【番組情報】NHK ETV特集で東大の異才発掘プロジェクトの番組が 2015/06/27放送予定

Eテレで東大先端科学技術研究所の異才発掘プロジェクトROCKETの特集

まず最初に番組情報を

  • 番組名     ETV特集 不器用なぼくらの教室 東大・異才発掘プロジェクト
  • チャンネル   NHK Eテレ
  • 放送日時    2015年6月27日(土) 23:00~23:59 
  •   再放送    2015年7月4日(土) 0:00~0:59 (金曜深夜) 
  • 番組Webページ http://www.nhk.or.jp/etv21c/archive/150627.html

 

去年テレビなどでだいぶ報道されたのでご存じの方も多いかもだが、東大先端研究所と日本財団のコラボで、異才発掘プロジェクトというのをやっている。

イノベーションを起こす異才を若いうちから発掘して育てようという目的と、不登校など、学校になじめない子どもたちに学びの場をという目的があるようだ。

不登校など、学校になじめない子どもたちで発達障害の診断を受けている子も結構いるらしい。

元来私はあまりギフテッド教育には関心がない。

高知能をもちながら結局知能指数オタクみたいになってる人も時折みかけるし、不登校の問題をほっぽって異才認定しちゃったらまずいのではと思う部分も大きかった。

だが、番組HPを見て「ん」と思った部分があったので取り上げてみようかと思った。

選抜された子どもたちの写真・映像から

スクーリングのための旅費までプロジェクトもちという恵まれたプロジェクト、当然応募者数もハンパなく多かった。全国で600名余りの応募者の中から、選抜されたのは15名。

番組ホームページ上の画像を見て「え?」と思ったのは子どもたちの姿勢である。

発達障害児もいるはずなのに子どもたちは割と姿勢がいい…というか、あまりぎこちなさがないように見えた。

他の画像を確かめるべくこのプロジェクトのHPに行ったら、イカをさばいて食べる実習映像があった、そして、Youtubeには開校式の映像があった。

イカをさばいて食べる実習映像はこちらから
開校式の映像はこちら

やはり…

この二つの映像からも、子どもたちの姿勢はわりといいように見える。ぎくしゃくした感じもない。

開校式という式典にある程度耐えられる状態ではある…ようだ。

そしてイカ実習のほうからふと思ったのは、学校になじめないといっても基本的に人嫌いではなさそうだということ。

 

この子たちを学校になじめなくしているモノはいったい何なんだろう?

スクーリングに耐えられる体力があるのだろうから、体力の問題とかではないだろう。そして映像を見る限りでは発達障害児のイジメの原因になりやすい動作面の問題もさほど大きくないような気がする。

こういったプロジェクトの是非はともかく、ちと興味がわいてきたので録画予約をしておいた。

 

 

そうそう、このプロジェクト、今年も募集をするようだ(応募期間は6/15~6/30)。

異才発掘プロジェクトROCKETのホームページはこちら

 

 






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コメント

No title
このテレビ見ました。600分の15人ってスゴイ、
っていうか予算の都合もあるだろうけど大勢いたら面倒見きれんよね。
6月17日のNHK EテレのTED のスピーカー、テンプル・グランディンが
「発達障害児こそできるだけ早く得意分野のスペシャリストに出会うほうがいい」
って言ってたから彼らも何かしらにつながって実績を作ってくれたらと祈ってます。
で、このプロジェクトの映像で驚いたのが、紹介された中学生、新高校一年生が
「学校では初めのうちはものすごく友達がほしかった。
 でも友達になってもだんだん離れていってしまった」
と言っていたことです。
そうなんだ、(その子の症状かは不明だけど)触られたくないとかあっても
強く友達を欲していたんだとわかったことでした。
それから中学生が「クシュクシュ」と表現していた両手をモミモミする姿には、
人から嫌われるほどの感じは受けなかったけど、
そのうちに独り言を言いながら頭を振り出したので、「これだ」と思いました。
「何だか違う世界に行っちゃってるからそっとしておこう」
という気遣いが、「いつなら話しかけてもいいんだ?」という戸惑いに変わって
周りの級友たちも遠巻きになって行くんだなぁ、と今さらながら理解できた気がしました。
そして遠巻き側で「アイツ嫌いだぁ」と思うとしたら、
そう思う子(人)も何かしら「持ってる」のかもしれないとも思いました。
私も就労支援センターで、発達障害の上にアトピー的なものも持ち合わせているために
時々まるで喫茶店でオッサンがおしぼりでグァシグァシと拭いているように掻いて(?)
いる人に「そっとしておこう」と思っていたのは顔を掻いているところより、
その時に頭を上下に揺さぶっているところに自分の脳ミソもシェイクされてるかもしれない
ような感じをもっているかもと思いました。
で、その人が何事もなかったように「さっきの書類はどうなりましたか?」と近づいて
くると、私は恐怖というよりビックリしてたんだぁとも。
そりゃ、その人は顔を掻いていたんだものね。私が勝手に想像を膨らましていただけだね。
と、理解できました。
「持ってる」私が「持ってる」彼らを一番理解できていなかったかもしれません。

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