狸穴家では、今年は比較的真面目にクリスマスを祝った。
しかし、狸穴家にはクリスチャンはいない。
ということは、真面目といっても「楽しみ方」の方である。
手作りのケーキに手作りのローストチキン。(担当:狸穴猫、ヒイロ)
ケーキにイチゴをのっける(担当:ミチャポン)←12/26追記
クリスマスソングのトランペット生演奏。(担当:タヌキ)
実ははじめはケーキを作るのに抵抗した。
だが、ミチャポンが「一緒に作りたい」というので、クリスマスケーキを手作りすることに。
チキンはタヌキが「今年はチキンのモモのでかい奴を焼きたてで!」というので…以下略
さて、チキンは下味つけてオーブンに放り込むだけだからいいが、
ケーキの方はそうは簡単ではない。
市販のスポンジ台を使おうかとも考えたが、あまりおいしいスポンジに当たったことがないこともあり、一念発起して焼くことにした。
が…、私はここしばらくスポンジを焼いていない。
うまくできるかどうかとてつもなく不安になる。
思えば、まだヒイロが小さい頃は、ケーキを手作りすることも多く、週に1個はスポンジケーキを焼いていた。
さすがにケーキだから目分量ということはないが、分量は不等式的に憶えていた。
いちいち本を引っ張り出すのが面倒だったからだ。
それだけ焼きまくったと言うことでもある。
卵4個に対し
90<砂糖<120
65<薄力粉<120
20<バター<50
20<牛乳<50
この範囲に収まっていればまあそこそこふくらむスポンジが焼き上がるはず
で…、まずはこれを思い出すところからはじまり…
どの配合でどの程度の卵感になるかを思い出し…
卵に砂糖を加え、湯煎にかけながら泡立てて…
粉、牛乳、溶かしバターの順で放り込む。
型に流し、暖めたオーブンに突っ込み40分。
無事にふくらんで正直、ほっとした。
手順など、以外と昔通りにいったなあ…感慨にふけり、ふと、
前にスポンジ焼いたのって何年前だっけ?
と、思い起こしてみるに、最後に焼いたのがヒイロが8才の誕生日の時だった。
ヒイロがいま20歳…ということは、
ありゃ、12年ぶりだ!!!
そういえばその間いろいろあった。
生活の状況も、精神的にも、だんだんケーキ作りどころではなくなり、
たくさん揃えていたケーキ作りの道具類と縁が遠くなった。
再婚後、何度か簡単なカップケーキ、クッキー、スコーンなど、
簡単なものは作るようにはなっていたが、本格的なケーキまでは作る気になれなかった。
ヒイロに再三「ケーキ作ってくれないの?」とせがまれるも、逃げていた。
一度なくしてしまった興味はなかなか復活しなかった。
私はもともとかなり凝り性で多趣味だったのだが、
あれやこれやで、興味をなくしてしまったものが多い。
というか、一時期はほとんど無趣味な状態にまで落ち込んだ。
昨日のケーキの復活は、だいぶ精神的に復活してきたということかもしれない。
などと言うことを、無邪気にケーキをほおばる息子と娘を見ながら考えていたのであった。
うん、人間って結構回復するものなのかもしれない。
再びケーキを焼けるようになる日が来るなんて思ってもいなかった。
とりあえず、生きていて良かった…と思う。
そして私を生かしてくれたすべての人々に感謝を捧げたい。
メリークリスマス!

にほんブログ村
発達障害ランキング
↑ブログランキング参加してます。↑
応援の1日1クリックを
一応めでたい
ってことでぇ
…
あの~
お一つ
ぼちっと↑