「感情の整理」とは?-ああ大いなる誤解!-

最近FBのフィード上やツイッターのタイムラインで「感情の整理」と言う言葉をときおり見かける。

皆さんいろいろ考えてるんだな~。
私もさぼってないでいろいろ勉強しなきゃな~


確かに感情というのは生きていくのに重要なアイテムだ。

他人の感情をちゃんと理解できないと意味不明のことって多くなる。

下手するとトラブルの元だ!



中でも気になったのは「怒り」という感情。


ASD当事者にありがちな対人トラブルで、「いつの間にか相手(周囲)が怒っていた」というのがある。
これは前々から不思議だなと思っていた。
「怒りのトリガー」を引きやすいのかなというところで考えが止まっていた。


そんなわけで、いっちょこのあたりに的を絞って考えてみるかと、Webを漁るとともにしこたま本を買い込んでみた。


もちろん私はケチなのでamazonのマーケットプレイスで古書を買う。「人の感情」は古今東西たいして変わらないから別に最新の本でなくても良かろうという訳だ


狙ったのは「話し方」「コミュニケーション」絡みの本。
「相手を怒らせない話し方」には「怒る」心理のケーススタディが山ほど隠れているという予測。


「人が怒るケース」を経験から思い起こし、書籍やWebから抽出していくと、なかなかおもしろいことがわかってきた。


怒る人の心理は基本、


「危ない目にあわせやがってこの野郎」


であるようだ。


ただ、人間は社会的動物なので「危ない目」が物理的な危険だけでなく「財の損失の危機」や「社会的生命の危機」にまで及ぶので多岐にわたるような気がするだけである。


というようなことがわかってきた。



万一怒らせてしまった場合の対処の基本もここから抽出できる。
相手が「失ったもの」をいかに速やかに回復できるようにするかが勘どころのようである。



まあ、これ以外にもいろいろ考えていて、結構シンプルな感情の関連に関するモデルができあがって結構結構とひとり満足していたのだが(これについては近いうちにこのブログのネタにするつもり)、昨日になってとんでもないことが判明した。



昨日の晩、アズ直子さんのブログで「感情の整理」に触れられているのを読み、
(これだ→http://asnaoko.exblog.jp/22352486/

「あれ?何か違うのでは?」と思う。


そしてamazonで「感情の整理」で検索して私は愕然とした!


どうやら巷で「感情の整理」という語を使う場合「自分のもつやっかいな感情をしっかり自分で認識してうまく処理する」ということを言うらしい。



そして、どうやら私のやっていたことは「”感情の起こるしくみ”の分類整理」だったようである。



いやはや、とんでもない誤解をしていたようである。

ま、勉強になったし楽しかったのでヨシとしよう。あはははは。





そしてまた私はふと考える。

自分の感情に振り回されないコツを探している人が多いようであるが、私にはどうもその発想はない。

感情が希薄なのかといえばそうでもない。ただ、怒ったり落ち込んだりする事自体が少ないのだ。
そして「自分の内面に目を向ける」ことがあまりない。

なぜだろう?


またしばらく楽しめる考えるネタに事欠かなそうである、しめしめ。




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発達障害児に向き合う方法を先祖伝来?の知恵から考えてみる

母親の実家伝来?らしき「むずかしい子の対応シリーズ」があるのを思い出した。


「むずかしい子にはちゃんと説明しろ」
「むずかしい子ほどよく話を聞け」
「むずかしい子は外でよく遊ばせろ」
「むずかしい子から話を聞くには手仕事させろ」



母の実家の家系は「むずかしい子」が高確率で出るようだから(変人揃いともいうが…)まあ対応策があっても不思議はない。



今風に言ってしまえば「発達障害児に向き合う知恵」だろう。


息子が小さい頃に母や叔母などから幾度となく聞いたものだが、結構役に立った。
そして思い起こすに、私自身がこのスタイルで育てられてきた。


「むずかしい子シリーズ」はもう一つ、親の心構えバージョンがある。


「あんた、この子はむずかしい子だから大事に育てなきゃいかんよ~」


というアドバイスもしばしば聞かされた。


「まあ、大事にそだてりゃなんとかなるわな~」


ってなところに落ち着けるのでいちいち不安になることもなかった。




ちょっと具体的に説明してみよう。


予防接種に幼児を連れて行く時、「痛くないよ~」と言うというのはよく使われる手らしいが、これは自閉症児には御法度だと言われることの1つ。


ではどうすればいいか?


自閉っ子でも2歳児になれば「目の前にいる人が真剣か?」はわかるもの。だから予防注射のときに「必要なんだ」ということをガッチリ説明する。
ごまかさずに「痛いけど病気を防ぐには必要」と説明する。

他者の感情がわかりにくいからこそ自閉っ子にはごまかさない説明がより重要なんだと思う。


ちなみにうちの娘も息子も予防接種はこの手を使った。
そしてこの手は結構応用がきく。


親がごまかし、いろんなことを説明なしに押し通すと自閉っ子は「物事は押し通されるもの」「自分の考えは伝えてはいけないもの」と学習し、これが親子間の問題の始まりになるのではないかと思う。


なあに、面倒な説明をいつまでも毎度やらなきゃいけないわけではない。


自閉っ子も成長する。幼児期を説明しまくりでがんばれば、ちゃんと「ものごといろんな事情があるんだな」を学習する。
そして「理由を聞いてみよう」とか「自分で考えて見る」という行動がとれるようになる。


自閉っ子幼児への言語的な関わりかたで重要なのは時期に応じて

「ごまかさずに説明」
「選択させ意思表示させる」
「説明させる、質問させる」

をやっていくことなんだろうなと思う。



残りの部分だが、

「むずかしい子外でよく遊ばせろ」

はからだ作りの部分だろうし、

「むずかしい子から話を聞くには手仕事をさせろ」

などは、「つい身構えてしまう」のを防ぐ効果があるのだと思う。

豆ご飯の豆をむいたり、インゲンのスジを取ったり、すり鉢をおさえる役をしたりしながら話をすると不思議とボツボツ話し始めてくれる。
小学校であったことを訊いてもなかなか話してくれない息子とコミュニケーションをとるためにはとても役に立った。


ちなみに、この「むずかしい子シリーズ」出所は定かではない。
母にきいても叔母に訊いても「おばあさんがそういってた」としかわからない。

いわゆるおばあちゃんの知恵なのだろうが、結構役に立ったので
もしかしたら役立つケースがあるかもと思い公開させていただくことにした。



<本稿終わり>


上記は数日前にツイッターでつぶやいたものを再編したものです。




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療養日記2014-03-24-PTSDも鬱も治っちゃったよの巻-

最近とんと書かなくなっていた療養日記を久々に書くことにした。


服薬終了!


となったことのご報告である。



まずはこれまで見守り、そしてときおりコメントを下さった読者の皆さまへ、


ありがとう!

である。



ブログをはじめた当初から数年はPTSDの療養日記を通院のたびに書いていたが、調子がよくなってきたあたりから「つい忘れる」ということが増えた。


書くほどのネタがないのである。


「病院に行ってきたきた、適当に近況を喋ってきた、終わり」


である。


薬もだいぶ前から減っていて半年ほど前からエビリファイ3mg/dayのみになっていた。
それも結構飲み忘れる。
整形外科でもらう痛み止めと飲む時間が合わないので忘れやすい。
しかし特に不調にもならない。


そんなわけで本日で一応服薬終了ということで次の予約もなしということに。
障害者手帳の更新時期には病院を訪れることにはなるが一応「通院終了」である。


結構思い切った量の投薬をする主治医だったが、減薬もかなり思い切った減薬だった。


病院をでてから処方箋がないので薬局に行く必要はないのだが長年世話になった薬局(病院のすぐ近くのとても小さい薬局なのだが感じのいい薬剤師さんと事務の人がいる)なのでお礼がてら通院終了の報告をしにいったら、とても喜んでくれた。


帰りしな、病院近くの公園の桜の枝に目をやったらつぼみがだいぶ膨らんでいた。

ここで満開の桜を何回も見たなあとふと思い出す。
その風景も過去になるのだと思うとちと感慨深い。





今回終了となった通院は、前の結婚時のDVによるPTSDとそれによる鬱の治療だったが、発達障害者がPTSD、鬱になったという点では二次障害と同様の状況である。


二次障害に苦慮している発達障害者が多いのは知っている。一生薬と付き合わなきゃいけないのかと嘆く声もあるのも知っている。

だが私はひどくなった当初から治るつもりでいた。


自分では当初5年程度を見込んでいたのだが、8年と結構長くかかってしまった。


リウマチの方の体調悪化はかなり響いたと思う。痛みだけでも鬱になったりするわけだからだいぶ影響したと思う。
そして東日本大震災も影響した。親類が被災地域に多数住んでおり一時音信不通になるなどしたため、テレビに釘付けになったのがよくなかったようだ。直後にだいぶ悪化して、しばらく頓服のお世話になるなどした。
タヌキの仕事の関係でまとまった睡眠がとりづらかったのもあるだろう。


でもまあ、とにかく「治った」の状態になったわけで、ここから言えるのは


発達障害者がPTSDや鬱になっても「治る」ことをあきらめる必要はさらさらない


ということだ。



最期に一句



「二次障害 治して楽しい 発達ライフ」








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とりあえず
めでたい!
ってことで
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祝!60万アクセス + テンプレート変えた!

<祝!60万アクセス、アスペルガーライフBlog ご愛読ありがとうございます!!



いつの間にかアクセスカウンターが60万を越えていた。

2006年の1月7日にブログタイトルを「アスペルガーライフblog」としたので、かれこれ8年経つ。
ここまで読んでもらえるというのはテキスト芸人としてはうれしい限りである。


ネタがよくあったものだと自分でも感心する。
なんと585記事も公開していた。


実のところ、一昨年後半あたりからちょっとネタ切れに陥っていた。
いや、それは正確ではない。

書きたいことはそこそこあるのだが、脳内でうまく構築できなかったり、書くことを躊躇することが多かったのだ。書けないのなら無理に書くこともないので放置していた。
その間下書き状態で放置したものも多い。

ここ半年だいぶ整理できてきたので徐々に放出していくだろう。
というわけで、


これからもご愛読よろしく!


アスペルガーライフBlogの裏側



せっかくの機会なのでちょいと裏話。
このブログには一応アクセス解析のタグを取りつけているのである。それがなかなか興味深いのだ。


スマホ全盛の世の中にあって、七割近い方がパソコンからアクセスしている。
狸穴猫の運営しているサイトのほとんどがスマホ率5割~7割という数字と比較するとこの違いはかなり目立つ。
割とガッツリ調べ物をする時に利用されているのかな?などと想像。


もう一つ、土日はアクセスが確実に減る。
これはやはり発達障害児者のお母さん方が多くアクセスしているのかな?と想像。


さらにもう一つ、リピーター率が5割強結構高い。
継続して見てくださっている方が多いようで…ありがたい限りです。


もう一つおまけ…まじめな記事の方がうける。

カテゴリーで言うなら
 アスペルガー症候群
 アスペルガー者のための定型発達者研究
あたりにアクセスが集中している。

ちなみに、アクセストップの記事はこちら↓
 アスペルガー症候群者には本当に「人の気持ちがわからない」のか?-その3-



久々にブログテンプレートを変えてみた。



60万アクセス記念というわけでは別にない。

だいぶ前からときおりテンプレートを変えようと思ってはいた。
前のテンプレートは幅も狭いし文字も小さい。
パソコンの画面がワイドではなかった時代のものである。

今のブログ用テンプレートの主流は「デカ文字」「ワイド」である。

そんなわけで2月頃からテンプレートを変えようと、カスタマイズしやすそうなテンプレートを探していた。
そして、使う画像を用意するところまではいっていた。

で、今日たまたままとまった時間がとれたのでカスタマイズをしてテンプレート交換と相成った。
コメント欄等、もう少しカスタマイズしたいのではあるが、今日のところはこの辺りでやめておくことにする。


ご感想など賜れればとてもうれしい。





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【書籍】伸ばそう!コミュニケーション力/森嶋勉 著

本日は、書籍「伸ばそう!コミュニケーション力」の書評。

この本を読んで「おおお!これは!」と講演会に行ってきたという話はちょっと前の記事「アスペルガーと身体の芯とコミュニケーション-森嶋勉先生の講演を聴いてきた-」に書いたわけだが、今日はどこいらで「おおお!」と思ったのかについて書いてみる。



伸ばそう!コミュニケーション力―不器用でも、体力なくても、友だちいなくても、今日からできるワクワクトレーニング

森嶋 勉 花風社 2014-01
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さて、この本は、スポーツ塾 チットチャットの森嶋勉(もりしー)先生の著書。「自閉っ子シリーズ」でおなじみの花風社の本である。

花風社の浅見淳子さんとの対談形式で非常に読みやすい。そして厚さも本文141ページとさっくり読み切れる分量になっているので厚い本が苦手なかたにも抵抗なく読み進められると思う。


さて内容。


ページ数が控えめなのだが中味は濃い。


親と子の関係性、そしてコミュニケーション力とはなんぞや?というところから始まって、身体づくり、スポーツとコミュニケーション力との関係という、一見あまり関係なさそうなものが実は結構関係が深いといった話がテンポよく展開されていく。


体感が弱かったり、過敏な部分があったりと、なにかと身体の問題を抱える自閉っ子にとって、身体の使い方というのはとても大きな課題である。
身体の使い方が下手であることによって、さまざまな能力が阻害されていたりするのであれば、それはトレーニングする価値があるだろうし、スポーツを通して「コミュニケーション」を理解していけるのであれば、それはトライする価値があるだろう。


目次を読んでみると、あけすけな…というかわかりやすい項目が並ぶ。

ちょっとピックアップしてみる。


「人のせいにしなくなる人」になるためのトレーニング
「人生の思いがけないできごとに慣れる」ためのトレーニング
「キモイ」といわれなくなるためのトレーニング
「びびり撲滅」のためのトレーニング
乱暴な振る舞いをなくすためのトレーニング



身体のトレーニングについては私自身が結構通ってきた道という部分もあり、読んでいていちいち納得である。
身体で覚えるというのは実に手っ取り早いやり方なのかもしれない。



そして、実はこの本身体面だけではない部分も大きい。


後半では、「自己肯定感をはぐくむチャレンジのさせかた、ほめ方」という重要なポイントが惜しむところなく説明されている。

自己肯定感をはぐくむために「ほめて育てろ」というのはよく言われることだが

「じゃあどこをどうほめればいいの?」

というのがなかなかつかめないお母さんも多いだろう。


この本を読んで私が思い出したのは塾業界に片足突っ込んでいた頃のこと。
あの業界、週に1度のアプローチで「教えてない教科まで伸ばしてしまう講師」というのがいて、
まあ私もそういう教師の職人芸的な技をしばしば盗ませてもらっていたのだが、森嶋先生の実践はその職人芸的なやり方とも大筋で通じるところがある。


この技を身につければ子育てがかなり楽になること請け合いである。
説明が結構かみ砕いてあるのもありがたい。


この部分だけでも元が取れるだろうな~と思うのであった。



まとめると、自閉症児者におけるスポーツの効用あれこれとトレーニングの方法論、子育てが楽になる考え方と内容盛りだくさん。



実にコストパフォーマンスがいい本だ。


というところで書評終わり。




= おまけ ===========

書評を書こうとこの本を机において置いたら娘がひょいっと手に取り、めざとく「チットチャットで使っている用具一覧」のページを発見。

「うわ~、やってみたい」!の連発。

運動好きの娘にもかなり魅力的に映ったようだ。
腹の中で「みーちゃん、キミに必要あるんかい?」とは思ったが、まあものは試しとホームセンターでバランスボールを買ってきた。

そしてその晩…バランスボールの上で足を上げたままバランスをとりながら座って漫画を読んでいた娘がいた。

こうなると、難易度をどう上げるか頭の痛い狸穴猫であった。





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アスペルガーな狸穴猫の姿勢なおし遍歴(2)-腰痛解消したら立ちつづけても疲れない身体に-

前回の記事「アスペルガーな狸穴猫の姿勢なおし遍歴(1)」はこちら


腰痛は一筋縄ではいかなかった…




座った時に上体を維持することはそこそこできるようになった。
これだけでもかなり快適である。


だが、中2でぎっくり腰をやって以来、私はしばしば腰痛に悩まされた。

長時間立っていると足が張ってくるし背中も張ってくる。整形外科の医者には筋力つけろといわれたが、高校入った頃の背筋力は女子の標準値を遥かに超え、同年齢の男子の標準程度あったので、「いまさらどうしろっていうんじゃい?」であった。


なすすべもなく、ときおり「プチぎっくり腰」を起こしては治り…を繰り返していた。今思えば立ち歩きの際に足腰に余計な力が入っていたのだろう。


これが解消したのは20歳すぎてから。


1度目の大学に入った頃、特に意味はなかったがそれなりに見てくれを気にするお年頃。
モデルさんのきれいな歩き方に憧れ?一直線上を歩く練習とか、足運びの練習とかもした。
まあ、これも多少の効果はあったのかもしれない。


そして…


寝付きの悪かった私は不眠解消目的で太極拳だの気功だのをはじめたのだが、スローな動きで安定した動きをするというのは結構難しい。試行錯誤でしばらくやっているうちにあることに気がついた。


体重の移動にはまずは腰の安定だ!


そうこうしているうちに、気づいたら腰痛がなくなっていた。
腰を意識したこと、そして丹田呼吸を意識することで自然と力の使い方がうまくなっていったのかもしれない。



だが、話はここで終わらない。




さらに数年後へと話は続く。



出産・育児で腰に負担が…





息子を出産してしばらくした頃、確か息子が2歳くらいの時だったと思うが腰痛が復活!してしまった。産後はやはり骨盤がゆるんだりするらしいし、おんぶや抱っこをしたりもするのでなにかと腰に負担がかかるのかもしれない。(そういや骨盤体操とかってありますねえ)


太極拳やら気功やらをやってみたものの効果が長続きしない。


しかしなんとかせねば死活問題だ。


ド派手に動き回って目の離せない2歳の息子を追いかけ回さざるを得ないので腰痛をほっておく訳にはいかない!
とはいえ、整体や針灸に通う余裕はない。時間的にも金銭的にも無理だった。



手っ取り早く速効でなんとかしたい!



姿勢は足の裏に出ていた!





正直私は横着な人間である。
面倒なことは大きらいだ!
そんなわけで簡単な方法探しに躍起になった。
整体の本だの腰痛体操の本だのを買い込んでいろいろ手軽そうな手を試してはみたがはかばかしくない。


そんなこんなしているうちに、テレビだっただろうか、足腰の問題がある人は靴底の片減りがあるという話を耳にした。


自分の靴の靴底を確認してみてビックリ!


外側ばかり減っている!!


足の外側使って歩いてたんだなあ…、これでは腰に負担がかかって当然かもしれない。
(ま、いわゆるところのO脚ぎみというやつです)



うーん、どうしたもんだと思ったが
じゃ、強制的に外側を上げてみりゃどうなのよ?
と、スリッパの裏の足の外側ににいろんなものを貼り付けてみた。



割り箸 … ちょっと高さが足らないかな?

木ぎれ … 高さは適当になっtけど当たりが堅いなあ。

消しゴム … これ、いいじゃん!


こんな感じでガムテープで貼り付けた。
なあに、外ではくモンじゃなし、ガムテープで充分!


soko.jpg



足の親指の付け根に力がかかりやすいように消しゴムの厚みを調整したり、消しゴムを貼り付ける位置を試行錯誤で変えてみた。(注:当たり前のことだがX脚ぎみの人は高くする位置が違ってくるだろう…たぶん反対側)


そんななわけで、スリッパの裏に消しゴムを貼り付けたのを履いて家事をしてみた。


あれ、腰が楽だわ!!!


1週間程度使っただろうか?
身体が楽な立ち方を覚えてしまったようで、スリッパなしでも親指の付け根に力がかけられるようになった。



信じられないくらいあっけない腰痛との別れであった。



それ以来20年ちょっと経つが、いくら立ち仕事を続けても腰痛になるということがなくなったし、立っていて背中が疲れるということも全くなくなった。


中高生のころから捻挫ぐせがあり、捻挫の上をいく?リスフラン靭帯損傷もやって整形外科がよいをしたこともあったのだが、腰痛が解消してからというもの、ありがたいことに捻挫ぐせもすっかりなりを潜めてくれている。



ちなみに、靴底に傾きを作って腰痛防止やらO脚防止をするアイテムというのは既に市販されてますね。






靴にいれるインソールタイプってのも。










昔こんなのあれば自分でわざわざつくるこたなかった…。



こんなもんで狸穴猫の姿勢矯正遍歴はおしまいです。


ざっくりまとめると、座りかたと立ちかたを直したのがもっとも大きくて、あと、バランス運動をあれこれしていたのもけっこう良かったように思います。





私のとった手は以上ですが、まあほかにもやりようはいろいろあるでしょう。



姿勢の維持を意識しなきゃいけなかったり、姿勢維持に余分な力が入っているということは、それだけ脳みそのリソースもとられている可能性もあるでしょう。

そうなれば、周りに注意を向ける力が低下したり、マルチタスク能力が落ちたり、ひいては社会的学習など、必要な学習が阻害されてしまう可能性も大きいのではのでと狸穴猫はみています。



とりあえず良い姿勢を維持できるようになって悪いことは特にないので、姿勢や歩き方が気になる方はいろいろ試してみても良いかもしれません。



<本稿終わり>




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アスペルガーな狸穴猫の姿勢なおし遍歴(1)-これって結構身体作りだったかも-

前回の記事でも書いたが、


アスペルガー当事者には姿勢のあまりよくない人が少なくない。


その状態はさまざまで、

 上体がキープできなくてすぐ「ぐにゃっ」とする人
 なんとなく斜めに立ってる人
 いわゆるへっぴり腰の人
 一見それなりに姿勢はいいのだが30分立ってるだけで疲れてしまう人
 一直線上を歩けない人
 棒のように歩く人
 膝下だけで歩く人



とにかく、アスペルガー当事者の集まりに行くと、健常者の集まりに比して、姿勢のよくない人の比率は確実に高い。
概して就業が続く人の最低ラインというのは上体がキープできているというあたりかなという感じをうけていた。


どうやら姿勢のキープということが、「生きづらさ」とか「就労の問題」に相当関係しているのではないかと踏んでいたのだが、それでまず間違いなさそうだというのが森嶋勉先生のおかげでわかったので、図々しくこの問題について書いてみることにする。


今現在の狸穴猫ははっきり言って姿勢は悪くないほうである。


丸1日立ち仕事してても腰にくることは全くない。
2.3年前、リウマチが膝にきてしまった時は立ち座りに苦労した時期もあったが(今は平気)、一旦立ってしまえば立ち続けられた。私が台所仕事があまり苦じゃない(寒いのは苦手だけど)のは、平気で立っていられるからかなあとも思う。


だが、私がはじめから姿勢のいい人間だったかというとそういうことはない。

小学校低学年のころは、

 朝礼でぐにゃぐにゃしてると怒られた。
 食卓ですぐ肘をついてしまうのでよく親に叱られていた。
 妙ちきりんな走り方もしてたようで、「走り方が変」といってからかわれた
 机の椅子に座って本を読んでいるとずるずる背中がずれてくる。



というよりな、頼りない姿勢の子どもだったのだ。
(もしかしたら幼児期はもっとひどかったかもしれないが記憶にないので不明)


さらに中2でぎっくり腰を起こして「あんた若いのに…」医者に驚かれるやらあきれられるやら…。
(重いものをもった訳ではない、階段を上がろうと足をあげた瞬間突然なった)



私が姿勢に関心を持ったのは小学校4年生くらいの頃。
近くにできた書道教室に通い始めた頃だった。


その書道教室は教室が和室だったので正座するしかなかった。
正直結構しんどかったが、勝ち気な性格ゆえがんばってはいた。


だが、姿勢が崩れてくる。
だんだん背中が丸まってしまう。
すると字に途端に表れる。


こんな感じで背筋がピンと伸びないと上手な字が書けないというのを体感したわけだ。
それから私は姿勢というものを気にするようになった。


気にするようになってから、あれやこれやと方法を探してみた。


まずは定規を使ってみた、かなり古典的な手法らしい。
背中と頭の間に30センチ定規を突っ込んでおく。
まっすぐな姿勢を保たないと定規が落ちるので姿勢が崩れたことがわかるという仕組み。
ずっとやると疲れるのでときどきしかやれず「意識する」という効果くらいはあったかもだがやはりそれなり。



あとこれは、あまり意識はしていなかったのだが小学校5~6年の頃よく遊びに行っていた児童館で、バランスディスクがあり、それが大好きでよく乗って遊んでいた。

バランスディスクというのは片側が球面に近い形で片側が平らな円盤状の運動器具、身体バランスを養う練習に使うもの。(下記参照)





最終的には雑誌を読みながらバランスディスクに乗っかり、ディスクごと前後に移動してみたりということができるようになっていた。

(他にもどうやら古典的な遊びに凝ったことも良かったようであるということがチットチャットの森嶋先生のおかげでわかった。竹馬、缶馬、独楽回し、けん玉などなど…小学校時代に一通りなめつくした。)



そんなこんなで、小学校6年の段階では、食卓で肘をつくことはなくなっていたし、そこそこ椅子にも座っていられるようになっていた。



そして中学生の頃。

音楽の先生が教えてくれた方法がヒット!
座ったままでも声が出るようにするための方法だそうで、

「ハンケツ」

とその先生は言っていた。

方法は実に簡単である。

椅子の前の端だけに半分お尻を乗っけるだけ。下記の図のような感じ。
足は肩幅程度に開いておく。


(半分だけケツを乗せるのでハンケツなのだそうだ…いつも上品な感じの先生が言うのがなんともミスマッチであった)


これだけで上体の姿勢が妙に安定する。


hannketsu.jpg



ああ、これが背筋を伸ばすってことだったんだ!


と、妙に納得。


身体が気持ちの良い姿勢を覚えると話が早い、そして簡単には忘れない。
一度自転車に乗れるようになったらそう簡単に乗り方を忘れないように、忘れたくても忘れられなくなる。
(これは先日の講演会チットチャットの森嶋先生もおっしゃってた)


それ以来、座り姿勢の維持で困ることはなくなった。


ただ、これは超浅く腰掛けるので場所をとるし回転椅子には向かない。それで小型の座布団を二つ折りにして椅子の座面奧に置き、その上に座るようにしていた。下図のような感じ。



hannketsu2.jpg



いまちょっと楽天市場をみてみたら、最近は二つ折り座布団よりもさらに簡単に姿勢が安定しやすそうな姿勢維持用のクッションが、骨盤クッション坐骨クッション姿勢クッションなどの名前で、たくさん販売されているようである。


椅子を使わずに床に座る場合は座布団を半分折りにしてお尻の背側半分をのせればOK。

もちろん座禅用の座布とか、キノコいす(下記)も同様な役割をしてくれる。










正座は結構膝にきやすいので狸穴猫はキノコいす愛用。
娘も使っているので茶の間には常時派手な色のキノコが2本生えている状態である。




さて、昔の話に戻すと、座っている時の姿勢はほぼ完璧になった。
しかしまだ課題はあった。



腰痛である。



と、ココまで書いたところで次回:腰痛解消編に続く。





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アスペルガーと身体の芯とコミュニケーション-森嶋勉先生の講演を聴いてきた-

こんばんは、狸穴猫です。


今日は大阪市内におでかけしてきました。

大阪でスポーツ系の児童デイサービスを展開しているチットチャットの代表、森嶋勉氏の講演会があったので聞きにいったのでした。


え、なぜスポーツ?と思われる方もいるでしょう。
これがアスペルガーや発達障害に関係あるんです。


目が向いた背景からいきますと、


自助会をやっていますとさまざまな当事者さんに会うわけですが、
ぼーっと見ていると一定の傾向がある気がするんですね。


それは…

就業が続く人、あるいは未就業から就業へと移行できる人は概して姿勢が悪くない


ということなんです。


そりゃまあそうで、


事務なら座っていて姿勢が楽にキープできないとまずいですし、
立ち仕事でも姿勢が良くないと腰にきてしまい続きません。

でもそれだけじゃない気がします。


で、なぜだろう?と前々から思っていたのですが、
そんな折、この本に出会いました。



4907725906伸ばそう!コミュニケーション力―不器用でも、体力なくても、友だちいなくても、今日からできるワクワクトレーニング
森嶋 勉
花風社 2014-01

by G-Tools


(本格的な書評は後日書きますね)


なるほど確かに身体運動はそれ自体一種のコミュニケーションだと思ったわけですが、
「身体のセンター」にアプローチするというところがさらに気になりました。


アスペルガー当事者の方で、整体や指圧等に通われるという話をよく耳にします。
また、私自身小学生のころから何度も自分で姿勢改善策をはかっています(そのせいか、今は1日立ち仕事してても平気ですが昔は腰痛もちでした)。

なんか関連がありそうです。


そして、講演会がある(しかもいろいろ体験できるらしい)という情報をきき、
ここぞとばかりに行ってきた訳です。


いや、お話がたのしいだけでなく、運動器具の体験も楽しかった。
大人げなく体験できるものを体験しつくして参りました。


で、感想ですが、

「あらら、目的はコミュニケーションじゃなかったけど、私自身は打てる改善策打ちまくっていたのね!」

という自分目線のがまず1つ。

そして、

「SSTよりもなによりも先に身体の芯作る方が先だな」

とも思いました。



コミュニケーション力をあきらめる前にやれることはたくさんある!

身体からのアプローチもありだ!




ということろです。
これを自信を持って言えるようになったところで、私の姿勢矯正遍歴と手口も近いうちにまとめたいと思います。


今年のこのブログのテーマはコミュニケーションになっちゃいそうな予感…ですね。



そうそう、一本歯下駄の体験はおもしろかったですね。
バランス感覚やしないながら全身の筋トレできる感じがしました。
こういうのです↓
B004PF3Z7G男の一本歯の下駄Mサイズ、、整体にもご利用されます。


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発達障害とコミュニケーションと就業と

BLOGOSというサイトで興味深い記事を見つけた。
以下である。


BLOGOS「どーすりゃえーねん」(非国民通信)


この記事自体、ダイヤモンドオンラインの
「成績優秀なのに仕事ができない“大人の発達障害”に向く仕事、向かない仕事」
という記事をうけたものだ。


以下引用

そして「不向きな職業」も列記されています。ものの見事に「求人の多い職業」が並んでいる、同時にこれらは大学などでの専門教育を必要としない職業でもあります。特定の専門職に向けた専攻「ではない」圧倒的多数の人にとって現実的な就業機会があるのは、こちらの「ADHDやアスペルガー症候群の人たちが不向きな職業」であり、ここで挙げられた職種を避けていてはやはり就職が著しく困難になることは言うまでもないでしょう。発達障害なので営業は自分に向いていません――それは確かなことであるにせよ、では「向いた」ポジションに空きがあるかと言えば、そのポジションは大学の時点から専門的な教育を受けた人たちのひしめく超激戦区、既に埋まっていることがほとんどのはずです。果たして「大人になってから」発達障害に気づいた場合に打つ手があるのか、少なくともここで引用した元の記事では何一つとして示されていません。



「どーすりゃえーねん」(非国民通信)より 引用終わり





当事者、企業、それぞれの「どーすりゃえーねん」




発達障害というものの存在が知られるにつれ、発達障害者の問題も取り上げられることが多くなってきたが、
同時にこういった「どーすりゃえーねん」感も高まって来た。


「適職に」をあまり真に受けてしまうと、職種の範囲は狭まるし、
「適切な配慮」の範囲を広げすぎれば不満を感じやすいし、就業への一歩を踏み出しにくくなる。


当事者にはこういったことで悩んでいる人も少なくない。



企業側も困ってしまう面はあるだろう。

いくら専門家や支援者が、
「特性に応じた適所に配置し、適切な配慮があれば企業にもメリットがある」
といったところで、


「ウチはそんなに職種の幅広くないよ」
とか、
「マイペースも適当にしてくれないと全体の生産性がねえ…」
とか
「そこまでの配慮はうちの体力では無理!」

とかまあいいたくなるのではないだろうか?


企業というものは限られたリソースを有効活用して収益を上げるという目的を持った集まりなのだから、
生産性・収益性が大きくダウンするような無理を伴った雇用が難しいのは当然だ。


障害者雇用をする企業には助成金などが多少は支給されるが、それ以上のコストがかかれば雇用できなくても当然だろう。(参考:障害者を雇い入れた場合などの助成/厚生労働省)


適職を選ぶこと、適切な配慮があること、これはまあ理想としてはいいのかもしれないが、今現在いわれているようなものを金科玉条のように掲げるのはあまり現実的ではないのかもしれない。


「どーすりゃえーねん」脱却のキーはコミュニケーション力




コミュ障という言葉が普及して久しいが、
最近私が注目しているのは「コミュニケーションの障害」というものだ。
多数のアスペルガー症候群(ASD)者をみたとき、コミュニケーション能力の幅があまりに大きいという現象はなぜ起こるのか?
そこが疑問の発端だった。


発達障害でも特にASD者では「コミュニケーションの障害」があるといわれる。
確かにいろいろいわれ放題ではある。

目が合いにくい、
共感性にとぼしい
空気が読めない
何考えてるかわからない
表情がない
堅苦しい
周囲とトラブルをおこしやすい


だがこれが問題の本質なんだろうか?
実は違うと私は考えている。


私の脳内では、アスペルガー者の抱えやすいコミュニケーションの問題は現状下図のようになっている。


comu20140307.jpg



つまりコミュニケーションの問題はひとつではなく、

1)認知と感覚の問題
2)未学習・誤学習の問題
3)2次障害による問題

といった要素がからみあってできているのではないかということだ。


そして、実のところ、実際に困ることの大きな部分を占めるのは
「未学習・誤学習の問題」と、「2次障害による問題」
だと考える。


何らかの要因によって、

「コミュニケーションとはどういうものか?」

が学習されていない状態が基礎にあり、
その延長線として


「コミュニケーション行動の意味するところ」
「どうしたらコミュニケーションをとりやすいか?」
「良好な人間関係をつくるためにアプローチや言いまわし」
「相手の話のききかた」
「人間関係をどう捉えたら楽なのか」


ということが学習されていない、あるいは本人に負荷がかかる歪んだ形で学習されてしまっている(誤学習されている)ケースは少なくない。


(定型さんはこういうことを学ぶ機能が超高性能なので、「方法論」であると意識することはあまりないようだが、どうみても「方法論」だ)




誤学習や未学習の状態で無理なコミュニケーション負荷をかければうまくいく確率は当然下がる。
対人関係で失敗が多くなれば自信がなくなっても当然だ。

落ち込むこともあるだろうし、他者に怒りを感じる場合もあるだろう。
たび重なれば対人不安や鬱などの2次障害の原因ともなりかねない。
(正直、多くの当事者と会っていると、「こじらせてますねえ」といった感じを受けることは多い。)


そしてコミュニケーション忌避まで行けばコミュニケーションの学習はさらに進まなくなる。


この辺りがコミュニケーション力の幅が大きくなってしまう要因だと考える。


実は「空気を読むのがヘタ」なんてのは大した問題ではないと思うのだ。
空気が読めないことすら「コミュニケーションの種」にすることは可能だし、ろくすっぽ相手の顔が覚えられなくてもなんとかなる。


到達しうるコミュニケーション力をあまり低めに見積もる必要はないのではないかと思うのだ。


そしてその方が就業の可能性も広がるのではないだろうか。




さて、一応の結論をだしたところだが、

「じゃあ、どうすれば?」

という疑問を感じる方もいるだろう。



それについては現在いろいろまとめている最中なので、

もしコミュニケーション力について悩んでいるのなら、

まずはビジネス向けの人づきあい本をひと山読んでみたほうがいい。

とだけいっておこう。








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第43回アスパラガスの会参加登録のお知らせ

こんにちは、狸穴猫です。
暖かくなったと思ったらまた冬の寒さ!
身体がなかなかついていかない今日この頃ではありますが梅があちこちで咲いてます。
春の足音は確実に近づいているようです。


さて、次回のアスパラガスの会のご案内です。


第43回アスパラガスの会は以下の要領で開催します。

日時:2014年4月26日(土)14:00~15:45
場所:大阪府柏原市内某所
   (JR大和路線、近鉄道明寺線柏原駅から数分)

定員:25名

テーマ:本音と建て前、どう見分ける?どう考える?

参加登録期間 2014/03/01~2014/04/13



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成人ASD(自閉症スペクトラム障害)者のための自助会:アスパラガスの会 ご案内

アスパラガスの会は、大阪南部を拠点に活動する成人自閉症スペクトラム障害者の自助会です。1ヶ月に1回の集いを中心に活動しています。アスパラガスの会ホームページはこちら

第78回アスパラガスの会は2017年7月22日(土)開催です。
テーマ:気分や感情面での困りごとを思考・行動から考える(自閉症スペクトラム者の「あるある」な困りごとシリーズその3) 参加登録受付中 2017年7月10日(月)迄

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