この本はまったくおすすめできない。
NHKのラジオ番組(たしかラジオ朝一番)で紹介されていたのをタヌキがトラックを運転しながら聞いていて、私に発注依頼したのでamazonに注文。
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で…届いて読んで
おい、なんだこりゃ!
だった。
「発達障害は治る」と堂々と書いてある。
で、よくよくその中身をよめば…、二次的なうつ症状に治療が可能であることと、
リタリンがADHDの多動症状に効くという話である。
著者自身がADHDだと書いてあるが、経験談などはまるでというほど書いていない。
さらに「ライフスキルのアップを」と書いてあるものの、
著者自身が「生活はすべて妻まかせ」と恥ずかしげもなく書いているのだから説得力に乏しい。
「こういう人は発達障害」
と、社会的に適応できていない例をタイプわけして多数挙げてだけあり、
対策は、
「対人スキルを身につけましょう」
「良き理解者を得ましょう」
「薬をのめば周囲は平和に」
では、「要注意人物のピックアップ」(=排除・差別)目的で使われかねない本であるといえるのではないだろうか。
とにかくこの夏一番の「買って損した感」のある本であった。
ただ、この本がラジオで紹介されるあたり、定型発達者には「こういうのが発達障害」とすっぱり切るタイプの本が受けいれやすいんだろうなとも思った。

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え、タヌキはって?
結局読んでません。
…
ま、それはともかく
ぼちっと↑
おひとつ