「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉を信じて、猛暑に耐えよう。
ミチャポンもお彼岸を楽しみにしていることだし(おはぎづくりが目当てだが)…。
さて、今日紹介する本は、
『子どもが発達障害?と思ったら-ペアレンティングの秘訣』服巻智子著
という本である。
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自閉症療育で有名な佐賀の「NPO法人それいゆ」の統括ディレクター服巻智子氏の著書である。
この本は発達障害に関する解説本ではない。
サブタイトルに「ペアレンティングの秘訣」とあるように発達障害のお子さんをお持ちのお母さん方の悩みをサポートするため知恵を集めた本である。
子どもが発達障害ではないかと思った時からはじまって、主に幼児期・学童期の発達障害児を持つお母さんに降りかかるさまざまな課題をどう乗り越えていくか?
診断にたどり着くまでの道筋、そして、診断をどう考えていったらいいのか?
発達障害児との日々の暮らしにおいて、どういったことに注意していけばいいのか?
家庭でもできる療育の工夫。園選び・学校選びのコツ。
学校とのつきあい方。サポートブックの作り方。
支援の受け方のいろいろ。家族の生活の工夫のあれこれ。
そして親自身の人生をどう考えて言ったらいいのか?
などについて、非常に平易な書き口でつづられている。
特に孤立しがちな母親の心理・感情面のサポート部分には非常に多くのページが割かれている。
「子どもが発達障害かも?」と思い、母親が「とりあえず何をしたらいいの?」「これからどうなるの?」と不安になった場合に非常に役立つ書籍であるだろう。
但し、この書籍は徹底して定型発達の母親を対象に書かれているので、お父さんには少し物足りない
だろう。また、同じ発達障害児を持つ親でも自分自身がASDなどの場合は読んでシラッとしてしまうかもしれない。
ということで、定型発達のお母さんにはとてもおすすめ度が高い本なのである。

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