だがしかし、それはアスペルガー症候群者がアスペルガー症候群者と鑑別されるための知識や、または療育のために掴んでおかねばならない特徴であったりする。アスペルガー症候群者自身が定型発達者社会の中で生きぬいていくためにどう自らの障碍を理解しておいたらいいかの指針になるような知識ではない。
定型発達者と比較して、アスペルガー症候群者がどうであるのかを意識することによってアスペルガー症候群者自身は社会の中でどうたち振る舞えばより定型発達者や彼らを中心とする社会との軋轢を少なくすることができるではないかと思うのだ。
そういった観点からのアスペルガー症候群情報が集積されていくことを期待する
…って、期待するだけじゃしょうがないので、こうかな~と思うのをちょっと列挙してみる。
・定型発達者に比して"群れ"意識が非常に希薄である。
・定型発達者に比して状況依存しない言語を用いたがる傾向がある。
・定型発達者に比して見通しがたつことを非常に重要視する。
・定型発達者に比して興味・関心の対象はは狭く・かつ深い。
・定型発達者に比して感覚が過敏である場合が多い。
・定型発達者にはあまりない「混乱」という現象に見舞われる。
まだまだあるだろう。
とにもかくにも「生き抜いていく」為の知識が欲しい、そう思う。
- 関連記事