アスペルガー症候群、それは障害か、脳タイプか?(1)

暑さがぶり返して秋の虫の勢いが少し低迷中、

私のテンションも連休忙しかっただけなので下がり中。

連休中何をやっていたかというと、
家の片付けに精を出したらゴミの山ができた…
なにせ数十年以上ため込み続けた家である。
やっと私がいじれるようになったのが2年前。
冷暖房不要の時期に片付けをするのだが、手強い。

それから逃避するようにお取り寄せサイトの記事書きをしていた。
まったくもって逃避以外の何ものでもない。
秋は収穫の秋、旨い物が目白押しなので書くことは山ほど。

しかし…疲れる。
連休で保育所が休みなのが痛かった。


そんなわけで、秋の虫と泥団子に関するコメントへのお返事はオミットさせていただくことにしたい。
ごめんなさい。





さて、今日の本題。


夏休みの宿題にそろそろけりをつける気になった。
シリーズになるのでよろしく。


拍手コメントの方で問題提起をいただいた。
以下引用。

===============
私の読んだ本では、アスペルガーは脳タイプが違うということ。私は血液型みたいなものと理解しました。あるいはRH-のような。ただ、それにしてもアスペルガー型の脳タイプはメリットが少ないので、やはり障害なのかなと思いますが…猫さんの見解を教えていただけたらな、と思います。

なつこさん 08/21 22:12
===============

結論から言ってしまう。


「障害」だと私は思う。
そして、「障害」だと考える。

で、ここでなぜ「思う」「考える」を分けたかというと…


自分が生活していく上で不都合がさまざまにあるので、その実感からは「思う」ということになる。

そして、医学的な知識やら、最近の脳科学で解明されてきた事象からは「考える」ということになる。


・私は人の顔が覚えられない。そしてどうやらそれはアスペルガー症候群の特徴の一つらしいということ。

人の顔が覚えられない(1)
人の顔が覚えられない(2)

どうみても尋常じゃない。この現象はどっか脳に障害があるとしか思えないのだ。


・音声過敏…私は、時折音声過敏に悩まされる。普通なら気にならないらしい音声をシャットダウンしたくてしょうがない時がある。(実際シャットダウンしてしまうのだが…)また、こうして脳みそを使う作業をするときも家族が寝静まってからしかできない。
さらに、音声のうるさい中で何かすると、翌日かなりぐったり来る。
やっぱりこれも脳に何らかの障害がありそうだ。


・同時に二つ以上のことを指示されるとパニクる。…「え、え、何、何???…」となり固まってしまうのだ。亭主に言わせると、「何でそこらの事務のおばちゃんが困らんことでこまるんやろ?」というレベルらしい。
かいつまんで言えば、こうやって書いている文章レベルと生活行動との乖離度が高いというのだ。
そう言われてみれば、やっぱり脳の障害っぽい。


・掃除が異様に苦手である。…と言うより、実は、片付けの方向性が決まらないまま、掃除だけをやるということが難しい。うちには片付けられない女(Wizerd:夫の姉、ちょっと前まで半同居していた、詳しくはWizerdで検索を)の残していった荷物がまだ山ほどある。その処理が2年半たった今も懸案のままだ。…この状況はやっぱり尋常ではない。


・時間感覚がおかしい。
無いに近い…。時間のたつのを忘れるという表現があるが、年中忘れている。私の脳内時計は果たしてあるんだろうか???


つまり、脳のタイプ、とか、個性で片付けられるほど生やさしいもんじゃないというのが実感なのだ。要は毎日の生活がサバイバルゲームというところ。


どうやら、周囲の様子を窺うと、これって普通ではないらしい。


というわけでアスペルガー症候群は障害であると思う。


しかし、上記のような症状が少なく、コミュニケーション障害や社会性の障害などが主である人を考えてみると障害か個性(脳タイプ)かを問われたら、ううううんとうなってしまうのかもしれない。

とも考えた。



というところで次回に続く。


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コメント

続きが気になります~~
お宝探し?ゴミの山?と格闘されていたんですね~

社会性とコミュニケーションの問題は社会人として生きていく上でとても大切な部分であって、そこの部分が苦手であるとあらゆることに影響がある・・・とは思います。
でも、正直な事を書くと発達障害の症状の中でのある種の過敏性や鈍磨・・・目に見えるものが違って見える(自分が見ているものがみなと同じとはいいきれない。顔が覚えられないとかと同じ・・・色が見えすぎたり、とか・・・)
これれはやはり障害(多数派から見た)であると思います。
聴覚障害の人が多数派の世界では音が聞こえる方がマイノリティーだし・・・障害と呼ばれているかもしれない。。。
などと考えております。

コミュニケーション自体だって、感じ方の違いから起こるものが多いのだし・・・

つづき。まってます~~~
障害か?と問われたら、自分も障害である、と回答しますね。

ただ、「障害」とは誰でもなりうるものである、と言えます。

日経ビジネス誌のサイトでスウェーデンの企業SAMHALLに関する記述がありました。
この企業についてはサイトをご覧頂きたいのですが、その中に印象的な一場面がありました。

SAMHALLの視察に来た日本人に対し、同社の幹部がこう言ったといいます。
「ところであなたはスウェーデン語が話せませんね。・・・ということは、ここではあなたは障害者なのですよ。スウェーデン語による意思疎通が出来ないというね。」

これを読んだとき、文字通り衝撃を受けました。
私も
アスペルガー症候群について……私はアイコンタクトはわかりますが、極めてアスペルガー症候群に寄り気味ではあります。
軽度の、と言えば、間違いなくアスペルガー症候群だと言いたくなります。

しかし、私は一応精神病だから、私個人はボーダーラインという障がい者の中のアスペルガー症候群タイプの脳。ととれますね。
障害に1票。
私も、障害だと思います。。。

周りの人がいやと感じないことがとても不快だったり、それが分かってもらえなくてストレスで病気になってしまったり。。。

特に、感覚の異常が時には命を脅かすこともあるし。。。

これを個性で片付けるにはちょっとしんどい気がします。
ご回答ありがとうございます
お久しぶりです。宿題に関わることでしかコメントしなくてごめんなさい。

猫狸穴さんを含め、ほとんどの方が障害であるという意見のようですね。診断してないので、もしかしたら自分はアスペルガーではないかもしれないと思いました。

①人の顔が覚えられない について

私も苦手です。しかし、3時間程度面と向かって話して全て忘れることは恐らくないと思います。

②感覚の過敏 これはあまりありません

③同時に2つのことができない

これは必ず職場で指摘されます。よくフリーズします。

④掃除ができない

出来ません。一人暮らしですが日に日に荒れていきます。

⑤時間の感覚がない

ないですが、年中ないというほどでもありません。

ないです。フリーズしたまま時間が経過することがよくあります。

どれをとっても猫狸穴さんほどの困難さはないように思います。しかし、世間一般のレベルにはないようです。

確かに、コミュニケーションや社会性の障害が主なように思います。境界型かもしれません。だから脳のタイプで納得してしまうのかも。

シリーズの続きを期待しています。
一部訂正します
⑤時間の感覚がない

ないです。フリーズしたまま時間が経過することがよくあります。ですが、年中ないというほどでもありません。
Re: 続きが気になります~~
続き、もうちょっとだけ待ってくださいね~。

ホント、感じ方の違い…ってのは扱いが厄介だと思います。
いろんなところでハードルになっちゃうんですがね~。
FP2さんへ
うーん、社会的なハードル=障害という見方なんですね。
この意味では社会的障害も障害のうちにいれるべきかな~。
RE:私も
たけさん、こんばんは。

脳タイプと障害と…見方はさまざまですねえ。

個別に見たら、いろいろなんでしょうが…。


Re: 障害に1票。

> 特に、感覚の異常が時には命を脅かすこともあるし。。。

これ、でかいですねえ。
敏感ならまだしもその逆の場合もありますし…

って、私、いつも知らぬ間にどこかにぶつかってアザがたえませんが…。

Re: ご回答ありがとうございます
なつこさん、こんにちは。
ご登場ありがとうございます。

宿題いただいて以来、この問題、頭からはなれないんですわ。
続き、ちょっとお待ちくださいね。


印象の差?
狸穴猫さんの引っ掛かりは、『ASの問題を(作為的に)矮小化されたり過小評価される事への恐れ』なのかなと感じます。

『障害』と比べれば『脳タイプ』という言葉はかなりポジティブな印象を受けますし、使いようによっては意図的に『アスペルガー症候群なんて障害はないんだ』なんてミスリードを誘う事もできそうですから。
当事者もしくは支援者が、ポジティブな印象を与えるために『脳タイプ』という言葉を使う事で、期せずして周囲に誤解を与えるなんて事もありそうです。

的外れなコメントだったらすいません。
まうさんに一票。
こんにちは。

狸穴猫さんの名前を猫狸穴さんと間違えていて本当にごめんなさい!

まうさんのコメント的確だと思います。確かに、狸穴猫さんのブログを見ていると、脳タイプで片付けられるほど生易しいものでないし、脳タイプとすることでその困難さが覆い隠されてしまう危険性があると感じます。

それに、(低機能)自閉症は明らかに障害のように見えます。従って、知能が高く一見すると定型発達者と同じように見えるアスペルガーも、自閉症障害の延長線上にあるので(自閉症スペクトラムに含まれるので)、脳タイプというと自閉症も脳タイプになるのかという話になりますよね。(…回りくどい言い方で分かりにくくてすみません…)。

最近では、障害者と言う言葉は差別的だから「特別なニーズを持った人」とか「障碍者(障害を乗り越える人、の意)」と言った表現が適切という意見もあります。私も、「アスペルガーかも」と思った時に自分を「障害者」と捉えるのは抵抗を感じましたが、脳タイプと考えるとすんなり受け入れられる気がしました。

アスペルガーも「耳の聞こえない人」「目の見えない人」と同列に、生活に支援を必要とする「障碍者」と捉えることが出来るのでは、と思います。

障害への偏見をなくす視点から捉えるのか、アスペルガー障害への理解を深める視点から捉えるのかでも違ってくる、微妙なテーマですね。
障害とタイプ
狸穴猫さんのテーマへの検証が途中なのですが
「障害」というからには、医学的な根拠があり当事者と周囲との歴然とした違いや困難が生じますよね。

アスペルガーの場合、その人の「どこを」障害とするのかタイプとするのかが、しろうと目には非常に解りにくいし、過集中ひとつをとっても、定型者の研究肌の人の集中具合と似ていて、グレーゾーンの幅も広く、混乱や混合するところは多いと思います。

ただ、これは客観的無な視点であり、現実の生きにくさ、関わりにくさ、苦痛の度合いが「自覚できるかできないか」「自分でコントロールできるか・できないか」で、両方が出来ないのであれば、それはその人の罪ではなく障害として支援の対象になると思います。

タイプ・・というだけでは支援の対象になりません。

私は最近「更年期障害」と診断されました。
それなりの苦痛や、仕事の無自覚なミスが多発して「自分で自分が解らないコントロール不能」の事態になりました。
で・・・「私は障害を持ったんだ」とこれだけを自覚して、周囲に自己説明をしてSOSを出して、周囲がいろいろフォローしてくれている中で、仕事を維持しています。
更年期障害も外見からは解らないので「たるんでいる」「気をつければミスは繰り返さないはず」と誤解を受けてしまいます。

「気はつけているつもりなんですが気がつかない」なので、「こういうところを助けて下さい」という立場になった時点で「障害」だと思うんです。

自分が今まで無関係だと思っていた「障害」というものを実際に持ってみるとタイプというものとは全然違うものなんだと実感しました。

タイプとは?
『タイプ』という言葉自体は、障害を否定しないですね。『脳のタイプ差が現状では障害となっている』という解釈ができますから。おそらく、使い方としては、『エイリアン』や『異文化』と同じなのだと思います。自嘲(優越?)や適応不全といった意味合いはかなり削がれていますが…。

ただ、『タイプ』という言葉でASの中核症状(三つ組み)は解釈できても、感覚過敏などは解釈できないのも事実だと思います。これらは外部環境への適応不全というより、内部的な機能不全と言った意味合いの方が強く、原因を外部に求めることが難しいですから。

そういった意味では、感覚過敏をASの合併症状と捕らえるより、並列する別個の障害と捉えた方がいいのかも知れません。そうならば、ASや自閉症という概念より上位の統合的な概念が必要になってくると思います。(例えば、『先天性脳機能障害』といった障害名とか。)
私はASは定型とは異なる脳タイプだと思いますが、同時にそれが障害になってると思います。

前に見たテレビでサルみたいに四足歩行しかできない兄弟が出てきたんですけど、昔は人間の祖先も四足歩行をしてたわけだから、一種の先祖返りなのかもしれませんが、実際問題実生活で二足歩行ができないとまずまっとうな生活はできませんよね。ASにも同じことがいえると思います。
類似の発達障害でも読字障害というのがあるけど、読字障害も文字がない時代なら障害にはならなかったように、複雑なコミュニケーションに対応できない原始的な脳タイプのASも結果的に障害になってると思います。

うまくはいえないけど、脳をパソコンに喩えると正常な人間ならインターネットからWindows95から98→2000→XP→VistaといったようにOSを自動的に更新できるのに、ASはインターネットに接続しておらずOSをインストールできない旧式パソコンのPC98のような旧型脳であるように思います。

Re: 印象の差?
うーん、それもあるんですが、なんつーか、その、何で当事者がタイプといった方が受容しやすいケースがあるかですねえ。私としては不思議なんです。
Re: 障害とタイプ
マルマルさん、こんにちは。
更年期障害も周囲から理解されにくくて大変ですね。
お大事になさってください。

発達障害のケースでは周囲からの理解に加え、当事者に困難が実感できづらいのが他の障害と違うところなのだと思います。
Re: まうさんに一票。
なつこさん、こんにちは。

名前の件、お気になさらずに。

障害のがいの字はどうでもいいことだと思います。
生きていくのに障害物があるから障害者と考えればいいことだし。

他の方へのお返事にも書きましたが、外部からの偏見とかの視点で気になっているのではないのです。むしろ当事者の持つ感覚の方かな。




Re: タイプとは?
私も自閉症スペクトラムって障害名がなんだかちょっと違うような気は私もします。
高次脳機能障害に近いような気がします。
アスペルギルスさんへ
人間が社会性を獲得した時点で障害になったろうから、読字障害よりはかなり古い時代からあるのかもと思いました。
と、同時に、種のなかで遺伝子が保持されて来たことを考えると、社会維持のために必要な遺伝子なのかもしれません。

ワーキングメモリーやキャッシュメモリが極端に少ないコンピュータとよくたとえられますね。

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