先日、ちょっとした用事で二駅ほど先まで出かけ、用事が終わったあとアイスクリームを食べてご満悦のミチャポンと帰宅の途に。
我が家の最寄り駅はローカル臭ぷんぷんの田舎駅。当然出入り口も片側にしかない。
駅を降りるとすぐそばの踏切をわたって反対側に向かうのだが、その踏切前にはちょっと魅力的なお店がポツンとある。
いわゆる最大手パン屋系列のショップなのだが、何故か店頭に「石焼き芋機」がおいてあり、石焼き芋を販売している。
寒い季節には、そこから漂う石焼き芋の香りが何ともいえず胃の腑をくすぐる。
さて、その店の前を通りかかったミチャポンがこう言う。
「焼き芋売ってるよ」
うーん、焼き芋が食べたいようだ。
「して欲しいこと」を言い出すのが苦手なミチャポン流の表現であることは間違いない。
しかしここですぐに焼き芋をかってあげてはいけないような気がする。
根拠はない、何となくの勘だ。
そのまま歩き、
「うん、焼き芋売ってるね」と答え、脇目を振らず踏切の方に。
「焼き芋売ってる…」ちょっと小声になり繰り替えずミチャポン
踏切をわたりきったところで立ち止まり、ミチャポンに向かって言ってみる。
「ねえ、みーちゃん、焼き芋食べたいなら「焼き芋買って!」って言わなきゃわからないよ」
「…でも、ここまで来ちゃったらダメでしょ。」
(踏切が勝手に設定した関門だったらしい…)
「さあ、どうだろうねえ、とりあえずちゃんとママにいってみて!」
ちょっとの沈黙の後、ミチャポンから声が出た。
「…、焼き芋食べたい、焼き芋買って!」
「よっしゃ、よく言えたね、じゃ、焼き芋買いに行こう」
踵をかえし、踏切をまた反対方向にわたり、ヤ○○キショップへ。
…
再び踏切へと向かった時にはほかほかの焼き芋を握りしめ、満面の笑顔のミチャポンがいた。
「言ってみてよかった~!!」
河原沿いの道を歩きながらミチャポンが言う。
とりあえずめでたしめでたし。

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焼き芋のシーズンも
終わりかな?
…
ま、ぼちっと↑
おひとつ。