定型発達者にわかりやすい)表情・態度をとれ」

という意味の「暗黙の了解の表現」だということだ。




ああ、これで、「暗黙の了解」が1つ暗黒の世界から光の世界へ!


めでたしめでたし。



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お久しぶりの
定型者研究

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焼き鳥とコーヒーの怪しい関係

アスペルガー症候群者は時としてとんでもない聞き間違いをする。

今日も聞き間違え大王のヒイロ(息子)である。



朝、なにげに私が叫んだ


「おいしいアイスコーヒーがのみたあい」


すぐそばにいたヒイロがこう答えた。


「おいしい焼き鳥?勝手に食えよ」


おいおい、どうしたら
「アイスコーヒー」が「焼き鳥」
に聞こえるんだ!!!


わからん…。




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療養日記2010/07/21

連載をしていて療養日記を書くのを忘れていた。

さて、6月はじめから思い起こすと…

蜂巣織炎がなかなか完治せず…、息子の入院でドタバタし…。

体のほうはなんだかんだで低調…だった訳だが、脳みそだけ活発に活動していたのは
ブログに12回連載なんてものをしていたので明らかだろう。

まあ、過集中といえば過集中だったわけだが期間が短かった。

それから、どういう訳だか…ツイッターなるものに興味を持ち、
いそいそと「つぶやき」なるものを試している。

家事はさぼっている…そして睡眠状態はあまり良くはないが、
これは相変わらずというところ。


画期的だったのは「梅干し」を漬けたこと!

そんなこんなで医者に行っても

「調子結構いいですよ~」

としかいうことがない。

というわけで、めでたくちょっとだけ減薬ができた。


お薬一覧

 アモキサン50ミリ ★減った
 エビリファイ6ミリ(朝)
 ジェイゾロフト50ミリ
 トレドミン50ミリ
 ハルシオン0.25ミリ (寝る前)
 セパゾン2ミリ(寝る前)
 (1日量)
 頓服としてセルシン5ミリ



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その~
いつもの
記事ですが…
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テンプル・グランディン女史の講演から考えたこと(12)-支援の形を考える--

どうやら蝉の声が響いてくることから、大阪は梅雨明けしたような気がする

今回で終わりにするのでもう少しだけ(…いや、きょうのは長いんですが)お付き合いいただきたい。

=======================
プロローグはこちら  (1)はこちら  (2)はこちら   (3)はこちら
(4)はこちら  (5)はこちら  (6)はこちら  (7)はこちら  (8)はこちら
(9)はこちら  (10)はこちら  (11)はこちら

=======================
毎度になるが、一応、女史の講演の動画のURLを貼り付けておこう
テンプル・グランディン 世界はあらゆる脳を必要としている(動画)


さて続き…


報道などを見ていると、発達障害者に対する支援が重要だということは既に社会の共通認識となりつつあると思う。


が、学童向けのSSTはかなり普及してきたし、グランディン女史のような当事者の影響もあってか、才能開発にも目が向けられている。


しかし、成人となると様相はだいぶ異なる。


二次障害の治療を別にすれば、ジョブコーチによる職業支援が細々と行われている程度で、成人のアスペルガー当事者には実際的な支援はほとんどないのが実情だ。


正直、仕方ないと思う。
なにせ、成人向けの支援の枠組みがまだできていないのだ!



医療関係者・福祉関係者よ、行政よ!とっとと考えてくれ~!



と、叫びたい。

が、叫んでもらちがあきそうにない。

ならば考えてみようというのが、本稿である。


私はアスペルガー症候群者に対する支援は基本的に「ハビリテーション」であると思っている。要は、もっている機能の「有能化」だ。


身体障害の領域では当たり前のこの「ハビリテーション」という考え方が、発達障害でももっと普及して欲しいと思う。


さて、このハビリテーションという考え方の上に「医療」「福祉」そして「教育」が乗っかるというのが私の考える支援の形の大まかな姿だ。

社会性の障害、コミュニケーション障害においては、教育は欠くことのできない部分である。


shien1.gif


就労支援などもこの構造には代わりがないだろう。


補足する、


アスペルガー症候群の場合、「ハビリテーション」のためには「自己認知」が大きく関わると言うことがある。自己の特性に対して正しくかつ、否定的でない形で認知しておかなければ「ハビリテーション」が却って鬱などの二次障害の種になりかねない。

目に見えない障害なだけにこのあたりが難しい。

特に、高学歴をもちながら社会適応不全を起こしているケースなどでは、それなりにプライドが高い場合が多いので、「できないこと」や「苦手なこと」を素直に受け入れられないといったことが考えられる。

(その結果として予測されるのは、他罰傾向だったり、過剰適応だったりするだろう)



この点をふまえた上で、成人当事者に対する支援の形を考えてみる。


1.障害の状態をアスペルガー当事者が適切に理解するための支援。
2.機能する部分を利用可能な形(技能・職能)にするための支援。
3.必要不可欠な社会的スキル、対人スキルの獲得のための支援。
4.生活スキルの向上の為の支援
5.不得意部分を不利益としないための支援。
6.二次障害予防の為の支援
7.二次障害の治療




さて個別に詳細を設定していこう。


1、障害の状態をアスペルガー当事者が適切に理解するための支援。

自身を知ることが、能力を最大限生かすことにも繋がるし、無理しないことにも繋が
る。そのためのアセスメントが絶対必要だと思うのだ。

「社会的立ち位置の適性」も含め、できれば計量化された資料を基に特性・適性等についてアセスメントが行われるのがいい。現行のWAISやWISCではちょっと力不足な感じが否めない。
(他の知能・適性検査の類については、ちょっと詳細がわからないんですよ…だから残念ながら触れられない)

現行、医療機関がやっているケース、発達障害者支援センターがやっているケース、ハローワークがやっているケースなどさまざまだ。



2、技能化の支援

特性が理解できたところで、「使える形」にしなければ始まらない。
いわゆる職業訓練である。大学や専門学校での学習、職業訓練校などでの訓練、実際に就業しながらの訓練等々、形態はいろいろあるだろうが、そのいずれにせよ、認知特性(視覚優位か聴覚優位かなど)にできるだけ応じた形にしていくための支援が必要であろう。
場合によってはツールの購入補助等も支援の一つとなるだろう。


3、社会的スキル、対人スキルの獲得の為の支援。

社会的スキル、を学習するのは定形発達者も変わらないのだが、大人になるまでに定形発達者が意識せずに学習してしまっていることが、早期療育等を受けていないアスペルガー症候群者では学習できていない場合が多い。(仮に表面的に学習できている場合でも、「納得ずく」でないためにその行動をとることが心理的負荷を伴う場合もある)
そこで、社会的スキル、対人スキルの学習という支援が必要なのだが、「納得が行かなければ実行できない」という特質を持つことの多い障害であるから、理詰めで「どうしてそうするのか」を理解できるような教材・指導が必要になってくるだろう。



4生活スキルの向上のための支援

興味のあることに熱中しても、その他の生活上の処理(炊事、掃除、洗濯、整理整頓等々)が苦手なアスペルガー当事者は多い。(自分のことはこの際棚に上げておこう…汗)。

「じゃあ、全面的にヘルパーさんに肩代わりしてもらおう」というのは、あまりハビリテーション的支援にはならないと私は思う。

原因を探れば、だいたいが、「うまくやる方法を知らない」「やったことが(あまり)ない」「新しいことへの心理的抵抗」「苦手なことはしたくないという心理的抵抗」などが原因であるからだ。

というわけで、最低限家事をこなせる生活スキルをつけることは、性別にかかわらず必要な事である。(結婚して家庭を持った場合の安定度はかなりこの辺のスキルがあるかどうかに関わると思う)
そのための生活スキル学習の機会をもうけたり、テキストを提供することが支援としては重要になってくると思う。また、一時的にヘルパーなどの援助職が家事の構造化を補助するというのも、生活スキルを向上させるための支援として有効だろう。

(生活スキルの獲得は自己肯定感の向上にも繋がると思う)


5.不得意部分を不利益としないための支援。

障害の程度にもよるだろうが、スキルの獲得のための自助努力にも限界がある。

特に対人的な部分に関しては、頭ではわかっていても即時の運用が難しかったり、心理的負荷が高いため短時間しかそのスキルを運用できないといった場合もあるだろう。

職場環境の調整、交通事故の処理、親族間のトラブルなど、高度な対人交渉が必要な場面では概ね対人交渉が必須であるが、かなり高度なスキルを要求される。そのような場面で不利益を被らないようにするためには、仲介者・代理人などの人的援助必要である。

職場でのジョブコーチやハローワーク職員などによる職場の環境調整、弁護士による交渉の肩代わりなどが挙げられるだろう。

もちろんそういった場合の当事者の費用負担を軽減するのも支援に含まれるだろう。

さらに、社会に対して、社会がアスペルガー症候群者を受け入れやすくするための情報を(雇用者のためのマニュアル等)提供したりという活動も広義ではこのような支援の範疇に入ると考えられるだろう。


6.二次障害予防の為の支援

1~5まで挙げた全てが二次障害の予防に繋がっているが、
もう2点、予防のための支援が必要だと考える。

A過剰適応になっていないかどうかの心理面のメンテナンス。

定期的なカウンセリング等で、過剰な負荷がかかっていないか他者の目でチェックしていくべきだろう。(なにせ当事者本人は気がつきにくい場合が多い)


B社会適応を妨げる感覚過敏などへの対策


人によっては投薬が有効な場合もあるし、サングラスや耳栓、ノイズキャンセリングヘッドホンが有効な場合もある。いずれにせよ適切な対策をとれるようにするといった支援が必要だ。医療用具として保険利用で購入できればいいのだが…。


7.二次障害の治療

既に不適応を起こしている場合、二次障害にかかっているケースが多いだろう。まずはその治療が必要なのは言うまでもない。


以上をまとめてみると下記の図のようになる。


shien2.gif


とまあ、こんな感じになってくれたらいいよなあ…
と、つらつら考えた訳である。


行政よ!がんばれ!


といったところだ。



他のモデルもあるかもしれない。
ま、ただ、何らかのモデルがないと行政サイドにも
「支援って一体何すれば?具体的には?」
って突っ込まれてしまうだろう。


というわけで、モデルができたところで、私は次のステップを考え中である。


テンプル・グランディン女史の講演からよくもこれだけ引っぱったもんだ…と自分で感心してしまうやらあきれるやら…。


=================


実はまとめの記事を作成していたのだが、一記事にしても
あまり意味がないだろうと思い、ばっさり削ることにした。


…だもんで、本稿内で簡単にまとめることに。


さて、12回にわたってしつこく連載した訳だが、

社会的生存…これが一番重要なことであるが、現状、アスペルガー者の前には落とし穴がいくつもある。

このための支援が必要だろうということだ。
だが、「支援を!」といっても支援者も当事者も何を支援したら(されたら)いいのか判らないというのが現状だろう。

そこで、アスペルガー者の前にありがち落とし穴、支援を考える上での落とし穴を考えた上で、今回のような支援モデルを作成してみたというところである。


読者の皆様には、長いことおつきあいいただいたこと、深く感謝します!

ご意見、ご感想お待ちしています。



<本稿終わり>




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