というわけで、帰りにしばしば本屋に寄ってくるのが楽しみになっているのだが、なかなかおもしろい本を見つけたので紹介する。
![]() | 「すみません」の国 (日経プレミアシリーズ) (日経プレミアシリーズ 157) 榎本 博明 日本経済新聞出版社 2012-04-10 by G-Tools |
何の本かというと、「空気」をキーにした日本文化論である。
日常の様々な場面から、政治的場面まで、日本を覆う「空気」とはどういったメカニズムで動いているのか?
また空気の醸成される過程はいかなる物か?
これを「すみません」をキーに読み解こうという本である。
多分、定型発達者にとって、この本は、「そうそう」、「うんうん」「確かにね~」とうなずきながら読む本であるのだと思う。
だが、ASD者にとっては、多分目から鱗の連続だと思う。
なにせ、意味不明の「空気」というものが、どういった過程を経て作られるのか、それがどういった方向性を作り出すのかなど、詳細に例を挙げて解説されているのだ。
ASD者にとって不可解に思える定型者のコミュニケーションの動きにはそれなりに意味がある。
その原則が解るだけでだいぶASD者のストレスが軽減できるのではないだろうか。
ってなわけで、ASD当事者にはお勧め度がかなり高い本である。

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いやあ、この本
目から鱗でしたよ~!
…
ま、ぼちっと↑
おひとつ。