アスペルガー症候群者には本当に「人の気持ちがわからない」のか?-その3-

その1はこちら><その2はこちら



今年も残すところあと12日となってしまった。

クリスマスなんて嫌いよ!正月準備の邪魔じゃない!
ケーキだけ買ってきて済まそうよ~!!

という私の主張があっけなく退けられた今年は、忙しさが倍増している。


タヌキはといえばクリスマスソングを新しく買ったトランペットで吹く準備に余念がない。
結果、私が移調譜作りをやらされる…トホホ。


さらに、どういうわけか病院がよい等々、年末準備以外の予定も妙に混み合っている。
障害者手帳の更新手続きまであった…(すっかり忘れていた)


しかし年末はなぜか更新したいものが増えるのだ!


というわけで、なんと本日2本目のエントリだ。
さて、続けよう。


=================


今回は次の三つについて…


4.相手の気持ちが推測できるか?

5.相手の気持ちに配慮した発言・会話が可能か?

6.相手の気持ちに配慮した行動が可能か?




このあたり、どこまでできてどこまでできないのか…、けっこう支援者であってももわからないから、アスペルガー症候群者が誤解を受けやすいのではないかと思う。


4.相手の気持ちが推測できるか?


感覚的に判りにくいという事については前稿で述べたが、さて、感覚的に判りにくいものを感覚以外の手段を用いて判ることができるかということが問題になる。

私の場合は…というと。

「気持ち」「意図」に関する情報が感覚的にはまるで伝わってこないから、とにかく知識と思考を経由していろいろ判別するしかない。「相手の持つ背景等を加味してのの推測」や「ボディランゲージの”知識”」を意図的に総動員して推測し、擬似的に「判る」に近い状態を作り出している。

ま、結論から言えば、「推測は可能」だが思考に負荷が思い切りかかる

といったところだろう。


=========

さて次、

5.相手の気持ちに配慮した発言・会話が可能か?
6.相手の気持ちに配慮した行動が可能か?




この二つは一緒に語ってしまおう。


実は…、難しいが実現は不可能ではないだろうという考えだ。

この作業をアスペルガー症候群者がやろうとすれば、

 a感覚的に判らないものを思考に負荷をかけて「判別」する。
 にプラスして
 b感覚的にあまり持たない「会話パターン」「行動パターン」を覚え込み
 c得られたデータから「当たり障りのないようなパターンを」会話や行動の際に適用していく



ということになるのではないだろうか。


結局、人と会って会話するなんてことをする場合は、相当むりやり集中力を投下しておいてはじめて最低限の情報処理と「当たり障りのないパターン対応」をするのに速度がぎりぎり追っつくか?(いや、それでも何歩ずれるかもしれないが…)という感じである。


正直…やり続けるのはかなり疲れる。


難易度としては 会話<行動 だが、いずれにせよ簡単ではない。


が、定型発達者が多い場で、この作業に手抜きをすると「排除」「ダメだしの嵐」の危険が常につきまとうので、けっこう負荷が高い。


過剰適応になりやすいのもこのあたりだ。


さらに…


「自然でない…正直でない…嘘をついているようだ」という後ろめたさも持ちやすい。


私自身、20代半ばまでは、そういった感覚でいた。
ついでに言えば、正直、何故か笑いたくなる。


どういう事かというと…ある日の我が家の会話を例にあげよう。



 ヒイロ: 風邪引いたかも…。
 狸穴猫: 年末に風邪なんか引かないでよね、うつったら大変じゃない。
 ヒイロ: はいはい。

 ヒイロ: …でも、普通はこういう会話にならないでしょうが。(笑)
 狸穴猫: じゃ、もう一度やるかぁ(笑)
      大丈夫?早めにクスリ飲んで暖かくして寝るのよ!
 ヒイロ: やめろ~、気持ち悪い~。それにやるのはこっちだ!!

 狸穴猫: そうか、じゃ、もう一度やろう。

 狸穴猫: 年末に風邪なんか引かないでよね、うつったら大変じゃない!
 ヒイロ: なんてひどいこと言うんだ!少しは心配くらいしたらどうだ!
 狸穴猫: だめだ、やめよう!腹がよじれる。(笑)
 ヒイロ: 了解(笑)。(…既に腹がよじれている)




どうも定型さん的配慮ある会話?は「わざとらしい」ように感じてしまい、
わが家では笑いののネタになってしまう。

ついでに言うなら、ここに悪気の介在しようがないのは明らかだろう。


と言うことである。




「後ろめたさ」が吹っ切れて、なおかつ適切な訓練を積めば、5も6も「ある程度…最低限」は可能になるアスペルガー症候群者はいるだろう。
(わらいたさをこらえる必要はあるだろうが…)


定型発達者社会にある程度適応しながら社会生活を送るには、その疲れる作業をやっていくことがある程度求められる。


それはまあ、必要なんだろうが、障害の程度に応じては、ある程度その作業を軽減する必要はあるのかもしれない。


とにもかくにも、一瞬の親子漫才ならともかく、
一日中、それも真顔でやっているのはめちゃくちゃ「疲れる」のだ。
(私の場合はまずは半日でダウンだ…)


どこかでそのストレスを解消する必要がある。


負荷ばかりが高くなりすぎれば、心理的に追い詰められる。


そう、二次障害の原因にもなるということだ。


そこで必要なのが「理解者」の存在だ。


定型発達者に「配慮」した行動をとろうとするときにアスペルガー症候群者にかかる「負荷」について、もっと多くの人に理解して欲しいと思ったりする。


特に家族や支援者には是非理解して欲しいところである。

そして家庭内、あるいは支援を受ける際には、あまりその手の負荷のかかる作業が少なくできればベストだろう。


(その点、うちみたいに家族みんなが自閉系というのは楽は楽である、家の中ではストレスフリーなのだから。)



さて、ちょっと散漫になったが、結局言いたいことは何か…といえば、


アスペルガー症候群者にだって「人の気持ちはある」!

だが、定型者とは感覚がおおいに違うために、定型者には「人の気持ちに対し配慮がない」ように見えやすい


ということである。

また、

「定型者の気持ちがわかるように見える」という面でアスペルガー症候群者が社会適応をよくすることは、「心理的、また思考上の負荷の増大との微妙なバランス」の上で成り立っているということを、家族も含めた支援者の皆さんに理解していただければなあと思うのである。


さらに言ってしまえば、
アスペルガー症候群者には「定型発達者にはわかりにくいであろう」感情・感覚もある。

それについて

 素直に表現をすればぶつかる。
 主張を避ければ当たり前と思われる

だけでは、ちょっと寂しいものがあるなあと思うのである。



<本稿終わり>



★さて、ちょっと宣伝
狸穴家の面々がテレビに登場します、見てね!
===========================

◆NHK総合テレビ 2010年12月22日(水)08時15分~
あさイチ キラキラ40コーナー内 
(狸穴猫が出る部分の放映は9時頃の予定…こっちはちょこっとだけ)

◆NHK教育テレビ 2010年12月22日(水)20時~
福祉ネットワーク キラキラ40
人づきあいクライシス-大人の発達障害(1)-

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コメント

こんばんは☆
久々にコメントしてみます。

私はいつも人と対する時、異常にハイテンションになってしまうのですが、多分ハイテンションになると思考の回転が速くなるからなんでしょうね。
で、ハイに歯止めをかけられなくて周りにちょっと落ち着きなさいって言われたりしてしまいます。
…なんの為にテンションあげてんだか…(;^ω^)

私は器用な方なのか、あんまり怒られたりしないけれど(子供の頃姉(定型)に誕生日プレゼントに「エチケット入門」をもらってしまったアタリ、子どもの時はダメだったらしい)、そのハイテンションにすごい負荷がかかって、やっぱり友人と会ったりとかすると後日寝込みますね。

それがなぜか今まで分かってなかったから…。
今は障害の事がわかったし、仲のよいよく会う友達には言ってあるので(そんな障害だったよ、くらい)、これからはあんまりそんな異常なハイテンションにもっていかずに会ってみようと思ってます。

年末ひぢょうにお忙しそうな狸穴猫さん。台所突撃ツイートいつも楽しんでます(笑)
いや、なんかスポーツみたいですやん…。
体調、気をつけてくださいね。
難しい
息子は高機能広汎性発達障害です。多分、夫も同じだと思います。私は2人の心を知りたいです。夫とは心が通じあう関係になりたいのですが、やはり無理なのでしょうか?子供の病気の事や将来の事など、話し合いたいのですが会話になりません。深刻な話になればなるほど、難しいのです。結局、母親である私一人でいつも決めています。
アスペルガー同士だと話し合いも上手くいくのでしょうか?
アスペルガーの人はアスペルガーの人の気持ちは分かりやすいのでしょうか?
私は、夫の気持ちが分かりません。夫以外の人の気持ちの方が分かりやすいのです。
はじめまして
はじめまして。今日のあさイチ拝見しました。
3姉妹の長女(中学3年生)がアスペルガーです。
昨年、児童相談所に併設される診療所でアスペルガーと診断されるまで、何でこの子は他の子と違うんやろうと、悩んだり責めたり、、親子で苦しんでいました。
アスペルガーと診断されてからは、本当に楽でした。。この子は、これでいいんだという安堵感で長女を責めることもなくなり、励ますことが出来るようになりました。

 でもでも、、時々、私が体調が悪く寝込んでいる時に体調を心配してくれることなく「今日の晩ごはんは無いの??」とか「ご飯はどうするの??」と言われた時は、わかってはいるけど、ため息と共に怒りも起こってしまいます。。

まだまだ先は長そうです。



親子漫才(?)我が家もします(^―^)
それの繰り返しで、世間に出たときどうすればいいか?を
少しだけ知れるかな、知ったつもりになっているかな、といった感じです。

番組、朝は見逃したので、晩に見ますね(^―^)
楽しみです。


> 素直に表現をすればぶつかる。
 主張を避ければ当たり前と思われる

だけでは、ちょっと寂しいものがあるなあと思うのである。

うん、寂しいです。
認知の違い
狸穴猫さん、はじめまして。
私は数日前に「どうやら我が家はみな発達障害っぽい」と思うに至ったアラフィフ主婦です。

アスペ的言動という視点で過去の夫の発言を振り返ってみて思い出したことです。

エピソード1
私が妊娠初期で体調が悪かった年末、夫が手伝う気配も無いので、
いらいらしながら、わざとドタバタ音を立てて大掃除をしていたとき。
夫「君は掃除が好きなんだねえ」
私(好きでやってるわけないでしょー。ちょっとは手伝え!)

エピソード2
友人Aさん夫婦と2泊くらいのキャンプに行ったとき、
食事のたびに後片付けを友人夫婦が手際よくやってくれて、夫は一切しなかったので
(当然私はやりました)
私「全部Aさん達にやらせて、あなた一回もやってないでしょ。悪いじゃない。」
夫「えっ。Aさん達、好きだから片付けやってるんでしょ?」

エピソード3
夫の使ったあとの洗面台がいつも水浸しなので、自分が使ったら拭いておくように言ったら、
夫「そういうことは気づいた人がやれば良いことでしょ」
私(今まで一度も気づかなかった人が言うな!)

どうも夫には
「自分がやりたくないことは人もやりたくないだろう。
いやなことを人にやらせるのは悪いから、自分が少しがまんしてやろう。」
という発想は無く、
「率先して動く人はそれが好きだから」と思っていたみたい。

結婚して20年以上、夫の「ぼけ」は空気読めなさすぎ、と怒りを感じてたけど
本人はお笑いをやってるつもりは皆無だったのかも。
きゃるびんさんと同じ気持ちです
アスペルガー症候群のうちの夫もそっくりです。ある教育団体の雪国体験に参加した時に、食事の配膳は参加者達でしました。私達親子が食べ終わると、夫はすっと席を立ち、一人で優雅にお茶入れて飲んでいました。仕方無いので息子の手を引きながら食器片付けていたら、隣の席の女性が片付けてくれました。息子は重度知的障害を伴う自閉症で手を離すと何処に消えるか分からない状況で、食器片付けも命懸けです。夫がお茶飲みに行った方に下繕台があり、食器もプラスチックで重たく有りません。私達家族と隣の女性の分まで片付けてくれてたら、気の利く旦那様と思われて私も嬉しく思えたでしょう。

 私は家事も子育ても健康に行える事に感謝して好きでやっています。そう思わないと気持ちが辛くなります。夫はきゃるびんさんの旦那様の言う通り、好きでやっているとしか思っていないです。だから、労りの言葉無いです。
定型の親切はアスペの不親切? 1
再びきゃるびんです。
協力とか思いやりが問われる場面についてです。

A 自分の仕事が忙しいときや体調が悪いとき、周囲の人に
「大丈夫?手伝いましょうか?」と、言ってもらうとうれしい
B 大変そうにしている人に「手伝いましょうか」と声をかけるのは、
相手を尊重しているというメッセージでもある
C 手伝いを自分から依頼するのは通常は遠慮すべきことだ

D 自分の仕事を手伝われるのは、自分のテリトリーを侵されるようで
不愉快
E 人に何かをして欲しいときは言葉で要求するし、
言葉にしないときは要求は無い


「手伝いましょうか」の声かけをしない人は、
A,B,Cのように感じる人に「人の気持ちがわからない」と
言われてしまうわけですが、
D,Eのように感じる人だけの世の中であれば「手伝いましょうか」
と声をかける人の方が「人の気持ちがわからない」人ですよね。

前記の「認知の違い」に書いた夫の例で言えば、
好きでやっている人の仕事を奪うのは不親切、という考えです。
なまけてるとか、冷たいわけじゃないんです!

このように、アスペさんと定型さんの感じ方が違うがゆえに
「人の気持ちがわからない」と言われてしまうこともあるのでは、
と思った次第です。

長いので次へ
定型の親切はアスペの不親切? 2
私は数週間前からアスペルガーに興味を持つようになり
狸穴猫さんはじめ他の当事者さんのブログを拝見して、
「自分があたりまえと思っていた感覚が当たり前でない」
ことを知って本当にびっくりしています。

自分の自然な感覚を抑えて、
定型さんの気持ちがわかるかのように
ふるまわなければいけないアスペさんの負荷は
いかばかりか、と思います。

「感覚が自分と違う人がいる」とわかって、
夫の言動や、元上司のパワハラのことが
納得できるような気がしています。
私は人の気持ちがわかるか
またまた きゃるびんです
一人で何度もすみません。
マナー違反でしたらご指摘いただけるとありがたいです。

私自身のことを言っておこうと思います。

現在は、
相手の気持ちを推測するのに時間がかかる、とか、
相手の気持ちがわかっても自分が抑えられない
その結果、
気持ちに配慮した行動がとれない
となることがあるように思います。

過去を思い返すと
高校生になっても私の辞書に「相手の気持ち」が無かったような。
体も知能も大人なのに感情は幼児だったのが、
アラフィフになってやっと思春期くらいになった感じがしています。
そんな私でも、元上司(おそらくアスペ)からのハラスメントを除いて
子供の頃からいじめにあった記憶は無いのですが、
いやみを言われたりしても気づかなかっただけかしら。

自分では、私は人の気持ちに配慮した行動がとれなくても
人の表情も読めるし定型の感覚はわかる、
と思ってるわけですが、思ってるだけかもしれません。
自分の感覚が定型的かどうか確かめるのは
なかなかできることではないです。

「定型発達者マニュアル」欲しいです。
まずは狸穴猫さんお勧めの本、読んでみようと思っています。
アスペルガーにも勿論感情はあるけど、脳性麻痺やパーキンソン病患者のように生まれつき表情筋がうまく動かせないから、見た目で他人から誤解されちゃうんですよね。アスペルガー障害の困難は脳性麻痺とかパーキンソン病の困難に通じるものがあるように思います。

あと他人にも感情があるというのは自分には理解できませんね。誰と話していても相手とモニター越しで会話をしているような疎外感を感じてしまうんですよね。何だか相手を赤い血の通った生身の人間として見れなくて。

アスペルガーが他人を思いやれないっていわれてしまうのは、ひとえに気遣いの仕方がズレてるからだと思います。
歯医者に例えると、被せる型が合わなくて今日終わる筈の治療が終わらない。
患者に罵られて、歯医者はこういう。じゃあ今日中に終わらせるので型に合わせるため下の歯を削りましょう。
当然患者はふざけるなと怒りますよね。ふざけるなよ。勝手にミスったのはそっちなのに何でそっちのミスでこっちは悪くもない歯を削らなきゃならないんだと。だけど怒られる方は何で自分が怒られてるのかわからない。
歯医者の話は実際にあったことですが、 思えばアスペルガーのコミュニケーションにも思い当たるふしはあるように思います。
うっかり相手を怒らせてしまい、失敗をフォローしようとしてますます怒らせてしまうのは、知らず知らずの内に前述の歯医者のようなトンチンカンな対応をしてしまってるからかもしれません。
アスペルガーの人間は下手な気遣いをせず、失敗したなと思ったときは下手な言い訳やフォローは避けて取り敢えず自分を押し殺して謝っといた方が無難なように思います。
答えてみます♪
1、感情もちろんあります(笑)
こういう考え方にはショック受けます。

2、もちろん定型者さんにも感情ありますよ~☆

3、細かいところまで探るのは難しいながらも
表情や態度で読み取れます。
言葉はわかりにくいですね。

4、推測はたまに間違えますが全くの的外れは少ない…はずです(笑)

5、時間をかけてメールや手紙ならできますが、とっさには言葉出てきません。
機転の利いた答えを聞いてすごいなと感心しています。
でも嘘っぽくも聞こえています。

6、どうしたらよいか考え過ぎて動けなくなります。
そんな私の状態が周りに誤解を与えてるのにも気付いています。
上司がひょっとしてアスペルガーかなと思って、たどり着きました。職場で「変わった人」と見なされ、みな距離を置いています。私は席が隣なのですが、正直、疲れます。一時期、こちらが鬱になりそうでした。私は気に入られたらしく、子供のような懐き具合(こちらの都合お構いなしに話してくること、適切な身体距離を取ってくれないこと)や、抑揚がなく結論も見えない自説をとうとうと展開されること等…、大変申し訳ないのですが、気持ちが悪いし、だいぶ悩んで疲弊しました。
ただ、彼なりに周囲の情報をかき集め、なんとかうまくやろうとしている姿は痛々しいほどですが、縮こまって目ばかりキョロキョロさせ、トイレに立って帰ってくる私の姿まで目で追われると…。
うまくやりたいなら、皮肉めいたことは言わなければいいのに。
今日は、書類を渡すのに手が触れました。痛かったんですが、謝罪なし。
本人も孤立してつらそうですが、周りもつらいです。ただ、周りは彼とうまくいかない理由が分かるのですが、彼は分かってるのか。
本人の目線で生きづらさを述べるものはたくさんありますが、周囲もまた、苦労しています。
私は、時間も日にちも人の心も、悪いことの判断もつかなくなり、病院にも仕事場にも行けず、誰に話したところで変わりませんでした。じぶんが他人と自分を受け入れることができないからです。毎日朝も昼も夜も辛いです。親に愚痴ってばかり・・・。
私も夫も集団においては、個を忘れられがちな存在です。私は「一人でできそうだから私たちは手伝わなくてもいいでしょ、」、夫は「できなさそうだから、私の言う通りにしてちょうだい」といろんな人に指図されまくるか、「なんでわかんないのよ、もういいわっ」と次々に取り上げられてしまうか。
わかっても体が連動しないのが私です。理解するまでに時間がかかるだけの人は夫です。
だから動いてもらいたいときは、私から夫に説明して、時間をかけてやってもらうようにしています。

二人とも相手の感情は察知してます。夫は追い付けない焦りから体の症状になりますし、私は常にいらつくので脳がお疲れです。


もし私たちにできないことがあるとするなら、入ってくる情報の制御、制限でしょうか。他人をコントロールする技術でしょうか。
私たちは新たな刺激や人工的な音・光も体調に多大な影響を及ぼすので、休養、特に外界との接触制限が不可欠です。
でないと溜め込んだ感情が爆発したり、大病したり、感情的な行動が暴走し、自分をより不利な状態にしてしまう。

最も近づきたくないタイプは、休ませないスパルタさんや、休みでも夜中でもおかまいなしな人、制圧的な人。人混み。

私も夫も頭の情報処理時間が他人とずれているだけ。
人より先を考えすぎて答を言っちゃったり、理解しないまま返事をするからトラブる。その意味では二人とも相手の考える速度には配慮できません。
はなさんへ
思考や反応の速度がずれている…というのはいろいろ辛くなる大きな要素ですね。

アスペルガーの場合、非対人情報の処理速度はそれなりにあっても、対人情報の処理が遅いといった現象はままあるようですので、はなさんご夫妻に限らず、ギャップによってトラブルが起こりがちなのではないかと思います。

感覚刺激がさまざまな能力に影響を及ぼすことはあるかもですね。
私も結構音声過敏で困ることが多いです。

イライラしないで済む方法が見つかるといいですね。

ずれてるのかと…
私の場合ですが、子供のころから
「人の気持ちを考えなさい」
と言われ、他人の気持ちを考えて行動してきました。

でも、どうやらそれが人とかなりずれてるみたいなんですよね(^^;

以前友人Aと仲がいいBが転居した時の話ですが、
BはAに何も言わずに転居したそうです。
その時Aが
「Bとはあんなに仲が良かったんだから、挨拶に来てほしかった」
と言ってました。

その後私はAと価値観の違いから友人関係を切りたくなり、そのことを思い出して、Aに友人関係を切りたい旨の手紙を送りました。

その事を知った母から
「何でそんなことしたの?
黙って離れていけばいいでしょう?」
と言われました。

私はAの気持ちを思ってした事なのに、解釈の違いから間違った事をした様です。

黙って離れていったらAが悲しむと思ってやったことなのに、怒られて理不尽に感じました。
Re: ずれてるのかと…
ガネゴンさんは「距離が離れるケース」というくくりで前例から判断したが、
お母様は「相手に対する嫌悪感を伝えるべきか」という問題と捉えたという事ですね。

確かに「気持ち」として解釈可能な行動はこういったズレを生じやすいかもしれません。

そもそも無理をする必要はない
工夫次第で何とかなる方はともかく、発達でも知的障害すれすれの知的レベルであれば、努力にも限界はあるでしょう。
何やってもだめで、療育受けてこなかった人達が能力以上のことをやっても二次障害の人が増えるだけです。
その場合は引きこもりから脱出とか社会復帰とか社会適応なんて考えず、人との関わりは最小限にして障害年金や生活保護を受けるべきだと思います。

Re: そもそも無理をする必要はない
おっしゃるとおり知識で補うのはどうしても工夫の限界が生じやすいかもしれません。
ただまあ、脳への負荷を下げて行くには過敏対策や身体系のアプローチなど他の手段もいろいろ出てきましたし、無理しないでももうちょっっとなんとかなるのではと踏んでます。
面倒くさいなーと感じます・・・正直
私も多分アスぺです。


正直、めんどくさいです(笑)。
(素直にそう感じていればいいか!と最近は思ってます。)


一番面倒くさいなと感じるのは、「暗黙のルールは当たり前」みたいな風潮。わかりやすく言えば、「大衆圧力」みたいなものです。
‘ルールには理由がある‘というのが私の考え方なので、ちきんと理由のあるルールであれば即時しっくりくるのですが、風習のような理由のない理不尽なルールは永遠に理解できません。


感情の面は…
経験している痛みはよくわかるので、理解する努力をしますが、
経験していない痛みはよくわからないので、素直にわからないと伝え、わからないことに対してごめんと謝ります。
(この方が対人関係がうまくいきますし、相手もこちらのことを理解できます。こうした、理解してもらうための努力は必要だと思います。)


作業(仕事)の面は…
分かる場合、理解できることをそのまま行います。
分からない場合、相手の表面上の言葉を聞くのではなく、奥にある「中心」を探る努力をします。
(これが出来るようになった経緯☞私の場合、step1マインドマップを用い紙面にて思考をまとめる→step2頭の中で同様のことを行ってみる→step3実際に人との会話の中で実践する このステップを辿ることで「中心」を探すことができるようになりました。)


何やるにしても健常者の何十倍もの努力が必要になる。それがめんどうですよね…




あ…いや…一番面倒なのは。。。対人関係かな?
人は感情によって…時には善人のように…時には自分勝手な(利己的な)ことしますよね。そして、それを自分で気付いてない。…両方を比べると…まるで別人です。
私にはそれが理解できないんです。両方自分が行っていることです。自分のことぐらい…コントロールできないとしても、他人に不快感を与えることをやってるのわかるだろうから(振り返れば)、自覚ぐらいしろよ…矛盾してる言動と行動をどうにかしろよと…正直怒りを覚えます。


社会的には健常者として大手を振ってるのでしょうけど、…人格的な部分で言ったら…道徳的な観点から見ても余程あなたたちの方が障害者じゃないのか…そう感じる時があります。
(当然、障碍者の方にもそのような方は多々いらっしゃいますが…同じことをして非難される割合は圧倒的に私達の方が多いですし、そのことできちがい扱いされることもあるので、わかりやすいようあえて健常者の方を例にあげました。)


私はそれを口に出してしまうのでよくぶつかります。
(逆に、私がいたらないことがあれば即反省します。)
なので、対人関係が一番面倒ですね(笑)。


このような頑固さ(柔軟性のなさ)、ない方が楽に暮らせるのは分かっているんですけどね…変えられないです(笑)。


面倒くさいなー(笑)

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