自助会すんで寝ほうけて + 第16回アスパラガスの会案内

今日は寝た。

昨日寝不足で自助会に突撃したので寝まくった、ざっと12時間は寝た。


アスパラガスの会を終えて…何も起こらずに帰り、夕食も「茄子と挽肉のカレー」を無事作り、夕食中に洗濯機を回し…何事もなく1日が過ぎていくかに見えた。

が、アスパラの日には何か起こるのが常だ。

夕食後タヌキが言い出す。

「おい、上着のポケットにイヤホン(携帯電話のハンズフリー用ブルートゥースヘッドセット)はいってなかったか?」


え!!


一応上着のポケットは漁ったつもりだったが…片方を二度漁るというたぐいまれな芸当を私はやったようだ。

そのときすでに洗濯機は脱水を終え…。あえなくイヤホンはお亡くなりになっていた。

今日はこれか…、

というわけで、無事には終わらない1日なのだったorz。


=================

というところで次回の案内でございます。

★第16回アスパラガスの会

日時:2011/07/23(土)14:00~15:45

ところ:JR、近鉄柏原駅近辺の公共施設

参加登録期間:6/28~7/12

テーマ:断り下手とお願い下手

PDD者は往々にして人に頼まれたら嫌とは言えなかったり、人にものを頼むのが苦手であったりという人が多いようです。断ったり頼んだり…日常の場面でありがちでかつ重要な、そういった困り事などについて話し合いたいと思います。

▼参加登録は下記からどうぞ

PC版エントリーフォームはこちらから
携帯版エントリーフォームはこちらから 



このエントリーをはてなブックマークに追加

 

先送りのメカニズムを考えてみる

大阪は梅雨の晴れ間だ。

今日は梅干しを漬けた。


それはそうと、また今月もやってしまった。

何をか?というとアスパラガスの会のレポートのアップロードの先送りである。

そう、遅くなったのは私が全部悪いのだ。

ごめんよ~!!!

実は先月のアスパラガスの会の直後、他のスタッフの人からは「うおー、早い!!!」というタイミングで早々にまとめが私のところに送信されてきていた。

後は私が自分のグループの分のテキスト起こしをやってアップすればいい。
というところで、工程は完全にストップしていた。

さて、私はというと…、会の直後から6月上旬まで体調がすぐれないこともあって、何となく先送りモードに突入。

その後、お中元商戦に間に合わせるべく、稼ぎ用のサイトの手入れに没頭したり、なんだかんだしているうちに遅くなってしまった。

はじめれば1~2時間で終了できるとわかっているのになぜはじめられないのか?

「なんだかんだで…」をちょっと考えてみるに、


(1)

→「忘れる」

→「ふと思い出す」

→「作業予定を設定する」

→「イレギュラーが生じてやり損ねる」

→「他のことに追われる」

→「忘れる」


(2)

→「予定を思い出せずに他の作業をはじめてしまう」

→「他の作業に没頭」

→「忘却の彼方」


(3)

→「体調が悪かったり睡眠不足がたたって予定していた時間に寝てしまう」

→「起きると後悔するが他のしごとに追われる」

→「忘れる」



この3パターンの組み合わせでとことん遅くなるのだなあ…と思う。


しかしまあ、この「忘れる」がことで、
本当に数日間きれいに忘れ去ってしまうから問題だ。

こと、過集中気味に何かに没頭していると忘れ方が尋常ではなくなる。
風呂を入れたり買い物をしたりという日常の作業ですら結構ころっと忘れたりするのだ。
(ましてや苦手な事務作業…ということもある)


ここが私のアスペルガー症候群というところだろう。



しかし、梅を買ってしまえば梅干しを漬けるのを忘れることはないわけで…
なにか忘れないで済む方法があるのではとも思う。


このサイクルから抜け出すキーは何だろう?

梅の実は見えるから忘れないわけで…、

・貼り紙をして忘れないようにする。

それから…

・イレギュラーが生じにくい時間に予定を設定する。
・寝不足厳禁、体調維持につとめる。

こんなところだろうか?

次回のレポートは果たして早めにアップできるか?
それは数日後には判明するだろう。

というところで、今日はこの辺で。



にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害・自閉症へ
にほんブログ村
発達障害ランキング


↑ブログランキング参加してます。↑
応援の1日1クリックを




こんなこと…
あるという方も
そうでない方も

ぼちっと↑
おひとつ。


このエントリーをはてなブックマークに追加

 

アスパラガスの会レポート(第14回分)アップしました。

大変遅くなりましたが、第14回アスパラガスの会のレポートをアップしました。

http://asparagusnokai.blog68.fc2.com/blog-entry-33.html

第14回のテーマは、「個性の活かし方」でした。
どんな話をしていたのか、その一端を感じていただけるかと思います。





このエントリーをはてなブックマークに追加

 

【書籍】自閉症・アスペルガー症候群「自分のこと」のおしえ方/吉田友子

コメントの返信に手が回らない状態だが、宿題は早めにこなそう…というわけで、本日も書評といく。

本日は下記の本である。


4054045294自閉症・アスペルガー症候群「自分のこと」のおしえ方 (ヒューマンケアブックス)
吉田 友子
学習研究社 2011-04-20

by G-Tools


この本の著者は横浜発達クリニックの吉田友子医師。
下記の本の著者である。

高機能自閉症・アスペルガー症候群「その子らしさ」を生かす子育て 改訂版高機能自閉症・アスペルガー症候群「その子らしさ」を生かす子育て 改訂版
吉田友子

by G-Tools



あなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイドあなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド
吉田 友子 ローナ ウィング

by G-Tools



さて、今回取り上げた書籍であるが、「診断説明、告知マニュアル」とあるように、幼少期に診断を受けたアスペルガー症候群の子どもに「いつ」「どのようにして」診断名を告知するか、そして、そのための方策を「マニュアル」という形で提供する物である。


基本的に親御さん向けだと思う。



アスペルガー症候群児が、成長段階でぶち当たる「障害をもつということ」との対峙をどうサポートしていったらいいか?

これは大きな問題である。

親の側の覚悟、子どもの理解力、サポート体制…

スムースに告知をすすめるためにはそれ相応の準備がいる。(というかあったほうがいい。)


だが、実際、どれほどの準備ができるか?

実際に著者自身が「僕って自閉症なの?」という子どもの問いかけに詰まったという経験からこの本が生まれたと言うことである。

子どもは揺れる、親もとまどう、支援者もとまどう…そういった告知というものををいかにスムースに乗り越えるかの準備をどうしたらいいか?

そのためのチェックリストとその解説、この本はそういった情報をふんだんに提供してくれる。
告知後のアフターフォロー部分まで丁寧に記述されているところも非常に評価できる。



まあ、実際はこれほどの手厚い準備はできないかもしれない。
成り行きで「知られてしまった」的な事態も発生することがあるかもしれない。

しかしながら、この本を手にとって目を通しておくことで、ある程度は子どもの疑問や不安に落ち着いて対処できるのではないかと思う。



但し、一貫して吉田医師の立場は「高機能自閉症・アスペルガー症候群は脳のタイプ」とする立場なので「アスペルガーは障害か?」とか「機能不全があるのか?」という問いにはこのマニュアルを使って答えられないかもしれない。


そう高い本ではないので、告知前のアスペルガー症候群児・高機能自閉症児の親御さんがいる家庭ではこっそり一読しておいた方がいい本としておすすめである。



にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害・自閉症へ
にほんブログ村
発達障害ランキング


↑ブログランキング参加してます。↑
応援の1日1クリックを




あと2冊
ま、それは
ともかく

ぼちっと↑
おひとつ。






★お知らせ 6/25(土)開催のアスパラガスの会、参加登録受付中です(~6/14)
詳しくはこちら

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

【書籍】一瞬の出会いでチャンスをつかんでいる人の 顔グセの法則/重田みゆき

なんかたまった宿題をこなしている気分ではあるが
今月の書評1発目である。

のっけからなんだが、
前記事からの続き記事でもあるので、できれば前記事からお読みいただきたい。
前の記事「表情…このあつかいにくいもの」はこちら


さて、問題の書籍であるが、
ヒゲ達磨さんからコメント欄でご紹介いただいたこの本だ。


一瞬の出会いでチャンスをつかんでいる人の 顔グセの法則
一瞬の出会いでチャンスをつかんでいる人の 顔グセの法則重田みゆき

ダイヤモンド社 2011-05-13
売り上げランキング : 1000


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



何かちょっと惹かれるところがあって、ご紹介いただいて即、アマゾンで注文。
2日ほど前だったかな、届いてから一気に読んだ。


この本、「~の法則」なんて言うタイトルから、なにやらうさんくさい「成功論」の本っぽいにおいがしないでもない。

が、アスペルガー症候群者の表情トレーニングに、かなり役立ちそうな本なのである。


内容の概要というと

「好感を持たれる笑顔とは」
「顔グセの直し方・笑顔のトレーニング方法」
「好感を与える立ち居振る舞い」
「顔グセのセルフチェックリスト」
「顔グセを直した人のサクセスストーリー」
「笑顔がいかに重要であるか」
「顔グセを直すための心得」


(必ずしも書かれている順番ではないので念のため)


などである。

最初の4つについてははっきり言って役に立つ!

どこをどうすれば「感じのいい笑顔になるのか?」、とてもシンプルにポイントを書いていてくれるので、アスペルガー症候群者にもわかりやすい。

練習方法も具体的に図解してある。


ただ、この本、アスペルガー症候群者にとっては若干の危険がある。


「顔グセを直すための心得」が説かれている部分だ。


「悪い顔グセをしていて申し訳なかったと思い真摯に反省しよう」

ってなことが書いてある。


この部分を真顔にとるとウツまっしぐらになりかねないので注意が必要。
特に既にウツを煩っている人には気をつけて欲しい。


この部分だけは華麗にスルーする必要がある!!


そして、アスペルガー者はスルーすべきなのだ!


ちと考えて見よう。

アスペルガー症候群は他者の表情が読むのが苦手であるという障害でもある。
だから、他者の表情の模倣もしにくいし、他者の反応からフィードバックして表情がどうあったらいいのかを自然に学ぶことはほぼ不可能。


そう、そこが障害なのだ。


ということは反省する必要なんかさらさらないのである。


ここだけ注意して読めばこの本はイケる!


活用すれば表情で損をしないようにできる可能性はかなり高いと思う。



さて、この本、もう一つおいしいところがある。

「こういう顔はこういう風に解釈されがち」

という事例が多数載っているというところである。
巻末のセルフチェックリストの解説部分、それから本文のそこここに

「定型者はこういう表情をこう理解しやすい」


という具体的な例が多数記述されているのだ。


正直言って、私も驚いた。

「定型さんはこんなに表情からいろいろ判断するんかい?!」

である。

そして、これをちょっと反転させれば、他者の表情の読み方マニュアルにもなるというわけだ。

というわけで、この本は「人に表情を誤解されやすいな~」「他人の表情ってわからないな~」と思っているアスペルガー症候群当事者諸氏に是非読んでみて欲しい対策本である。



にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害・自閉症へ
にほんブログ村
発達障害ランキング


↑ブログランキング参加してます。↑
応援の1日1クリックを




あと3冊
ま、それは
ともかく

ぼちっと↑
おひとつ。





★お知らせ 6/25(土)開催のアスパラガスの会、参加登録受付中です(~6/14)
詳しくはこちら

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

表情…この扱いにくいもの

表情で損をしているアスペルガー症候群者は結構多い気がする。


何だかんだで、これまで200人近いアスペルガー当事者諸氏に会ってきたが

「あ、この人表情豊かだなあ」

と思うことはまれである。
かく言う私も表情が豊かかと言えばそうでもない。


というか、家の外に出ればそれなりに表情をコントロールするが、家の中ではろくすっぽそんなことはしないから、結構無表情だと思う。


万一家の中で表情を外向きに作りこめば、たちどころに息子が、

「かーさん、なに?その顔はあ?、ギャグですか?」

という反応をするのは明らかだ。

事実家の中ではギャグ以外でそんなことはしない。面倒だ。


それはともかく…

アスペルガー症候群者は他人の表情を感知して、感情などの情報を読み取ることが苦手だといわれる。

これはすなわち、表情を学習するのが困難ということでもある。

だから、無表情だったり場にそぐわない表情だったりという事になりやすいわけであるが、
どうやら世の中それで通すとしばしば大いに誤解を生むし、損もしやすいということにもなる。


まあ、アスペルガー症候群者だって、「誤解されたい」とか「人に不快な思いをさせたい」と思っている人は滅多にいないだろう。


正直言って、ここに表情を外向けに

「作り込む」

必要性が出てくるのだ。


こちらとしては素のままの表情で誤解されないことが一番なのだが、定型者はどうやら相手の表情からかなりさまざまなことを感知してしまい、想像をふくらませるという特質があるようであるからして、ASD者が定型者の前で素のままでいるはとても危険なことなのである。


が、アスペルガー症候群者は「表情を作る」ことに抵抗がある場合が多い。

「それって嘘くさい」

…と思ってしまうというか、

「正直でない気がする」
「不誠実な気がする」

のである


が、定型者が容赦なく表情で内面を想像し評価をつけていくからには、自衛手段として、表情を作っていく必要がある。

というか、それがアスペルガー症候群者、定型者双方にとってお互いの為なのである。


定型者とて、不愉快になりたいわけでも不安になりたいわけでもない。
アスペルガー症候群者だって、好んで誤解されたいわけではない。


アスペルガー者のちょっとした表情の作り込みで誤解を受けずに済むのならやらないと損である。


そしてそれが「他人の表情から色々感知・考えすぎる」定型者への思いやりでもあると思うのだ。


私は時々行く講演の時などでいつも「実はこれはデフォルトの顔じゃないんです」「私の普通だと皆さんにわかりづらいからこうしているんです」「家に帰ったら顔の筋肉がコリコリに凝っているんですよ」という事を話す。


もちろん精神科の門をくぐるときや、自助会の場、家の中などではデフォルトの表情でいたらいいと思う


ただ、職場などではある程度意識して表情を作り込んだ方がいいのではと思うのだ。
当然のことだが、就職時の履歴書写真などでも意識した方がいいだろう。


じゃあどうやって…、
どういう表情をしたらいいのか?


基本は笑顔である。


私はこれまで経験的に


「目が笑うように」

「あごは引く」

「口角をあげる」



の3点について注意してきた。


まあ、これでほぼ正解だったようだ。

ちょっとそこから崩して「神妙な顔」というのもおぼえておいた方がいい。

が、これ、やるのが結構大変な人もいるだろう。
なにせ顔の筋肉をあまり鍛えてない人が多いわけで、やろうとしても


顔が動かない~、

という人が多いはずだ。

そこはまあ、顔のマッサージでもしながら鏡を見て色々やってみて欲しい。

さて、その手引きとなるような本を当ブログ読者のヒゲ達磨さんから紹介いただいた。下記の本だ。


一瞬の出会いでチャンスをつかんでいる人の 顔グセの法則
一瞬の出会いでチャンスをつかんでいる人の 顔グセの法則重田みゆき

ダイヤモンド社 2011-05-13
売り上げランキング : 1000


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



これはなかなか表情トレーニングをするにはいい本だ。

が、ちょいとアスペルガー者にとっては危険な部分がある本でもある。
書いてあることを鵜呑みにすると鬱まっしぐら…という部分があるのだ。
というわけで、連続してこの本の書評と読み方の注意を記事にする事にする。


<続きの書評はこちら>




にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害・自閉症へ
にほんブログ村
発達障害ランキング


↑ブログランキング参加してます。↑
応援の1日1クリックを




続きを
読む前に

ぼちっと↑
おひとつ。





★お知らせ 6/25(土)開催のアスパラガスの会、参加登録受付中です(~6/14)
詳しくはこちら

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

ブログ内検索


サイトマップ(全記事一覧)はこちら

アスパラガスの会のお知らせ

成人ASD(自閉症スペクトラム障害)者のための自助会:アスパラガスの会 ご案内

アスパラガスの会は、大阪南部を拠点に活動する成人自閉症スペクトラム障害者の自助会です。1ヶ月に1回の集いを中心に活動しています。アスパラガスの会ホームページはこちら

アスペルガーライフblogの発達障害関連動画

発達障害の常識とやらにツッコミをいれてみる !

発達障害に関するよく言われるセリフってなんか変!

自閉症(ASD)児者の聴こえ方を疑似体験!

自閉症児者の聴こえ方を定型発達の方に疑似体験していただける動画を作ってみました。

この動画に関する詳しい説明はこちらの記事をどうぞ。

うわ!狸穴猫が本に登場してしまった
かなしろにゃんこ。さんの新刊に狸穴猫が登場します。
スポンサード リンク
便利ツール(別館)
管理人からのお願い

記事に関係ないコメント・個人的な相談にはお返事できない場合があります。あらかじめご了承下さい。
また、できるだけ個人的な相談はご遠慮下さい。

RSSフィード