書籍 自閉症・アスペルガー症候群 RDI「対人関係発達指導法」

久々に気になる本を発見した。

自閉症・アスペルガー症候群 RDI「対人関係発達指導法」
という本だ。



RDI「対人関係発達指導法」




実はまだ読んでいない。
以下にあげる二つのBlogで感想を読んだだけだ。

アスペルガー社会人のBlog
アスペルガーな日常

楽天ブックスにある同書の紹介を見ると
「社会性の障害の克服に真正面から取り組む系統的なプログラム」

とのことだが、既に私のひん曲がった脳みそにはちょっとひっかかってしまうのだ。


果たして「社会性の障害」は克服されるべきものなのだろうか?という事。


そして「克服?」が定型発達者的「存在不安」を引き起こすことがないのか、という点。


そう、わたしは定型発達者は常時「存在不安」をもっていると考えている。


まあ、自閉者と定型発達者との違いについてはある程度詳しく書いてありそうなので読んでみることにして注文してみた。


読んでみたらまた記事にするつもり。
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コメント

存在不安
はじめまして、いつも読み逃げしているれいんぼのははと申します。
私も発達障害圏内の人間です。

ところで↑面白そうな本ですね。
私は定型発達という「異文化」を知っておくことは損にはならないと思います。
ただ、それが「正常」であるというふうに思い込むと、「存在不安」というより「存在不安を感じるべきである」という強迫観念に悩まされる可能性はあると思いますね。
RE:存在不安
れいんぼのははさん、はじめまして。まいど読み逃げありがとうございます。

先ほど本が届いたので(早い!)ちらちら眺めています。

海外のもの特有の表現がなかなか難物で読みやすくはないです。

所属とアイデンティティの関係がちょっと気になる感じがします。

くわしくはまた今度。
トラックバックさせてもらいました。
はじめまして。実はよく読み逃げしてました。TBさせてもらいました。

「存在不安」に関しては、p97にプログラムを受けたせいで不安に陥っているロジャーの実例が載っています。

私にとっては、この本で定型発達者の成長過程を知ることが、定型の次男と付き合うのにとても役に立ちました。


この本で引用されていたオリヴァー・サックスの「火星の人類学者」のテンプル・グランディンの項で
「じっさい、自閉症のひとたちの一部は、緩和できない強烈な異質感をもつあまり、なかば冗談に自分たちは別の種なのだと思うという。彼らに言わせれば、自閉症は特殊な医学的状態で、症候群として病理現象扱いされるとしても、それと同時にある全的なあり方、まったく異なった存在の態様あるいはアイデンティティとして見るべきであり、そこを意識し、誇りをもつ必要があるという。」
とあって、狸穴猫さんが言いたいのはこういうことかな、と思いました。
TB有難うございました
こんばんは。TB有難うございました。
本当に読みづらい本で自分も読み終わるまで1週間かかりましたが、読破するだけの価値ある本だと思いました。
自分にとっては同僚の取る行動の意味が分かったことが大きかったです。
社会性の障害が克服されるべきか、については難しいですね。多様性が認められる場であれば自閉のままのほうが幸せに暮らせそうな気も致します。
riemitさんへ
はじめまして、TBありがとうございます。こちらからもTB送信したはずなんですが、うまくいってないのかなあ。
なんかね、この本で目標としているものが定型的コミュニケーションのあり方の獲得であるということにちょっと違和感を感じるんです。



とうふさんへ
こんにちは。勝手にリンクさせてもらっています。すいません。
そうなんです。役に立つ本だとは思うんですが、どうも「克服」がねえ…。日々自閉に囲まれた我が家のような生活環境にいると、自閉には自閉のコミュニケーションがあるような気もするんです。なぜか家の中ではコミュニケーションで不自由しないんですから。
もう1個TBしました。
「RDI」に毒された頭を中和してくれる本を見つけたので、紹介文をTBさせてもらいました。

>こちらからもTB送信したはずなんですが、うまくいってないのかなあ。

私の方のブログでスパム対策のためにTBを「エキサイトブログユーザー」に限定しているせいだと思います。すみませんでした。
スパム対策って他に何か有効な手がないかと思ったりもするのですが・・・。

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定型(たぶん)の次男が教えてくれること
監修の杉山登志郎氏が「この本の登場によって、わが国の自閉症スペクトラムの治療に新しい地平が開かれたことを実感する。」と、絶賛しているRDIの本を今読んでいる。まだ読み途中だが、自閉症者が欠くとされる「経験共有」の理解を、基礎から体系的に教えるという手法で
オリヴァー・サックス「火星の人類学者」
 副題は「脳神経科医と7人の奇妙な患者」。7つの短編が収められている感じの本だ。私は、「今読んでいる本」に影響を受けやすい。ほぼ洗脳されたようになってしまう。他の本を読めばまた違う洗脳を受けるので、影響は言動がころころ変わるくらいだが、最近「RDI」の本
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