それがなぜなのかとつっこんでみたのだが、どうやらこういう事ではないだろうか。
定型者では
相手の心情が伝わってくる(意識せずとも表情などから推し量れる)
↓
それに応じた態度を意識せずともにとる。
ところがどっこい、アスペルガー症候群者では、
相手の心情を表情などから簡単には読み取れない。
↓
意識して相手の心情を読み取ろうとする
↓
意識してそれにあわせた態度をとる
↓
(疲れる)
という経路に入るか、でなければ
相手の心情を表情などから簡単には読み取れない。
↓
アスペルガー症候群者としては自然な態度をとる
↓
不評を買う
などとなる。
なんで自然で、正直でいてはいけないんだろう?
私は若い頃から何度もこの問いを繰り返した。
結局わかったのは、自分がアスペルガー症候群者であることがその問いを作り出しているのだということだ。
アスペルガー症候群者は常に対人情報不足の状態にある。
だから、よほど意識的に相手の様子を読み取る技術を身につけないと「正直である」ことから逃れられないということだ。
そして、仮にその技術を身につけ、努力をしたとしても「疲れる」のである。
いくら情報不足の判断だろうとできれば正直でいたい…とふと思う。
そして、気を抜けば正直な状態に戻ってしまう。
アスペルガー症候群者は「正直であること」から逃れられない存在なのかもしれない。
そして振る舞うことに使うエネルギーが定型者とは比べられないくらい大きいために、アスペルガー症候群者はより「正直であること」に対しての希求が強いのではないかとも。
そんなことをふと考えた。

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おひとつ。