自閉症スペクトラム指数からさらに考える。

自閉症スペクトラム指数:AQ(日本語版)なるものを見つけたという話しは既に別の記事 に書いた。

ところでこの自閉症スペクトラム指数というもの、自閉症が正常圏をも内包する連続的なスペクトルとして捕らえることができる可能性のより一層の進歩を示すものとして重要であると考えられる。

アスペルガー症候群・広汎性発達障害など知的発達の遅れのない自閉圏の障害の診断の目安となることは言うまでもないことであるが、上記に当てはまらない健常圏内においても、この数値、ある程度の利用が可能なのではないかと思われるのである。

家族間・社内等で起こる潜在的ストレスに関するものに応用可能なのではないのかと私は考えてしまうのだ。

そもそも、家族間においても会社等の社会においても人間関係が存在する以上、「合う・合わない」というのは大いにある。いわゆる「相性」である。

相互にストレスが生じづらい関係は「相性がいい」ということになるのだろう。これは興味や関心や趣味の一致性とはあまり無関係ではないかと思うのである。

さて、ここで我が家におけるAQの数値であるが、私が45、夫が40、息子が38である(娘はまだ小さいので測れない)。典型的な総員アスペルガー家庭である、そしてAQの最大のスコア差が7である。アスペルガー独特の現象は当家に置いては多々生じる。しかしながら。自慢じゃないが、当家において対人ストレスは非常に少ないように思うのだ。「居るのがごく自然」という感覚である。

だが、各種アスペルガー関係の掲示板等を見ていくにつけ、ストレスの高い人間関係に悩んでいる人の多さに驚いてしまう。

掲示板を二つ三つ紹介しておこう
配偶者の会井戸端掲示板
(社)自閉症協会の掲示板
疾風トホホサーカス団の掲示板


そこでちょっと考えてしまったのだ。AQスコア差の少ない間では相手の反応理解にストレスが少なく、逆にスコアの差の大きい同志では相手の反応の理解に関してストレスが高くなるのではないだろうかと。


もちろん、アスペルガー症候群の者に生じがちな二次障害の有無によってもそのストレスの多少は変化するであろうが、基本的にはスコア差の問題に帰着する可能性は否定できる者ではないだろう。


念のため、私は単なるアスペルガーしょうがいを持つ者であって専門家ではないということを書き添えておく。

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コメント

掲示板にリンクした事管理人さんから許可頂いていらっしゃいますか?
どういう意図でリンクされているのかわからないのですが、興味本位ならばやめた方が良いような気がするのですが。
あなたのブログに興味をもたれている方の中に自閉圏当事者の方もいらっしゃるかもしれません。
あなたもフラッシュバックの辛さをご存知ならばご配慮願えないでしょうか?
掲示板へのりんくについて
nanasi様

基本的にWEB上のリンクは自由だと考えておりますのであえて許可をとるということはしておりません。

私自身も含め、家中揃って自閉圏の当事者です。

二次障害や、家族の苦しみは痛いほどわかります。その原因に何らかのアプローチができるのではと、あえて「掲示板」を紹介させて頂きました。

ご家族間のコミュニケーションのありようの差が存在するということ自体がかなり重要な事実かと私には思えるのです。

ご理解頂きたく思います。

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