「配偶者がアスペルガー」問題のストレスパターン

配偶者がアスペルガー問題にもうちょっと突っ込んでみる。
あちらこちらの掲示板を眺めていたら、「配偶者がアスペルガー」問題では一定のストレスパターンの組み合わせでできているような気がしてきた。

配偶者がアスペルガー症候群或いは自閉圏という夫婦(カップル)でのストレスパターンは多様だが以下のようなものが多いようだ。

 A「気持ち(どう感じているか)が
      (言わないと)伝わらない」
                →不信・不安・怒り・落胆
 B「気持ち(どうしたいか・して欲しいか)が
    (雰囲気や間接的な表現では)伝わらない」
                →不満・怒り・落胆
 C「気持ち(気分)が共有できない」→不信・不満・不安・落胆
 D「何かと(ことばで)衝突する」→疲れる・恐怖
 E「何でも自分のせいにされる」→怒り・抑うつ
 F「何をしたいのかはっきり言っても曲解される」→怒り・落胆
 G「配偶者ののアスペルガー的
    行動・言動が受容できない」→不満・怒り
 H「配偶者が癇癪orパニックを起こす」→怒り・恐怖

A~Cは定型発達者とアスペルガー症候群者の組み合わせでよく起こるだろう。脳機能の問題という観点で見るに、A~Cは本質的にアスペルガー側がどうすることもできないだろう。(表面づら合わせることはできるかもしれないが、家庭内でそれやれってのは酷な話しである)


自閉症をスペクトラムという見方をするのであれば、自閉圏内同士のカップルであっても、自閉傾向に差異があるカップルではA~Cの問題は起こりうるように思う。

ABの問題は「はっきりことばにする」ことで問題の重大化を回避できるだろう。

C…これは定型発達者側があきらめるか、定番パターンをアスペルガーサイドが覚え込むことくらいしか対応策がないだろう。

EGH…これは程度とコントロールの問題で、二次障害がないケースでは定型側の物事の伝え方の工夫、アスペルガー側のソーシャルスキルのトレーニングによって何とかなるものだろう。
ただ、二次障害が絡んだり、モラルハラスメント・DVに至るようなどうにもコントロール不能な場合は関係解消しかないケースも多いように思う。

F…Gの一部であるが、これ、けっこう厄介なので単独で取り上げてみた。人生の重大な局面に事がおよぶケースはアスペルガー者のファンタジーの中に相手の虚像が存在しているといったものだろう。実はパートナー関係が結べていないといったところだろうか。付ける薬は…ないと思う。重大なD・Hへの芽だと私は考える。


でもまあ、一つでもけっこう大変だなあ…と、つくづく思う。
三つか四つ重なったらそりゃ苦痛だなと思うのである。




ちなみに私の離婚のケースではアスペルガー(私)と高機能自閉症(元夫)という自閉どうしの例であるが、A~Hまでフルセットである。但し、A~Cのストレッサーになったのは多分私で、DEGは双方がストレッサー、FとHのストレッサーとなったのは元夫だと思う。


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コメント

狸さん自身はアスペルガーで元旦那さんは高機能自閉症となさっていますが、違いはあるのでしょうか?コミニュケーション能力が比較的高いのがアスペルガーでよかったでしょうか?
白竜さんへ
一応、幼児期の言語発達の遅れがある場合が高機能自閉症と分類されていますね。

元夫は幼少時に言語発達の遅れがあったタイプで幼少当時自閉症と診断されていましたので、一応そのように記載しています。

私はアスペルガー症候群という診断をいただいています。幼少時の言語の遅れがなかったからかな。

ではでは。

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