すべて首輪をしているのだが、とにかくうちの庭をうろうろしていることが多い。
おやつ程度の鰹節などをやったことがあったが、
あまり居着かれても困るので、餌はやっていなかった。
ぶち、茶色っぽい虎縞、白っぽい虎縞、それから腹の脇にぐるぐる模様のあるアメリカンショートヘア柄の4匹である。
ぶちの奴はいつの間にかあまり来なくなった。
が、残りの三匹が相変わらず来る。
虎縞の二匹が、井戸端においておいたゴミを荒らし始める。
果ては床下経由で家の中に入り込み、まな板に足跡が…。
これがほんものの泥棒猫である。
だが、アメリカンショートヘア柄の一匹だけ悪さをしない。
おやつ目当てだろうか?ずっと裏口の外で座っている。
特に夜中、タヌキの弁当を作るために私が起き出すと裏口の外にいる。
可愛いのでまた鰹節をやる。
適当になついても来る。
しばらくそんな日々が続いた。
飼い主にでも先立たれたのだろうか?
とにかく仲間と連れだって泥棒猫するわけでもないし(まあ、野良猫失格だとも言える)、ちょっと大きい物音がするとすぐ後ずさりする音声過敏猫だったり、正直、行動がアスペルニャーである。
タヌキも親しみがわいてくるらしく、飼ってもいいか…とのたまい始める。
試しに首輪をはずしてみた。
また付けてくるようなら飼い主が居るんだろう。
一日、二日、三日…
首輪は付けてこない。
どうやら帰る家がないようである。
ある日、タヌキが会社帰りにキャットフードを飼ってきた。
キャットフードをやるとバクバクと目の色を変えて食べるではないか。
だいぶおなかがすかせていたようである。
タヌキがその猫をマイケルと名付けた(古い!)
段ボール箱古タオルを何枚か入れ、インスタントキャットハウスを作ってやると、そこが気に入ったらしく、居着いている。
こうして秋のはじめ、アメリカンショートヘア柄の野良猫失格な猫が狸穴に居着く事になった。


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かわいいですねえ
ま、
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おひとつ。
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