第42回アスパラガスの会参加登録開始のお知らせ

一昨日は今年初めてのアスパラガスの会でした。

毎年の第1回目は総会+フリートークの回ということで、今年も例によってテーマの検討会をさせていただきました。
今年も皆さまからテーマ案を多数いただき、15分ほどでしょうか?あっという間に10回分のテーマが決定してしまいました。


2014年のテーマ一覧
2月   疲れないようにするにはどうしたらいい?
4月   本音と建て前、どう見分ける?どう考える?
5月   将来設計と就労をどうするか?
6月   友達づきあいを長続きさせる方法は?
7月   家族との関わり方 (アンコールテーマ)
8月   会話がかみあうにはどうしたらいい?
9月   自慢歓迎!みんなの恋愛談義
10月  ASDと差別とカミングアウトについて考えてみる
11月  マルチタスクな要求、どうこなす?どうかわす?




さて、次回のアスパラガスの会のご案内です。


第42回アスパラガスの会は以下の要領で開催します。

日時:2014年2月22日(土)14:00~15:45
場所:大阪府柏原市内某所
   (JR大和路線、近鉄道明寺線柏原駅から数分)

定員:25名

テーマ:疲れないようにするにはどうしたらいい?

参加登録期間 2014/01/27~2014/02/09
※今回しめきりが早めですのでご注意下さい




参加登録はこちらからお願いします。

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疲労を簡単に測れる機器があるらしい、これで自閉症の感覚過敏を調べられないか?

アスペルガー症候群など、ASD(自閉症スペクトラム障害)では結構感覚過敏を伴うことがある。


音声過敏、視覚過敏、触覚過敏、味覚過敏、嗅覚過敏…、もちろん人によって出方が違う。


我が家でいうならタヌキは嗅覚と視覚、息子は視覚と味覚と触覚、私は音声とちょい視覚、娘は音声と触覚という具合だ
(気になるところが違うので、あちらを立てればこちらがたたず…といった感覚過敏戦争も起こるがまあそれは今回は置いておく)。


程度も千差万別。

過剰な感覚刺激に曝露するとどうなるか?
集中力がなくなったり、疲れやすかったり、パニックになりやすかったり、ひどい場合は吐き気やめまいをもよおしたりする。


定型発達者とちがって必要に応じて感覚刺激をを自動でシャットアウトするということができないのであるが結構厄介。



で、問題はこの感覚過敏というのは、他覚的にわからないものだということ。
よって、理解されにくいことこの上ない。





さてそろそろ前置きはこれくらいにして、肝心の話に入ろう。


ちょっと前(1月 10日(金)だった)にテレビを見ていたらこんな番組が。


NHK総合 かんさい熱視線「あなたの疲れ 大丈夫?~疲労研究 最前線~」

以下は番組HPからの引用

現代人の多くが抱える「疲労」。
その研究が飛躍的に進んでいる。
これまで疲労の度合いは本人の感覚に頼るしかなかったが、客観的な数値で示せる小型計測器が開発された。
慢性疲労で倒れる前に手が打てると職場管理に計測器を利用する取り組みも始まっている。
健康ドリンクなどの成分となる疲労回復物質の研究も進み、多くに効果が認められないことも判明。
一方で極めて効果の高い物質も見つかった。最新の研究から疲労の正体に迫る。




この番組のミソは二点、

・計測機器をつかって疲労をはかることができるようになったということ。
・イミダペプチドっていう鶏ムネ肉に含まれる成分が疲労回復に著効するということ。


どちらも非常に楽しい…いや、重要なことではあるが、私が気になったのは1点目、


「簡易に疲労を計測する機器が開発されていた!」


ということ。


計測機器はかなり小型な機器だ。
しかも2分程度で非侵襲的に自律神経の働きを調べて、疲労の程度を数値化して知ることができるというのだ。
自律神経の働きから疲労度を判定するので従来あった唾液による疲労度測定に比べてかんたんに計測可能だ。


検診システムとして販売されているらしく、単体では手に入らない模様。
http://www.hitachi-systems.com/solution/S1301/fses/(日立システムズ)
http://www.fatigue.co.jp/kenshin.htm(株式会社疲労科学研究所)




で、どう自閉症スペクトラムに関係するのかというと、このような機器を使って間接的にではあるが感覚過敏の実態を調べることができるのではないだろうかと思ったのだ。




刺激へのの曝露前と曝露後の疲労度を調べることによって感覚過敏の影響を数値化できれば



「気のせいでしょ」「甘えでしょ」


ってな、自閉症スペクトラムをよく知らない人の定番の反応対して


「いーや、気のせいじゃないんだよ、ほれ」


って説明できるじゃあーりませんか!!ってわけ。



専門家の皆さん、だれかこの路線で研究してみてくれないかなあ? もち実験台になるよ!




かくして他力本願で本日のエントリ終わり。






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「成人発達障害」というものをあらためて考える-障害がわかった年齢から-

最近ときおり考えること。

それは「成人発達障害者」というくくり。


発達障害の概念も医療関係には広まって久しい。


若い頃に見つかる例も多くなった。
子どもの頃に発見されてそろそろ成人…なんてケースも出てくる。
しかし、中年以降で発見されるケースも多い。


おなじ発達障害ではあるが、本人が困難を感じている部分は当然異なる。さらにいえば、人生展望に対する見方が決定的に違ってきてしまう場合があるのだ。


発達障害を起因とする職場不適応などで解雇やリストラ、うつ病などで職を失うケースを考えてみよう。


「どう対処すれば次にうまくいくか?」


といった思考に入ることができるまでの時間は、たぶん若いうちに発達障害がわかるほど短いだろうと思われる。


中年以降になり勤労経験も豊富になってから失職し、発達障害が判明した場合では「次」に思考を向けることすら困難になってしまう場合も多々ある。



特にそれまで様々な困難を感じながらも長年社会生活を送ってきた人にとって「自分が発達障害であること」は価値の崩壊を引き起こしかねないことだ。



「今まで長年やってきた努力」「今まであると思っていたもの」など崩れてしまう。
「社会人をやれていた、経験を積んできた」という自負がある場合も多い。



感情すらわからなくなることもある。



今まで「周りがなっちゃいない!」と悲しんだり腹を立てていたものが、ある日突然「それが普通の姿だ」と言われたら、怒りや悲しみの感情すら訳がわからなくなるのも当然だろう。



発達障害による「切り替えの苦手さに」加えて加齢による「柔軟性の低下」も加わって、障害がわかる以前の考え方を離脱するためにより時間が掛かってしまいやすいという面もある。




さらに、



障害を受容しようとすれば今までの自分(のやり方、考え方)は…と言う問題に突き当たる。



また、



年齢が「やり直しの困難さ」を否応なく感じさせる。




若いうちに発達障害がわかった発達障害者に比して、再スタートの地点が極端なマイナス地点になってしまうのだ。




だから、若いうちに障害がわかった成人発達障害者と比較して


「おなじ発達障害なのに…」
「おなじアスペルガーなのに…」


と言ってしまうのはあまりに残酷といった面があると思うのだ。



子ども~若い発達障害児者にとって診断は「人生の展望を広げるためのもの」になりやすいが、それまで障害と知らずに生きてきた中高年にとっては診断は「人生の展望を広げるためのもの」に容易には転化しにくいものだなのだ(だからこそ「早期診断」が重要だとも思うが、ここではそれは脇に置いておく)。


これからの時代、早期に発達障害の診断を受けて育つケースは増えていくだろう。
しかし、全てが捕捉できるわけはないから、診断されないまま成人し、中高年になってから発達障害がわかるケースがなくなることはないだろう。
またそういうケースでは、元気のある柔軟な若者に比べ、ある種「強情さ」「情けなさ」などを露呈する場合も多かろうと思う。



だが、そういう人にも生きる権利はあるし幸せになる権利もある。




障害がわかる以前にどう過ごしてきたかによってもその後の適応という観点からみてが千差万別になってしまう:ひとくくりにはできない!のが発達障害なのだということを。(特に支援者には)ちと憶えておいて欲しい。


そんな事を考えた正月だった。





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謹賀新年2014+恒例おせち画像

あけましておめでとうございます。



年末から続いた忙しさが元旦の新年会で終わると静かなお正月です。


思えば昨年はこのブログ、半分休眠状態だったような…。

正直なところ、ネタが枯渇…ではないのですが、どう書いたらいいのかあれこれ迷うことが多くなり、なかなかこのブログの記事もかけずにいた面もあったりしたのが実情です。

まだ書きかけの(まだ書くつもりでいる)お片付け騒動の影響もあり、7月~9月あたりはネット自体最低限しか見ずにすごしていたりもしたのが結構よかった部分もあり、10月末ころからいろいろと書きたいこと、やりたいことが増えてきました。

昨年はもしかすると水面下の変化の年だったのかもしれません。

今年はどんな年になるのか?
とりあえず今のところやりたいこと満載の狸穴猫です。


本年もアスペルガーライフblogをよろしくお願いします。



さて、毎年恒例のおせち画像です。
今年はちょっと趣向をかえて、新年会の料理などもアップしてみます。


2014osechi3.jpg

メニューは例年とほとんど変わりません…ってか、去年となにも変わっていないと…。

一の重:黒黒豆、数の子、田作り、紅白かまぼこ、焼板かまぼこ、伊達巻き、栗きんとん、塩イクラ、白花豆、金柑蜜煮

二の重:牛八幡巻き、昆布巻き、のし鶏鉄線、有頭エビ塩焼き、鰤塩焼き、鰆柚庵焼き、慈姑煮含め、錦玉子、花百合根、ボロニアソーセージ、ロースハム、スモークサーモン、鴨スモーク、ローストビーフ、テリーヌ

三の重:椎茸旨煮、牛蒡煮しめ、手綱こんにゃく、筍煮、高野豆腐含め煮、海老芋煮、梅花人参、手まり麩、花麩

与の重:小鯛笹漬け、千枚漬け、紅白なます、たたき牛蒡、酢蓮根、梅酢だこ

我が家では三が日おせちを食べ続けるのと新年会消費分、そして義姉のところに届けるミニサイズのお重の分と合わせて作るので移っている量(八寸×4段)の三倍程度の量を作ります。

今回は毎年おせちづくりを手伝ってくれる息子が風邪を引いてしまい、ほぼ1人の作業だったのでいつもよりだいぶ時間がかかってしまい、だいぶ焦る場面もありました。


2014okowa.jpg

なぜか毎年元旦に作っている中華おこわ。

2014newyear.jpg


モッツァレラチーズとトマトのサラダ(カプレーゼ)です。まあ、さっぱり系のものも多少。

新年会昼の部はこんな感じですが、夜の部は鶏の水炊き、そして最後にデザート代わりのぜんざいと続きます。



新年会参加者のおひとりから「なぜ寒い台所に立ち続けてまで作るのですか?」という質問がありました。

確かに冬の我が家の台所は確かに寒いです。天井高すぎて暖房きかないのでストーブとかいれてませんし。

なぜなのか?

まあ、私は1年の半分はお正月に何をつくろうかな?と考えています(その割に変わらないメニューですが)が…。

なぜこんなにもお正月に執着するのか?
強いて言うなら「ちょっと贅沢な趣味」なんだと思います。

また来年もおせち画像をアップできるように、今年1年精進したいと思います。


というところで今回はこれで。




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