3度目のフェルデンクライス + イベントの予告

3度目のフェルデンクライス

9月13日に3度目のフェルデンクライスボディワークに行ってきた。

間抜けに遅い記事になったが、理由はまあいろいろある。

9月半ばあたりは予定を詰め込みまくってほっつき歩いていたのだが、その後メインで使っているパソコンの不調という難儀な事態が発生、最低限の用事はノートパソコンでやっていたが、慣れないキーボードに四苦八苦するので意欲もダウン、そして9月25日以降はメールの送受信も難しい状態となり、新しいパソコンの購入からデータの復旧作業、そしてやっと昨日メールが復活したというわけだ。

そして、この記事はメール送受信態勢が整わないと困るといった情報を載せる予定があるだけに押せ押せになっていたのであった。
(メール送受信態勢が必要な理由はこの記事の最後のほうに載っている)

 

フェルデンクライスレッスンの実況

今回は初参加の友人の子の子守もかねて行ってきたので、ハーフ見学ハーフ参加という形であったがそれでもなかなか得るところは大きかった。

毎度おなじみの身体感覚のスキャニングといった、デフォルトの体の状態の確認からレッスンは始まる。立った状態で前後左右に体をほんの少しゆーっくり揺らすといった方法もやったのだが、これがなかなか意外な感触。簡単な動きなのにゆっくり丁寧にやるとなかなかスムースには動けない部分に気がつかされる。

フェルデンクライスボディワークの動きは全般的に非常にゆっくりとしたものばかりだが、こうすることによって、速い動きをするときには気がつかなかった動作の苦手な部分が感覚としてわかりやすくなるのだろう。

速い動きをするときにしっかりスムースでミスのない動きをするために、意識しにくい部分がスムースに動くことが必要だとすれば、これは理にかなったことかもしれない。

さて、メインはというと、フェルデンクライスボディワークの新しい流れというタイプのレッスンと古典的なタイプのレッスンの二本立て。前半は「あべこべ体操」というもので、体の動作と視線を逆転させるというものを中心としたものだ。この部分は子守に励んでいたので見学したが、そもそも私がフェルデンクライスボディワークを知ったきっかけがこの「あべこべ体操」で、その効果が非常に気に入ったのでいろいろ見られて楽しかった。

後半の古典レッスン部分にはほぼフル参加だったが、これもまた視線の移動を利用するといった感じの動き。据わった状態で上体をひねる動きをするのだが、腕の動きと視線の動きを使いながらその動作をしていく、はじめの時点で動かなかった部分がレッスンの最中にほぐれていくのが実感でき、だんだん可動範囲が広がっていく!!人間ってものは単にひねるといった動作だけにも非常にさまざまな筋肉や関節を使っているのだなあとちょっと感動。

しかし、ここで感動しちゃうということは、使えるはずのいろんな部位をそれまでうまく使えていなかったということでもある。あちこち凝った挙句に使えなくなったのか?それともそもそもその部位を使えるということを学習していなかったのかは定かではないが、とにかく体をフルに使う練習をしているのだということは間違いないだろう。

フェルデンクライスとデジタル耳せん

ここしばらく記事を読んでいてくれた方にはすでにご存知のことだが、先月から私は聴覚過敏対策のためにデジタル耳せんを使い始めた。

使い心地はきわめてよく、まあ、その辺はほかの記事にも書いた(こちらの記事→ デジタル耳せん(キングジム製)を買ったのでその感想 デジタル耳せん使用レポート第二弾)のでそちらを読んでいただけたらよいが、ちょっと不可思議な現象があったのだ。

というのはデジタル耳せんを利用しはじめて3日ほどたったころからか、妙に身体がフワフワした感じに見舞われ、どうも足元がおぼつかない感じがする。だが同時に足の裏が以前よりしっかり地に着いた感じもしていたので、デジタル耳せんのおかげで不要な聴覚刺激をカットしたことによってあちこちの緊張がほぐれ、その身体の変化に動作のコントロールがついていかないといった状況だったのではないかと考えた。そしてそのフワフワ感はなかなか抜けない…というか、9月13日のフェルデンクライスのレッスンの日までしっかり持ち越していた。

そして、もしかしたらフェルデンクライスのレッスンでそのコントロールが多少なりともマシになったらいいなあと若干の期待を持ちながらレッスンに望んだのだった。

結果は…、大ヒットである。

ハーフ参加の一回のレッスン以降、身体のフワフワ感とそれに伴う足元のおぼつかない感じはきれいさっぱりなくなった。半月以上たった今もまったく後戻りしていない。

やはり、「不要な緊張のせいでつかってなかった身体部位」の使い方が脳にインプットされたのだと解釈してよさそうだ。

いったいどれだけいらん緊張してたんだよ?>自分

 

ともあれ前回同様の「帰り道で歩くのが楽しい」というおまけももれなくついてきて、終了後一緒に参加した友人と難波で食べたご飯もことのほかおいしかった。

親御さんむけ関連イベントの予告

このところ、感覚面や身体アプローチ関連の記事が多かった。

春先から書いてていた視線関連の話も含めて超ザックリとまとめてしまうと、適応状態を良くするためには、

  1. 視聴覚をはじめとする感覚刺激による脳の負荷を少なくする
  2. 運動機能の土台をかためて楽にすごせる身体をつくる
  3. 身体感覚からくる世界観の問題や対人認知の問題からくる誤学習を防ぐ

というような方向性があるんじゃないかという結論に至ったわけだ。

2次障害の部分をのぞけばこういった方向性はそれなり…いや、かなり役に立ちそうである。

だが、2番目の身体アプローチの重要性については、体験してみないとわからない部分も大きい。

親御さんの立場にたてば、「本よんだだけで自己流でやるのはちょっと心配」とか「せめて体験してみられれば…」という気分になるのもわからないでもない。

さらに子育てに疲れがちな発達障害児の親御さんに、ご自分の身体をいたわる機会を持っていただけたらという思いもある。

そんなわけで、私がここ3回ほどお世話になったフェルデンクライス教室のプラクティショナーの安藤昌博さんにお願いして、親御さん向けの体験レッスンをしていただけることになった。

それにプラスして3番目の誤学習の予防と対処についてため込んでいた話をさせてもらうということでイベントをやってみよういう話である。

日時:2014年11月8日 13:50~16:10

場所:クレオ大阪中央
(大阪市内、天王寺駅から徒歩10分、地下鉄四天王寺前夕陽丘駅から徒歩3分)

参加対象:発達障害児の親御さん

参加費:2500円

2014年10月8日夕刻に受付開始予定、受付開始時に詳細とともに記事をまたアップします。

↑この受付態勢のためにメールのスムースな送受信環境が必要だったのでした。

 

 

 

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