謹賀新年

謹賀新年


国際アスペルガー年の2006年も終わり、2007年の幕が開いた。

さて、発達障害というものにとって昨年がどういう一年だったか振り返ってみると、少年犯罪の犯人の多くに発達障害者がいたという鑑別結果が多く出され、アスペルガー症候群はじめ発達障害者への目が厳しくなるかなあという様な感触がある反面、発達障害者支援法2年目にして具体的な動きがいろいろ出てきて、アスペルガー症候群などの発達障害に関する理解が深まったのではないだろうかという面もある。

個人的には昨年、年始早々にアスペルガー症候群であるという診断がついて、それを前提としたPTSD治療が受けられることになり、薬漬け状態になりながらも昨年末よりは多少マシになったかなというところ。
記憶の整理もつきはじめ、フラッシュバックとの闘いに一応ケリがつきそう…という予感程度ではあるが、多少の前進はあったのだろう。

私の場合、かなり以前より「人と違う」ことに違和感なく生きていたのでアスペルガー症候群という診断がつくことによってそれまで「人と違う」と思っていたことで対処してきたことに「あ、やっぱりね」という感覚が加わったに過ぎなかったが、このブログや他のwebサイトを通して人との違和感にはなかなか納得できない人が多いのだと言うことがわかってきた。

また、支援体制もまだまだこれからだということから、支援者がアスペルガー症候群という、「障碍」すなわち「生きにくさ」に関してあまり理解できていないのではと思うことも多々あるということもわかった。

今年はどういう年になるのだろう。
少しでも発達障害への理解に関して前進があればと願って止まない。
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コメント

賀正
クマさん、あけましておめでとうございます。

横浜でさえ、偉大なる遠方の拙者に大阪は天竺と変わらぬ距離です。が、機会を見つけお嬢さんの顔を見にうかがいます。

今年、狸穴に光あれ。v-76

謹賀新年
私も神経症で、お薬呑みながらですが、えっちらおっちら
やっております。
息子も自閉+PTSD等で、治療中です。でも、天真爛漫、トラブルとトラブルの合間には、とても元気です。

ご多幸多きこと、お互いに、お祈り申し上げます。

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アスペルガー症候群
アスペルガー症候群アスペルガー症候群(あすぺるがーしょうこうぐん:AS)は発達障害の一種であり、一般的には「知的障害がない自閉症」とされている。精神医学において頻用されるアメリカ精神医学会の診断基準 (DSM-IV-TR) ではアスペルガー障害と呼ぶ
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