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毎度になるが、一応、女史の講演の動画のURLを貼り付けておこう
テンプル・グランディン 世界はあらゆる脳を必要としている(動画)
さて、さっそくはじめよう。
アスペルガー症候群者が社会のどこに立って活動するのが適切なのか?
その指針というのが残念ながら出回っていない。
グランディン女史が講演中で挙げた職業というのは、プログラマー、学者、ジャーナリストなど、(少なくとも一部領域において)かなり高知能のアスペルガー者に限局して可能な職業だ。
グランディン女史はこんな本も出している。
![]() | アスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワーク (2008/06/17) テンプル グランディンケイト ダフィー 商品詳細を見る |
良くできた本だと思う。(アメリカ社会が前提ならばという限定つきだが)
職業探しの実際などは、とても参考になる。
目から鱗の部分も結構あった。
が、
職業カタログは高知能が要求される職業が並んでいる。
(まあ、女史はギフテッド児を主とした対象にしているんだから当然といえば当然だろうけど)
となると…
これを天才(予備軍)でないアスペルガー当事者が「金科玉条」のように思ってしまうと
「そんなにオレ才能ないよ」
「こんな事、私にはできない~」
ってな具合になってしまいやすいだろう。
二次的鬱の原因にもなりかねない。
年齢がいっていれば「現実的に不可能」と判断せざるを得ない場合も多い。
(アスペルガー児の親にとっては嬉しい本かもしれない…夢が見られますから)
とにかくそのハードルの高さにへこんでしまうアスペルガー当事者も少なくないだろう。
かといって適切な指針となるべき地図がない。
ならば作ってしまえ。
と思ったらこんなんできましたぁ。
(図がうまく書けない…3軸のグラフのつもり)

この中でどこに自分が位置するかがすなわち社会的(職業)適性ということになるだろう。
できればこれを計量化して、各種職業と結びつけておけばいい。
現状の位置がある場合(就業等している場合)
「適性の位置→現状の位置」のベクトルが「負荷ベクトル」ということになり、
その逆のベクトルが支援に必要な「支援ベクトル」となる。
(※注:この支援ベクトルには自助努力の分も含まれる)
だが、さすがにこれ以上は私の手に余る。なにせ心理測定法に関しては専門的的知識がない。
計量化された評価システムを専門家が作ってくれるのを期待する。
(ac.jpドメインからお越しの研究者、院生のみなさん、よろしく!)
ま、当座、各職業の専門家の意見を聞きながら、各軸6~10段階程度で、半定量的に順位決めだけして作るってのも一つの手だろう。3次元なので1行3列の行列としてパソコンでの整理が必要かなあ…。(でないとビジュアルに結果を見れないし)
というわけで、立ち位置を見つける為の指針作りの指針?を提案してみたところで本稿終わり。
<でも、まだ続くよん>
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おまけ
ときどき、息子や友人に
「あんたってどういう風にモノを考えてるんだ?」
って聞かれるんですが、だいたい2~3次元のグラフとか、その中の散布図やベクトルとかで考えてます。
統計って大好きです。
正規分布のグラフとか、シグモイドのグラフとかってきれいで好き♪

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