アスペルガーな狸穴猫の姿勢なおし遍歴(1)-これって結構身体作りだったかも-

前回の記事でも書いたが、


アスペルガー当事者には姿勢のあまりよくない人が少なくない。


その状態はさまざまで、

 上体がキープできなくてすぐ「ぐにゃっ」とする人
 なんとなく斜めに立ってる人
 いわゆるへっぴり腰の人
 一見それなりに姿勢はいいのだが30分立ってるだけで疲れてしまう人
 一直線上を歩けない人
 棒のように歩く人
 膝下だけで歩く人



とにかく、アスペルガー当事者の集まりに行くと、健常者の集まりに比して、姿勢のよくない人の比率は確実に高い。
概して就業が続く人の最低ラインというのは上体がキープできているというあたりかなという感じをうけていた。


どうやら姿勢のキープということが、「生きづらさ」とか「就労の問題」に相当関係しているのではないかと踏んでいたのだが、それでまず間違いなさそうだというのが森嶋勉先生のおかげでわかったので、図々しくこの問題について書いてみることにする。


今現在の狸穴猫ははっきり言って姿勢は悪くないほうである。


丸1日立ち仕事してても腰にくることは全くない。
2.3年前、リウマチが膝にきてしまった時は立ち座りに苦労した時期もあったが(今は平気)、一旦立ってしまえば立ち続けられた。私が台所仕事があまり苦じゃない(寒いのは苦手だけど)のは、平気で立っていられるからかなあとも思う。


だが、私がはじめから姿勢のいい人間だったかというとそういうことはない。

小学校低学年のころは、

 朝礼でぐにゃぐにゃしてると怒られた。
 食卓ですぐ肘をついてしまうのでよく親に叱られていた。
 妙ちきりんな走り方もしてたようで、「走り方が変」といってからかわれた
 机の椅子に座って本を読んでいるとずるずる背中がずれてくる。



というよりな、頼りない姿勢の子どもだったのだ。
(もしかしたら幼児期はもっとひどかったかもしれないが記憶にないので不明)


さらに中2でぎっくり腰を起こして「あんた若いのに…」医者に驚かれるやらあきれられるやら…。
(重いものをもった訳ではない、階段を上がろうと足をあげた瞬間突然なった)



私が姿勢に関心を持ったのは小学校4年生くらいの頃。
近くにできた書道教室に通い始めた頃だった。


その書道教室は教室が和室だったので正座するしかなかった。
正直結構しんどかったが、勝ち気な性格ゆえがんばってはいた。


だが、姿勢が崩れてくる。
だんだん背中が丸まってしまう。
すると字に途端に表れる。


こんな感じで背筋がピンと伸びないと上手な字が書けないというのを体感したわけだ。
それから私は姿勢というものを気にするようになった。


気にするようになってから、あれやこれやと方法を探してみた。


まずは定規を使ってみた、かなり古典的な手法らしい。
背中と頭の間に30センチ定規を突っ込んでおく。
まっすぐな姿勢を保たないと定規が落ちるので姿勢が崩れたことがわかるという仕組み。
ずっとやると疲れるのでときどきしかやれず「意識する」という効果くらいはあったかもだがやはりそれなり。



あとこれは、あまり意識はしていなかったのだが小学校5~6年の頃よく遊びに行っていた児童館で、バランスディスクがあり、それが大好きでよく乗って遊んでいた。

バランスディスクというのは片側が球面に近い形で片側が平らな円盤状の運動器具、身体バランスを養う練習に使うもの。(下記参照)





最終的には雑誌を読みながらバランスディスクに乗っかり、ディスクごと前後に移動してみたりということができるようになっていた。

(他にもどうやら古典的な遊びに凝ったことも良かったようであるということがチットチャットの森嶋先生のおかげでわかった。竹馬、缶馬、独楽回し、けん玉などなど…小学校時代に一通りなめつくした。)



そんなこんなで、小学校6年の段階では、食卓で肘をつくことはなくなっていたし、そこそこ椅子にも座っていられるようになっていた。



そして中学生の頃。

音楽の先生が教えてくれた方法がヒット!
座ったままでも声が出るようにするための方法だそうで、

「ハンケツ」

とその先生は言っていた。

方法は実に簡単である。

椅子の前の端だけに半分お尻を乗っけるだけ。下記の図のような感じ。
足は肩幅程度に開いておく。


(半分だけケツを乗せるのでハンケツなのだそうだ…いつも上品な感じの先生が言うのがなんともミスマッチであった)


これだけで上体の姿勢が妙に安定する。


hannketsu.jpg



ああ、これが背筋を伸ばすってことだったんだ!


と、妙に納得。


身体が気持ちの良い姿勢を覚えると話が早い、そして簡単には忘れない。
一度自転車に乗れるようになったらそう簡単に乗り方を忘れないように、忘れたくても忘れられなくなる。
(これは先日の講演会チットチャットの森嶋先生もおっしゃってた)


それ以来、座り姿勢の維持で困ることはなくなった。


ただ、これは超浅く腰掛けるので場所をとるし回転椅子には向かない。それで小型の座布団を二つ折りにして椅子の座面奧に置き、その上に座るようにしていた。下図のような感じ。



hannketsu2.jpg



いまちょっと楽天市場をみてみたら、最近は二つ折り座布団よりもさらに簡単に姿勢が安定しやすそうな姿勢維持用のクッションが、骨盤クッション坐骨クッション姿勢クッションなどの名前で、たくさん販売されているようである。


椅子を使わずに床に座る場合は座布団を半分折りにしてお尻の背側半分をのせればOK。

もちろん座禅用の座布とか、キノコいす(下記)も同様な役割をしてくれる。










正座は結構膝にきやすいので狸穴猫はキノコいす愛用。
娘も使っているので茶の間には常時派手な色のキノコが2本生えている状態である。




さて、昔の話に戻すと、座っている時の姿勢はほぼ完璧になった。
しかしまだ課題はあった。



腰痛である。



と、ココまで書いたところで次回:腰痛解消編に続く。





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コメント

私も姿勢が悪いです
発達障害者は、体が固いか柔らかいかのどちらかになるそうです。
私の場合は変に柔らかいので「よい姿勢」を保つのが難しいです。
普通に生活するだけでも精神的にキツイのに、姿勢を保つのにもかなりのエネルギーが必要です。
自分の努力だけでなく、補助する道具を使うというのは考えてみたことがありませんでしたので、今後は考えてみたいと思います。
ひとさんへ
ひとさん、はじめまして。

二つ折りの座布団だけでもだいぶ楽ですよ。
ぜひお試し下さい。
No title
体幹弱さからのO脚、自分もです
ハンケツ、勉強になりました。実践します。
きのこイスもいいですね!

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