「感情の整理」とは?-ああ大いなる誤解!-

最近FBのフィード上やツイッターのタイムラインで「感情の整理」と言う言葉をときおり見かける。

皆さんいろいろ考えてるんだな~。
私もさぼってないでいろいろ勉強しなきゃな~


確かに感情というのは生きていくのに重要なアイテムだ。

他人の感情をちゃんと理解できないと意味不明のことって多くなる。

下手するとトラブルの元だ!



中でも気になったのは「怒り」という感情。


ASD当事者にありがちな対人トラブルで、「いつの間にか相手(周囲)が怒っていた」というのがある。
これは前々から不思議だなと思っていた。
「怒りのトリガー」を引きやすいのかなというところで考えが止まっていた。


そんなわけで、いっちょこのあたりに的を絞って考えてみるかと、Webを漁るとともにしこたま本を買い込んでみた。


もちろん私はケチなのでamazonのマーケットプレイスで古書を買う。「人の感情」は古今東西たいして変わらないから別に最新の本でなくても良かろうという訳だ


狙ったのは「話し方」「コミュニケーション」絡みの本。
「相手を怒らせない話し方」には「怒る」心理のケーススタディが山ほど隠れているという予測。


「人が怒るケース」を経験から思い起こし、書籍やWebから抽出していくと、なかなかおもしろいことがわかってきた。


怒る人の心理は基本、


「危ない目にあわせやがってこの野郎」


であるようだ。


ただ、人間は社会的動物なので「危ない目」が物理的な危険だけでなく「財の損失の危機」や「社会的生命の危機」にまで及ぶので多岐にわたるような気がするだけである。


というようなことがわかってきた。



万一怒らせてしまった場合の対処の基本もここから抽出できる。
相手が「失ったもの」をいかに速やかに回復できるようにするかが勘どころのようである。



まあ、これ以外にもいろいろ考えていて、結構シンプルな感情の関連に関するモデルができあがって結構結構とひとり満足していたのだが(これについては近いうちにこのブログのネタにするつもり)、昨日になってとんでもないことが判明した。



昨日の晩、アズ直子さんのブログで「感情の整理」に触れられているのを読み、
(これだ→http://asnaoko.exblog.jp/22352486/

「あれ?何か違うのでは?」と思う。


そしてamazonで「感情の整理」で検索して私は愕然とした!


どうやら巷で「感情の整理」という語を使う場合「自分のもつやっかいな感情をしっかり自分で認識してうまく処理する」ということを言うらしい。



そして、どうやら私のやっていたことは「”感情の起こるしくみ”の分類整理」だったようである。



いやはや、とんでもない誤解をしていたようである。

ま、勉強になったし楽しかったのでヨシとしよう。あはははは。





そしてまた私はふと考える。

自分の感情に振り回されないコツを探している人が多いようであるが、私にはどうもその発想はない。

感情が希薄なのかといえばそうでもない。ただ、怒ったり落ち込んだりする事自体が少ないのだ。
そして「自分の内面に目を向ける」ことがあまりない。

なぜだろう?


またしばらく楽しめる考えるネタに事欠かなそうである、しめしめ。




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コメント

No title
3・25の「むずかしい子対応法」とても参考になりました。
むずかしくない子、にも当てはまることだと思います。
私は幼い頃はむずかしくなかったというか、
居るのか居ないのか判らん子だったので見過ごされてきたタイプです。
怒りを感じにくいと言うか、言葉として頭やら心に湧き上がってこない感覚がします。
どこかしら「離人症的」な。
でも、何かしら引っかかっていてグルグルしてる感じです。
大人になって、何度も同じ人(親とか会社の人とか密接な関係が多い)に
同じことで嫌な思いをすると、
「クビ絞めたろか」と思って、初めて「そこまで怒っとったんかいな」って
自分にびっくりしたりします。
整理するにも自覚が必要なんですね。
Re: No title
とんとんさん、いらっしゃいませ。

自分の感情がなかなか自覚しにくいという方は多いですね。

状況の把握が定型者と違い瞬間技でないために、後で状況把握ができてはじめて
感情がわいてくるという場合もあるのかなと思います。




ご紹介をありがとうございました
ご紹介をありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いします。


アズ直子(*^_^*)
Re: ご紹介をありがとうございました
アズさん、はじめまして。

とんでも勘違いの記事でお越しいただくとは!とんだ失礼をば。

こちらこそよろしくお願いします。
感情の整理「えっ?整頓してたの?」
お久しぶりです!!

狸穴猫さんの「感情の整理」の誤解。「自分の内面に目を向けることがあまりない」というコメント。
とんとんさんの「離人症的」という言葉。

どれもASの人にとても当てはまる内容ではないかと思いました。
ASの人に内省力が少ないのが原因だと感じます。

「心の整理、出来た?」と定型が聞くときは「あなたを心配していますよ」という気持ちの発動からですから
それに対して「感情の起こるしくみと分類について」とうとうと見解を述べられたら、こりゃもう、典型的なASと定型のズレ会話で、定型は脱力するか怒っちゃうか、どちらかだと思うんですね。

こういう場面で定型がよく使う言葉や感想が「(こっちがこんなに心配したのに)まるで他人事ね」
だろうと思います。

それが、なぜかASの人からよく聞く「離人感」に関係があるのだろうと感じます。
定型は「あなたの気持ち」を聞きたがり「自分の気持ち」を言いたがる習性を強く持っているので・・・そこんとこが苦手なASの人は、とても苦労すると思うのです。
Re: 感情の整理「えっ?整頓してたの?」
マルマルさん、おひさしぶりです。

アズさんの言っていた感情の整理というのも「気が付きにくいので強引に内面を見よう」という話ですから、多分にアスペルガー的なものだと思うのですが、ヒントがあるのにそこにいかずに分類整理をはじめてしまったわけで、まさにそこはアスペルガーの真骨頂とも言えましょう。

まあ、徹底して突き詰めればお笑いになるということでw。

確かに定型さんは「気持ち」を語りたがり、アスペルガーは「事実」を語りたがりますね。



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