取り上げられたのは沖縄の精神科医、後藤健治氏。
後藤氏はADHDで、ネット上で発達障害に関するブログを書いている。また、自らのサイトに「偏屈者宣言」というものを掲載している。
後藤氏のブログはこちら
後藤氏の「偏屈者宣言」はこちら
実は後藤氏のブログはちょっと前からチェックしていた。
さて、放送で私がひっかかったのは後藤氏が「偏屈者宣言」をするきっかけになったという奥さまのひと言。
「発達障害の人は身勝手だ」
というものである。
どうにもこれが私のアタマにひっかかるのだ。
私は後藤氏とは違うアスペルガー症候群である。しかし、私もこの「身勝手」という言葉を浴びせ続けられて生きてきた。
小学校や中学校ではでクラスメイトに、そして教師に年中そういったことを言われてきた。母親にもときどきは言われている。
私にはこの「身勝手」という単語自体がよくわからない。
歳をとるにつれ「こうしておけば身勝手といわれない」というのはおぼろげながらわかってきた部分がある。
しかしながらどうにもピンとこないのが、定型発達者が発達障害者に対し「身勝手」と感じてしまう心理はどういったものなのかということなのである。
私の息子も夫もアスペルガーだが(息子は確定、夫はたぶん)、私自身は彼らに対し「身勝手」と思ったことはないのである。だから尚更謎が深まる。
定型発達者が発達障害者に対し「身勝手」と感じてしまう心理はいかなるものであろう?先だって記事にした定型発達者の「チーム感覚の維持」心理だけでは説明のつかない部分があるような気がするのだ。
しばらくこの謎解きに取り組んでみようかと思うのである。
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