ちょっと発達障害の本の中では異色な本である。
![]() | 大人の発達障害―アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (2009/03/14) 備瀬 哲弘 商品詳細を見る |
著者はクリニックを開いている医師。
発達障害の実例を、周りの困り感を含めて10例ほどリアルに表現してある本である。
もちろん、発達障害の概念などについては一応の解説はあるが、この本のメイン部分は実例のリアルさと、それに対する解説である。
読み物としてもおもしろい。
リアルさ、特に著者自身の困惑具合がコミカルに感じられるほどだ。
だが、真面目さも十分なので嫌な感じは全くしない。
筆致も軽く、ぱぱ~っと読める。
発達障害者が周囲の協力を得ていく過程などを読むと、「世の中捨てたもんじゃないな」とも思う。
発達障害をなぜ社会が理解したほうがいいのかと言った観点も含まれており、特に家族や人を雇用する立場の人に読んで欲しい本である。
当事者にとっても、当事者が気をつけたらいい部分が「他人の話」ならわかりやすいかもしれない。
本人向けの支援の求め方、巻末にAQテストなどもある。

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というわけで、
恐縮なんですが
お一つ
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