いざ書類の準備を整え、さて、トイレに行って着替えようとトイレめざし、母屋に行くと、この寒空の中、母屋の裏口が開けっぱなしになっている。
いぶかしく思いながら入ると、半同居の夫の姉、wizerdが茶の間に座り込んでいる。
「いやあ、こけてしもたん、うごかれへん、腫れてへんかな」
「腫れてますよ…思いきり」…足首近くが思いきり腫れていた
「とっちゃん(夫の兄、wizerdの弟)に電話してもつながらへん…救急車でいかなあかんかなあ」
「全然立てませんか」
「うん、たたれへん」
「折れてるかもしれませんねえ」
「…、いや、えらいことなってしもた…」
裏口の敷居をまたぐとき、忘れていた新聞をとろうとちょっと急ごうとして思いきりつまずき、敷居のレールに足を強打しながら転んだらしい。こけてそのまま何とかはいずりながら茶の間にあがり、湿布をはって呆然としていたのだ。
我が家の敷居、老人に優しくない10センチは優にあろうという代物である。
結局夫の兄(リタイアして悠々自適の人)に連絡が付き、車で10分ほどの病院に連れて行ってもらう。
仕方ないので付き添っていったが、
重量級の体格ゆえ、車に乗るまでだけでも四苦八苦。
病院に付き、車いすにのって一安心…だが、診察の結果は案の定、足首の2ヶ所の骨の骨折で即ギブス固定の上即入院、来週の初めには手術することに。
敷居が与えた衝撃は重量級70余才の骨を破壊するに十分な衝撃だったようだ。
手術自体は2時間ほどで終わるもので、術後3日もすれば退院できるのだそうだが、私は頭がクラクラしてきた。
そうなのだ、退院後、ギブスを外すまで、松葉杖生活!!
おまけに我が家はバリアフリーどころかバリアだらけの築ン百年の家である。
ところで我が家とwizerdの関係、普段、台所を共用するものの、生活自体は全く別々にやっている。寝起き、食事から何から何まで別々である。
そんな中で重量級のwizerdが長期のギブス生活!!
あり得ない!というかほぼ不可能に近い!
トイレ一つ、えらく苦労するのに…
(昨年春、半月夫がギブス生活したのでもう実感!である)
掃除・洗濯・炊事・介護…っ全部私の肩にのしかかりそうな悪い予感が…
私自身がヘルパーがいるかって状態なのにもかかわらず…である。
ご当人はいたって楽天的に考えてこれを機会に介護保険で手すりの一つもつけてもらおうってなことを気軽に口にしている…
我が家の平穏はwizerdが退院するまでか…
ああ、たいへんだあ!!
絶叫するしかない。
たいへんだあ!
とりあえず、月曜になったら仕切直しで市役所に障害者手帳を取りに行って、ついでにこれからどうしたらいいか相談でもしてみるか…とほほ
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