そろそろ正月が気になってくる時期である。
正月準備と片付けの追い込みとでなかなか忙しい毎日だ。
さて本編に入ろう。
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前回の記事(古民家お片付け騒動2013-プロローグ-)はこちら
実のところ私は掃除はさして好きでない、だが整理整頓は決して嫌いな方ではない、
どこに何があるかわからないとか、モノがすぐ取り出せる状態にないというのに結構イライラするクチである。収納方法やモノへのアクセスルートの確保など、かなりこだわりの人なのだ。
狸穴に引っ越してきた当初、私は整理整頓する気満々でいた。
しかし、瞬く間にその気力はなくなり片付けについて考えるとため息しか出なくなってしまった。
広い家の中にモノがあふれている!
母屋と離れ、合わせて60坪ほどの床面積の中でモノが詰まっていない空間が半分程度あったろうか?
足の踏み場もないほどモノが詰まっている部屋が3部屋。
さらに納戸と物置もモノが詰まりまくり!
これにさらに引っ越し荷物が入って1部屋ふさがったわけだから最悪である。
離れに住んでいる時、すなわちWizard(義姉:Wizardシリーズの記事参照)が近所に転居する以前は母屋のことは深く考えないようにしていたが、母屋に移り住んでからはそうもいかない。
しかし、あまりのモノの多さとアクセスの悪さに圧倒され、時折思い出したようにちょこっと片付けに手をつけては断念、の繰り返しだった。
が、転機は妙なところからやってきた。
このブログでも時折書いたが、私は持病にリウマチを抱えており1年半前から大学病院で新薬の治験に参加して治療していた。主に肩と膝、痛みがひどく立ち座りも難儀するほどの状況だったが治験薬が奏効したようで、ここ1年ほどは正座も苦でないほどの状態に回復していた。
だが、去年の暮れあたりから肝機能が低下してきたのが問題だった。
もとより多少脂肪肝ではあったのだが、治験薬の肥満のせいか?じりじりと検査値が悪化。
このため肝機能保護のための薬をたっぷり併用しながら治験薬の注射を続けていたのだが、4月には治験薬の注射を一旦見合わせるところまで悪化。さらに6月はじめには治験を終了せざるを得ないかもというところまで悪化。
かくして医者から減量するようにという厳命が下る。
脂肪肝だけでもなんとかすれば多少でも肝機能が良くなり治験が継続できる可能性があるかもしれないというわけだ。
ことは深刻だ。せっかく治験薬で調子が良くなってきたのに継続できなくなっては大問題である。おまけに短期間で肝機能の回復を目指すとなると、短期間でかなりの減量をせねばならない。
こうなると食事を改善するのはもちろんだがエネルギー消費量も上げねばならない。
とはいえ、もとより運動はあまり好きではないし膝の状態に不安もあるので派手な運動はできない。長風呂ってのもいいかも知れないがそれだけでは間に合わなそう。
一計を案じる。
が、簡単には思いつかず3日ほど呻吟。
はっとひらめいたのが「家の片付け」である。
なにも「いわゆる運動」にこだわることはない。
要は体力つかえばいいのさ!というわけだ。
決め手は3つ。
・家の片付けであればさして関節に負担がかからず活動量がそこそこ上げられる。
・今までの経緯から考えてもまず簡単に終わる訳がない…となるとかなりの期間継続可能である。
・家の中も片付くので一石二鳥(になるかも…)。
我ながら安直な思考だと思う。
かくして私は長年手つかずだった家の片付けに着手したのであった。
<続く>
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