2 発病×2
その1
K市に引っ越してから2ヶ月。ヒイロ(当時2才)が喘息を発病した。
熱を出し、ぜいぜいいっているヒイロの脇で、私は夫(元)の仕事の手伝いのプリントのチェックをしていた。
そして、なにやら様子が変なのに気づき、近所の小児科の門を慌ててくぐった。
「こりゃいかん、うちではダメだ、すぐ日赤に行きなさい、自転車はうちにおいていっていいから、タクシー呼ぶよ」
医師は自ら電話をとり、タクシーを呼んでくれた。
日赤病院の救急外来につき、受付を済ませ、診察室に入ると間もなく。
「喘息です。重症です、器官挿管します」
人工呼吸器をつけられ、小さなヒイロはICUへと運ばれた。
ICUの前の待合室で夫(元)に電話をかけ、待っているとき、気がついた。
情けないことに、カバンの中には”夫(元)に頼まれた教材”が入っていた。
2週間ほどして、ヒイロは退院した。
その後3年間で4回ヒイロは入院し、そのたびに泊まり込みで付き添ったたが、そのたびに、ヒイロには悪いが、「教材作りの手伝いをしなくていい」事で私は解放された気分だった。
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その2
ヒイロの初入院から3ヶ月、夏の終わり頃だったろう。
洗濯物を干そうと腕を上げたら肩に激痛が走った。
これが掌蹠膿疱症性骨関節炎のはじまりだった。
28才の時だった。
医者には「ちょっと早めの40肩ですね」と言われた。
症状は徐々に悪化して、寝るのも辛い日々になるのに一年とかからなかった。
<第3話へつづく>
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事情によりこのシリーズはコメントにお返事できません(たぶん)。ご了承下さい


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