フェルデンクライス体験から身体感覚について考えてみる(身体アプローチ体験その3)

一昨日の土曜日の午後、フェルデンクライスボディワークのレッスンに行ってきた。
もう一回体験していろいろな感触を確認しておきたかった。

前回のフェルデンクライスレポートはこちら

2回目のフェルデンクライス



さて実況部分からいこう。

前半は座ったまま足をもちあげて転がる…ちょっと表現しにくいのだがそんな感じのワーク。

寝っ転がって身体の接地状況をまずはモニタリングするところからスタート

その後、指示通りに足を上げたり転がったりとまあいろいろなのだが、
いわゆるストレッチのような「がんばって筋肉を伸ばす」というような動作は皆無。
小休止を入れながらゆっくりペースで続くレッスンは心地いい。

フェルデンクライスでは「がんばらないことが重要」とプラクティショナーの安藤氏は言う。

なぜか途中で背中の奥の方がほわっと温かい感じになってきた。
自律訓練法とか気功とかで身体各部に意識を集中した時に感じる感触にとても似ているのだが、背中に意識を向けてはいないところにふと起こった感触だったのがまるで違う。

しかし…してやられた!

はじめの形で座った段階では多少つっぱり感があた股関節部分や大腿部がとても楽になっている。
同じ形で座ってもつっぱり感がないだけでなく股関節の可動域が広がっている。

いつの間にかあちこちゆるん楽になっているようだ。
どの段階でどこが楽になったのか?

確認したかった謎はまた次回へもちこしとなった。


そして終わってびっくりしたのは、背中の触覚。

実は背中の右半分の真ん中あたりの手のひら大の面積の触覚が20代後半からなくなっていて、なんだろうなとはおもっていたが別に困らないと放置していたのだが、その部分の触覚が復活してしまった。
恐るべしフェルデンクライス。

身体感覚と重力感覚と運動と




後半のワークは首と眼球の運動を組み合わせた動きの少ないものだったが、動かしてないはずの首より下にいろいろな感覚が生じたのがおもしろい。奥の方の筋肉や骨が影響をうけているのが実感できる。
そして今度もほわっと内側が暖かくなる感じ…、今度はお腹に来た。

ワークの仕上げに部屋の中を歩くのだが、やはり今回も足底感覚がずしーんと来た。
身体の重さを足底でしっかり受け止めている感じ。

2回のレッスンを通じて、足底でしっかり体重を受け止められることの重要性を実感するとともに
自分の身体のあちこちの感触を楽しむことができれば、身体を動かすことも楽しみやすいかなと思った。
同時に、身体の感覚をうまくつかめるようにすることによって身体が重力をうまく処理する力が伸びるとも。


身体感覚や運動能力にトラブルを抱えるASD児者は少なくないことを考えると、こういった身体へのアプローチというのは意外に全体状況のの改善につながるものとして試してみる価値はあるかもしれない。


なんにせよ、帰り道、歩くのが楽しいというのはとてもご機嫌である。




プラクティショナーの安藤氏のブログはこちら






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