当時の私の認識では「秘書」というと、偉い人の雑務の手伝いをする係というくらいのイメージしかなかったのだが、その本の中にあったのは、スケジュールの管理や会社内部や外部との取り次ぎ応対の技術をはじめ、ビジネスがうまく進行するようにするさまざまな技術が「秘書に求めらル技能」として紹介されていた。
「うわー、秘書ってすごい仕事だなあ!!」とかなりビックリした記憶がある。
その本は引っ越し等のどさくさで行方不明になって久しく、ここしばらくその本のことを思い出すこともなかった。
話は遠い昔のからいきなり昨日にすっ飛ぶ。
昨日facebookでかねてからフォローさせていただいていたある社労士さんの「秘書検定に合格した」という書き込みが流れてきた。
「社会保険労務士」と「秘書検定」の繋がりの不可思議さから、ふと、「秘書検定」のサイトをのぞいてみる気に。
興味半分に「問題をといてみよう」という模擬問題のコーナーに行き問題にトライしてみた。
秘書検定のサイトはこちら
法律問題あり、接遇や応対の問題ありとなかなか多岐にわたるのだが、関心を引いたのは「心構え」「配慮」などの部分である。設問、解説ともなかなか唸らせるものがある。
秘書というのは基本上司のサポートが仕事である、ということは常に対人関係を意識せざるを得ない仕事である。
上司に対して、上司の部下に対して、上司の上司に対して、社外のさまざま人に対して…、適切な配慮、気遣いが求められる仕事だ。だが、仕事であるから上司との関係においても「適切な距離」をとることが求められる。すなわち「余計なお世話」「お節介」は排さねばならないし、情報の取り扱いにも注意が必要だ。
ASD者でよくいわれる距離感のとれなさは、馴れ馴れしすぎたりよそよそしすぎたりといった問題だけでなく、他者へのものの伝え方にまで波及するため、対人関係に大きく影響する問題ではあるが、なかなかこれといった対策がなかった。
しかし、秘書技能に含まれるような「踏み込まない配慮」というものをベースとして学ぶことによって「対人距離」の調整ができるようになる可能性があるのではないだろうか。

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