私が二次障害防止を叫びたくなるわけ

今日のテーマはと先に書いてしまうと、
成人アスペルガー者(自閉症スペクトラム障害者)が配偶者で深刻な問題があるケースと二次障害としての自己評価の低さについてである。


ネットの中をさまよっているといろんな意見が転がっている。
アスペルガー関係でとりわけ私が注目してしまうのが成人アスペルガーに関するパートナーの意見がのっているサイトだったりBBSだったりする。


夫が障害者だから「うつ」になったとか、うまくやっていけないとか、離婚したいとかってのは、はっきり言って自閉症スペクトラム障害くらいじゃないのかなと思う(ちと大げさ…厳密にはADHDでも多少あるけど、数が圧倒的に違う)。


正直なところ、アスペルガーサイドから言わせてもらえば「相手選びの失敗(つまりは合わないんでしょっての)」を自閉症スペクトラム障害のせいにしているだけといったケースも多く見受けられる。しかし、中には深刻なDV(ドメスティックバイオレンス)やモラルハラスメントを受けているといったケースもあり、その中にはどう見ても被害側にはどうしようもないケースが見受けられるように思うのだ。


っと、これを読んでいるそこの「夫がアスペルガー」族のアナタ、このページを、「おお、またどこまで行っても傍観者なアスペルガーが鑑賞者的に書いている」と思ったら大間違いですよ。私は高機能自閉症の元夫からのモラルハラスメントとDV(ドメスティックバイオレンス)が原因で離婚して今もPTSDかかえて治療中の身です。


さて、今は私はPTSDかかえつつも再婚した夫(これもやはりかなりアスペルガーっぽい)と2人の子ども(アスペルガー診断済みの息子と怪しげな娘)に囲まれ平和なけっこう幸せな暮らしをしているのだが、元夫と今の夫とで何が違うのかというと、決定的に違うのは本人の自己評価である。


今の夫アスペルガーっぽいながらも自己評価がとりたてて低いこともないのだが(どっちかっていうと高めだと思う)、それに対して元夫(以下Aさんとしておこう 高機能自閉症である)は自己評価が極端に低かった。そんなAさんにとって同じ自閉圏の人間でもとりわけ自己評価が低い訳でもない私の意見というのは、往々にして彼の自己評価を相対的に下げるという危険性を帯びたものになってしまっていたのだろうと思う。

受験の失敗や仕事でうまくいっていなかったのも災いした。

つまりはこれら全てがパニックを引き起こす原因となってAさんは徐々に攻撃的になっていったように思うのだ。


ちなみにAさんは親との関係が非常にぎくしゃくしたもので「変な子」「キ○ガイ」などとののしられて暴力もうけて育っていた。


最終的にAさんの攻撃は私へのモラルハラスメントから命に関わりかねないDVに移行して離婚に至った訳だが、Aさんのような自己評価が極端に低くなるというような二次障害にはネット上で見かける深刻な例でもしばしばあるのではと思う例が多い。


さらに、とりわけ親との関係の中で自己評価が低くなっているものが不可逆性が高く(つまりは自己評価の回復がむずかしい)配偶者との深刻な問題を引き起こす例が多いのではないかと推測するのである。



結局これが私が親御さんへのメッセージ、を書きたくなったり二次障害防止をサイトのスローガンにしてしまうなどの理由である。


★おまけ
 やっとこの話題が書けるようになったと言うことは私も少しは回復したってことかな(半年前は怖くて書けなかったろうなあ…)
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コメント

私の場合、例えば私が運転中にその人が車の助手席に座っていた時に、どっちに行っても同じ場所に着いて到着時間も変わらないというのに自分が思っている道順と違うと大声で間違えている何でこっち行くの馬鹿なの?などと言われたり、ある話しの途中で、おみやげを貰ったという言い回しとプレゼントを貰ったという言い回しで言い方が違ったりすると『違うの!プレゼントじゃないの!おみやげなの!』と自分の脳内だけでどうでも良いものごとに異常にこだわっていて話しを横道に逸らそうとしてくるので相手をしていると疲れる。

こちらがどっちでも同じだよと、或いは同じ意味だよと指摘しても決してわかろうとしてはくれないので腹を立たせて言い争いになると、今度は『何でそんな酷い事をするの。あなたがそういう言い方するからこうなるんでしょう。頭悪いね~。』などと言われ、ここで全部言うのは長くなってしまい不可能ですがほのめかしをした挙げ句の果てには『私は何も言ってないから。そんな事は言っていません。』と責任を全部こっちになすりつけてくる。もうやだ。
名無しさんへ
だいぶお疲れのようですね。
御身お大事になさってください。
お陰さまでブログ見れてます~❤
感覚過敏でメールした者ですv-22
前みたいにうろついてはコメしてます。
あっちこっちですみませんv-206

NHKの放送の中で「お帰りなさいませ旦那様」と
おっしゃってた理由はこの過去の為でしょうか。

私もアスペルガー症候群ながら、
そんな風には迎えないなと(未婚なので両親に)
不思議に思ったシーンなんです。
こんにちは。
コメント書かせていただきます。

私の場合、アスペルガーとADHDを持っていて、二次障害で自己愛性パーソナリティ障害も持ってます。

診断は26歳の時で、所謂大人の発達障害な状態ですね。

色々有って、発達障害のことも二次障害のことも受け入れられて、改善しようとも思えて、その為に努力してきたとも思っています。

それは偏に、支えてくれるパートナーのおかげで、自分は幸せな環境に居るなと、主にネットや書籍の中から周りを見た時に実感します。

自分がどうして色々なことが出来なかったり、他人とうまくいかないかてんで見当もつかないという人も多いでしょうから。
それはとても苦しいことだと、身を以て知っているからです。

ただそれでも、人としての考え方、振る舞い方の正解が分かっていても、敢えて間違いを犯してしまう。

「もっと自分を見て、大切にして。」
「あなたなら私が今こう感じているのは分かるはず。」
「だから、もっとこうしてよ!」

パートナーや様々な人のおかげで導き出せるようになった正しい答えに、それらの気持ちが無理矢理フタをして、押しつぶして、いじけてみたり、してしまうことがあります。

もうしないで済むと、思っていたのにね。
もちろん、それをしない選択肢を選べたのに、選ばなかった自分の過ちであり、甘えです。

人付き合いもうまく出来ず、仕事も有り得ないレベルのミスを日常的に連発して、改善しようと思っても出来ない出来ないで生きてきた。

そしてそんな自分は一生独りと達観して、寂しさに慣れた気になって何も感じないと強がってきた。

そんな26年間が邪魔をして、世界に対しての復讐心が、なかなか消せないのです。
例え逆恨みと内心分かっていても。

自分を受け入れてくれない世界を、私も受け入れない。
自分を攻撃して、排除する世界を、出来ることなら壊してやりたい。
でもそんなことは出来ないから、何かにあたる。

正直に言ってしまえば、ニュースで無差別殺人の事件なんかを見たときに、動機すら知らないクセに、犯人の心を勝手に推測して、そちらに感情移入する。

そんな思考回路です。

私のモラルハラスメントな部分、逆恨みな思考は、発達障害のためでなく、二次障害の自己愛性のためで、自分が何故そんなパーソナリティ障害を得たか、必死になって思い出し、考えて、答えは出て反省していても、いつでもそれを抑えているということは、とても難しいです。

この考え方や、そもそも二次障害のせいにしている部分を甘えと取る人は多いかもしれないし、私自身、甘えだと思うことの方が多い。

だけどそんな根性論ではどうしようもないから、半ば趣味で勉強していた心理学やNLPの知識を総動員して、甘えだという気持ちを押し殺して、とことん客観的に考えて、私は自分の三つの障害と言われるものを受け入れて、改善のために出来ることを探しました。

何が言いたかったのかといえば、きっと発達障害だというただそれだけでは、そこまで大きな問題ではないと思うのです。

そもそも私は発達障害は障害と言うよりも、脳のつくりが違うことによるある種の個性。
引いては同じ人間でありながらも違う生き物であって、だけどどちらも人間だから人権があるし、互いに尊重しあえるし、互いの得手不得手を補い合えば良い。
と思っている、ある意味ポジティブなアスペルガーです。

けれど、二次障害は百害あって一利なしです。
どんな優しい気持ちも、身に付けた他人への正しい思いやりも、押し込めてしまうことがある。

せっかく自分自身というものを知って、これからどうすれば良いか、どうすれば幸せになれるかの見通しを立てられるようになっても、虎視眈々と心の中の暗がりから狙い続けて、邪魔をしてくる。

私にとって二次障害、自己愛性とはそういうものだし、少なくとも自己愛性に関しては、寛解はすれど完治は一生有り得ないと思っています。

けれどそれも、考え続けて訓練し続ければ、絶対に二次障害で自他共に傷つけずに済むように出来る。

そんな結論を自分の中で得ました。

けれど、そもそも二次障害なんてないほうが良いに決まってる。

二次障害自体も、それに至る過程もとても苦しいものだし、そこから抜け出すのはもっと大変で、失敗すれば死ぬまでひとりぼっちで、そのクセ死ぬほど素直じゃないから、みんな周りが悪くて自分が正しくて、だから自分が傷つく道理はないと、寂しさすら認められない。

発達障害自体は悪いものでもなんでもない。
それを受け入れられないことのほうがよっぽど悪い。

子供のうちから、まずは親が我が子のそれを受け入れて、きちんと、愛情いっぱいに育ててあげて行って欲しいです。

大人になってから気付いても、自分で自分を認めて受け入れてあげて、少しずつでも出来ることを増やして、自分を幸せにしてあげてください。

それが、結局は他人、ここでは主に配偶者さんを傷付けない、関係を修復していくことのスタートと、私は思います。

最後に私は発達障害の診断から、まだ半年程です。
以前の自分と比べて半年で随分とたくさん考えることができるようになったと思いますが、それが誰かの希望になればと切に思います。


人のブログのコメント欄にて、長々と失礼しました。
思い悩んでる時に読ませて頂き、力をもらったのと、二次障害防止をスローガンにしているということに感じるものがあって、コメントさせて頂きました。

お邪魔であれば、削除お願いします。

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