ちょっと切実なな問題に踏み込んでみる
マイペース…それがアスペルガー者にとって必要なことなのは前稿「「マイペース」について考えてみた」で書いたが、
「マイペースであること」を疎まれるということはよくあることである。
原因についての分析は前稿で書いたので細かいことは省略するが、
基本的に
「仕事効率が本当に悪いから」
「定型発達者のユアペース指向に水を指すから」
の二つであると思う。
正直言って、前者はいろいろ対策を練って何とかしていくしかない。
個別の仕事によって、個々のアスペルガー者の特性によって工夫していくしかないから今回はそこにはつっこまない。
が、正直言って「疎まれる」ケースの原因は大半が後者であろう。
つまるところ、感情的ニーズだ。
前稿のコメント欄でも書いたが、
「やる気をそがれたくない」
「目標に向かって一緒にはしっている気分で仕事をしたい」
という定型発達者の感情的ニーズ。
実はこっちへの対処がの方が重要になってくるのではないかと思う。
(9割方こっちだろう…とも思う)
で、これは感情的ニーズであるから、
要は、
「察しようとしている雰囲気」
「やる気があるように(定型発達者に)見える雰囲気)」
「協調性がありそうな雰囲気」
この表出方法を模索し、実践することが定型発達者社会で生きていくために必要なのだと考える。
これらの表出がないと、定型発達者は「不安感」「不信感」などを持ってしまうようである。
はじめから定型者のニーズにあわせるための「演出」だとわかっていれば、「合わせる」ストレスもたいしたことないのではないかともまた思う。
んじゃ、どうしたらいいのか?
想像もつかないという人も多いだろう。
私も若いときは結構悩んだ。
だが、実はそんなに難しくないのではないかという結論に至った。
意外に安直な方法がそれだと気づいたのだ。
「明るい声ではきはきお返事」
「笑顔で応対」
「逐一報告」
この三つを実践していれば、ちょっとやそっと「マイペース」であってもそこをつつかれないというのが私の経験から得た結論である。
ここはトレーニングでいかようにもなる。
マイペースを真に守れる場所を探して、そこで活動するという方法もあるが、この世は定型発達者社会である。
相手不信感や不安感を抱かせないための「スキル」として身につけておくに越したことはないだろう。
そして、家に帰ったら、十分使った顔の筋肉をいたわり、そのスキルを使っている自分をほめてあげていいんじゃないだろうか。
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前稿「マイペースについて考えてみる」+本稿がほぼ自助会のショートスピーチで話した内容です。
もったいないので後半をこのブログでも公開しておくことにしました。
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