っつうか、いつまで続くんだ…といいたい!
出かけるのにも暑すぎる…んじゃ家に籠もって何をするかというと読書である。
おかげで本代がかさむこと…、
私はろくに服や装飾品に金をかける趣味はないので本くらい、ま、いっか。
さて、今日紹介する本は、ちょっと私の紹介するもののの中では異色である。
どこが?というと、この本は、カナータイプの自閉症療育に関する本であるからだ。
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え、なんで?
ここはアスペルガーライフだから、カナータイプの自閉症は関係ないじゃない?
とお思いのことだろう。
だが、この本は子どもを療育していく上での大きなヒントがたくさん入っている。
「自閉症療育プロジェクトX」
「自閉症療育と家族の物語」
という感じで、物語に近い形で書かれているので定型発達の方には読みやすいだろう。
著者は「そらパパ」のペンネームで「お父さんのそらまめ式自閉症療育」というブログを書かれている藤居学氏
お父さんのそらまめ式自閉症療育のブログはこちら
さて、なかみについて、
診断名が親に告げられてから、どうやって気持ちを立て直して行ったか、療育をどうかんがえて構築していったか…など、参考になる部分がたくさんある。
障害児のいる家庭での父親の役割という部分も見逃せない。
さらに、この本はちょっと別の読み方ができる。
基本的にカナー児の療育を前提に書いてある本なので、比較していくことによって、高機能児の療育がどういった性質を持つかを浮き彫りにしてくれるのだ。
大ざっぱに書けば、
カナー児の療育が継続型のプロジェクトであるとすれば、
アスペルガー児の療育はより段階的、戦略的プロジェクトであるということが
浮き彫りになってくる。
当然、目標とするところの違いもまた明確になってくる。
違いだけではない。アスペルガー児にも役立つ、TEACCHやABAの具体的手法の解説もある。
というわけで、
1.療育考え方と家族の関わりの例を読む。
2.アスペ児の療育との違いを読む
3.具体的手法について読む。
と、一冊で三つの読み方ができる、なかなかおいしい本である。
自閉圏の親御さんには若干読みにくい面があるかもしれない。
それは、結論という形のものがはっきりとはしないからだ。
ただ、それをわかっていて読めば得るところは大きいだろう。

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なんですが、
ぼちっと↑
おひとつ!
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